第23回「医師監修 – 盲腸(虫垂炎)の徹底解説:症状、治療と予防」

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【医師監修】盲腸(虫垂炎)の徹底解説:症状、治療と予防

海外住んでいると、急な腹痛に襲われたとき「もしかして盲腸?」と不安になることもあると思います。そこで今回は、盲腸とはどんな病気なのか、その原因や自分で判断するときの基準などを探ってみました。

虫垂炎(盲腸)とはどんな病気?

小腸と大腸の間にある盲腸に付いている、5〜10cm程度の突起を虫垂といいます。この虫垂が、異物や糞石(大腸の内容物が固結して石状となったもの)などが原因で閉塞し、炎症を起こす病気が虫垂炎で、一般的に「盲腸」と呼ばれています。急に激しい腹痛をもたらす病気を「急性腹症」と呼びますが、虫垂炎はその中で最も多い病気です。
2、3歳くらいの幼児から小中学生、20代くらいまでの発症率が比較的高いですが、高齢者を含め、男女問わずどの世代にも見られます。粘膜のみに炎症がある「カタル性虫垂炎」、虫垂壁全体が炎症している「蜂窩織炎性(ほうかしきえんせい)虫垂炎」、壁に壊死が発生している「壊疽性(えそせい)虫垂炎」に分類されます。

盲腸は生活習慣が原因・・・?

急性虫垂炎は、虫垂に急な炎症が起こることによって発病します。虫垂が炎症を起こす原因は、便が硬くなった糞石など、腸内に長くとどまっている異物が虫垂をふさいだり、虫垂がねじれたりして、血流が悪くなることで発症すると考えられています。
詳しい原因はわかっていませんが、食べ過ぎ、飲み過ぎ、不規則な生活、便秘、過労など、日頃の生活習慣によって症状が誘発されると考えられています。

痛みの位置が移動するのが特徴

虫垂炎は、腹の右下部分が痛むといわれますが、最初は虫垂の根元が詰まって圧迫されるため、初期段階ではみぞおちや、へその周りに痛みが出ることが多く、吐き気や嘔吐、下痢を伴うこともあります。
腹痛は、位置を変えながらだんだんと強くなります。虫垂が化膿している状態のため、放置すると虫垂内に膿がたまり、それが右下腹の痛みになって表れます。痛みでこの部分の腹筋が緊張して硬くなることもあります。この段階では発熱も生じます。炎症を起こした虫垂は、腸内細菌による感染を起こしたり、外部からの細菌で炎症を起こしやすくなったりします。
さらに悪化すると穴が開いたり破裂したりして、膿が腹腔内へ流れ出て、腹膜炎などを起こし命にかかわることもあるので注意が必要です。前述のように痛みを感じる場所が、進行具合によって移動するのが虫垂炎の特徴ですが、こうした経過をたどらないケースも少なくありません。乳幼児は腹全体が痛いと感じ、高齢者はそれほど痛みを感じないこともあるようです。

子どもの腹痛はよくありますが、虫垂炎で膿が広範囲に広がると高熱が出て、おなかを触られるだけでも痛がり、痛みから背中を丸めた姿勢になることがあります。虫垂炎と同じような場所が痛くなる病気でよく間違われるものに、大腸憩室炎、急性腸炎、附属器炎、腸間膜リンパ節炎などがあります。いずれも炎症を起こしているので、腹痛とともに熱が出たり白血球が増加したりします。

病院に行くべきかの判断は?

虫垂炎は、発見が遅れると危険な合併症をひき起こしますので、早期の発見と治療が必要です。自己判断の基準として、みぞおちから右下に移動するような腹痛を感じたら、痛い場所を上から手で押してみます。押しても痛みを感じなければ、便秘や軽い腸炎、痛みがあれば虫垂炎の可能性があります。押したときより手を放したときのほうが痛い場合は、腹膜炎の特徴的所見で、腹膜への炎症の波及が疑われます。
子どもの場合は、まずは触ってみて嫌がらないかどうか判断の目安になります。痛みを伝えるのが難しい幼児の場合、食欲不振、嘔吐などの症状などで判明することもあります。いつもと違う様子なら、早めに医療機関を受診することをお勧めします。

以下の症状がみられている場合は、早めに病院に行くようにしてください。

  • 発熱と腹痛がある
  • 腹痛と吐き気、嘔吐が続く
  • 食事がとれないほどの痛みがある
  • みぞおちや右下腹部に鈍痛が続く
  • 歩くと右下腹部に痛みが響く
  • みぞおちの痛みが右下腹部に移動した

上記ほどではないけど気になる症状がある場合、慢性的な痛みがある場合、判断がつかない場合は、ヨクミルで消化器内科、総合診療科などの先生に相談してください。

監修:医師 野田一郎氏

ヨクミル利用者の声

ヨクミルでオンライン医療相談をご利用いただいた方からの声をご紹介します!医療機関の受診のハードルが高い産婦人科は、ヨクミルでも人気が高い相談科です。

「いつでも相談してください」と言われて心強かった!
アメリカ在住/50代女性 Mさん

閉経後に子宮筋腫があると診断され、手術を含めて今後の治療方針について相談しました。手術の種類について教えていただき、検査を受ける予定があったので、「その結果で異常がなければ、年齢的なものを考慮して様子を見ることも選択肢として考えましょう」と言っていただきました。こちらの先生達もよく話しを聞いてくださいますが、細かいことが分からないままになっていたので、日本語でお医者様に相談できることで、こんなにも安心できるのだと感じました。最後に「いつでも相談して下さい」と言ってくださったのが心強かったです。

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第22回「中高生の肌悩みNo.1「思春期ニキビ」!その原因は?」

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中高生の肌悩みNo.1「思春期ニキビ」!その原因は?

ある化粧品会社が行った、全国の中高生とその母親へのアンケート調査(2019年2月16日〜18日)によると、64.9%の中高生が「ニキビ」に悩んでいると回答しました。そこで今回は、ニキビができる原因、ニキビの種類などについて探ってみました。

なぜ思春期にニキビができやすくなるの?

思春期ニキビとは、10代から20代初めの成長期にホルモンの変化によって発生するニキビのことです。額や鼻など皮脂が多いTゾーンにあらわれやすく、ホルモンバランスが安定してくると自然と治っていきます。思春期は、皮脂の分泌が増加し、毛穴が詰まりやすくなる傾向があります。その結果、ニキビや吹き出物が発生しやすくなるのです。

思春期ニキビができる毛穴が詰まりの原因は、主に2つです。1つは、思春期におけるホルモンの変化です。思春期には、性ホルモンである「テストステロン」の分泌量が増え、皮脂腺を刺激し、皮脂の分泌を増加させる作用があります。この増加した皮脂が毛穴に詰まり、細菌の繁殖や炎症の発生を引き起こして、ニキビや吹き出物の形成につながります。
もう1つは、思春期には皮膚のターンオーバー(新陳代謝)が活発に行われるため、古い角質が毛穴に残りやすくなります。これも毛穴の詰まりを促す要因です。

心や環境の問題も思春期ニキビの原因に!

しかし、思春期ニキビの発生には個人差があり、遺伝的要因や生活習慣、ストレス、食生活なども関与する可能性があります。一般的には、小学校の高学年から中学生頃にでき始め、高校生の頃にピークを迎えます。成長期が終わった20歳前後になると、皮脂の分泌が落ち着いてきて、自然とできなくなるものです。
10代は身体が大きく変化するだけでなく、通学・部活動・受験など、生活も忙しくなる時期で、心もアンバランスになりやすいため悩みも複雑です。ニキビができると視線が気になって前髪を上げられない、鼻や頬など隠せない部分にできると気持ちが落ち込んで勉強や部活に集中できない、といった悩みを抱えている10代は多いと思います。また、思春期にニキビができると劣等感や恥ずかしさから、自分に自信が持てなくて友人との付き合いが消極的になることも・・・。
反抗期などで、親や友人など身近な人にも相談しにくいと感じて、悩みを打ち明けられない人もいれば、ニキビができない人がうらやましくて、イライラをぶつけてしまうこともあります。
したがって、思春期ニキビはホルモンの変化だけでなく、心のバランスや環境の変化など、複数の要因が組み合わさっていると言えます。この悩みを少しでも解消するために、正しい知識を身につけましょう。

ニキビにはどんな種類があるの?

思春期ニキビは、脂っぽい肌にできやすく、季節的には春から夏にかけて増えます。思春期にできたニキビは炎症のある「赤ニキビ」へと進行しやすく、さらに「黄ニキビ」へと悪化して、クレーター状に肌がへこむ「ニキビ跡」になりやすいのが特徴です。このようにニキビは、白・黒・赤・黄の4種類のニキビに分けられます。それぞれ特徴や原因の違いを解説します。

白ニキビ(閉塞性コメドまたはホワイトヘッド)

毛穴の詰まりによって、皮脂や角質が閉塞されたニキビの初期段階です。肌細胞の生まれ変わりである「ターンオーバー」がうまく行われないと、角質が厚くなって毛穴をふさぎ、皮脂が毛穴の外へ出られなくなります。表面が白く見え、毛穴が詰まっているため目立ちますが、炎症がないため赤みや腫れはありません。

白ニキビ(閉塞性コメドまたはホワイトヘッド)
毛穴の詰まりによって、皮脂や角質が閉塞されたニキビの初期段階です。肌細胞の生まれ変わりである「ターンオーバー」がうまく行われないと、角質が厚くなって毛穴をふさぎ、皮脂が毛穴の外へ出られなくなります。表面が白く見え、毛穴が詰まっているため目立ちますが、炎症がないため赤みや腫れはありません。

黒ニキビ(開塞性コメドまたはブラックヘッド)
白ニキビを放置していると、毛穴の詰まりによって皮脂や角質が酸化し、黒色に変化した状態です。表面が黒く見えますが、白ニキビと同様に炎症や腫れはありません。

赤ニキビ(パプル)
赤く盛り上がった炎症性のニキビで、毛穴の中で皮脂をエサとしてアクネ菌が増殖し、赤みや腫れなど炎症を起こします。触れると痛みを伴うことがあります。これは、毛穴の詰まりによって細菌が増殖し、炎症反応が起こることで形成されます。赤く腫れているため、目立ちやすくなっています。

黄ニキビ
炎症が悪化して、黄色っぽい膿が中に詰まったニキビです。一般的には赤ニキビや白ニキビの進行形態として現れ、細菌感染が進行していることを示すことがあります。

無月経が続いていたり、体毛が濃くなったりしている場合には、多嚢胞性卵巣症候群(たのうほうせいらんそうしょうこうぐん)によるホルモン異常があることもありますので、ヨクミルで皮膚科の専門医に相談してください。

監修:医師 野田一郎氏

ヨクミル利用者の声

ヨクミルをご利用いただいた会員様からの声をご紹介します!

図を見ながらの解説がとても分かりやすい
カナダ在住/30代女性 Yさん

耳の自閉感、鼻詰まりについて相談しました。特に耳は、詰まっているような、こもっているような違和感が続いていたので、耳鼻咽喉科の先生に相談しました。
先生が耳の構造図を使って、一緒に画面で見ながら細かく説明してくださったので、自分の症状をよく理解することができました。親身になって話を聞いて、落ち着いた口調で丁寧に説明してくださり、とても好感が持てる先生でした。 相談が終わった後も、先生が記入してくださった相談内容をいつでも確認することができるので安心です。こちらで購入できる市販薬なども教えていただけて、大変助かりました。ありがとうございました。

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第21回「もしかすると多汗症?セルフチェックで確認しよう」

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もしかすると多汗症?セルフチェックで確認しよう

暑い日が続き、汗を気にする時期です。汗をよくかく方の中には「自分は多汗症かも・・・?」と思う方もいるかもしれません。そこで今回は「多汗症」の症状や原因、対策・予防法についてご紹介。セルフチェックもあるので、「多汗症かも・・・?」と思ったことがある方はぜひか自分で確認してみよう!

多汗症とは・・・?

多汗症とは、異常な量の汗をかく状態を指します。汗は運動をしたときや、辛い物を食べたとき、緊張したときなどの熱や運動に関連してかくものです。しかし、多汗症になると汗をかく状況ではなくても多量に汗をかくようになります。 多汗症には、脇や手・足など限定された場所のみに汗をかく場合と、全身に汗をかく場合があります。また、思春期前後から多汗症を発症することもあれば、成人期になってから多汗症を発症することもあり、人によってさまざまです。

多汗症の種類

多汗症には、手の平など局所的に多量の汗をかく「局所性多汗症」と、全身に多量の汗をかく「全身性多汗症」があります。何らかの疾患によって引き起こされる多汗を、「続発性多汗症」とよばれ、全身性多汗症の場合は甲状腺機能亢進症や糖尿病、低血糖、高血圧などが、局所性多汗症の場合は精神的な緊張や末梢神経の損傷などが原因となり得ます。また、原因が特定できないものを「原発性多汗症」といわれ、自律神経の調整がうまくいかないことや、家族内で発症することもあるため遺伝的な要素も疑われています。

多汗症の主な原因は?

局所性多汗症の最も多い原因は、精神的緊張によるものといわれており、手の平と足の裏以外の局所性多汗は、神経疾患が原因のケースが多いです。またこの他に、抗うつ剤や抗不安薬、内服薬の非ステロイド系抗炎症薬、ステロイド剤などを使用している場合は薬の影響での発汗の可能性が高いので、医師、医療機関に相談しましょう。

多汗症セルフチェック!~自分が多汗症かどうかチェックしよう~

以下の項目に該当する場合は、多汗症の可能性があります。

  • 足のニオイが気になる。
  • 手の平が汗ばんでいることが多い
  • 体臭などを指摘された経験がある
  • 運動した後でもないのに汗をかくことがある
  • 暑くないのに汗をかくことがある
  • 文字を書いたりしたときに紙が濡れる

日常生活で、上記のような症状を、頻繁に感じる場合は、多汗症である可能性が高くなります。また、生活リズムの乱れ、飲酒・喫煙なども多汗症を亢進させる原因になると考えられるので、自身の生活についても振り返ってみましょう。

多汗症を予防するには?

多汗症を予防するには、下記のような生活を心掛けましょう。

食生活
栄養バランスの整った食事を心掛けるのはもちろんのこと、そのほかに、辛味や酸味の強いものは、交感神経の働きを優位にする作用があるため、食べると汗をかきやすい状態になります。多汗症に悩んでいる方は、このような刺激物の摂取は控えましょう。また、カフェインも交感神経を優位にする働きがあるため、コーヒーなどのカフェインが多く含まれるものは避けることをおすすめです。

生活習慣
上で紹介した通り、飲酒や喫煙も多汗症に影響を及ぼすと考えられているので、飲酒や喫煙を控え、適切な時間帯での十分な睡眠などの生活習慣の改善も必要です。

リラックスしよう
多汗症の予防には、リラックスをして、緊張状態から解き放たれる時間をつくることが大切です。趣味の時間やリラックスする時間づくりを習慣づけましょう。

これらはいずれも、ストレスなどによって交感神経が優位になることが原因の発汗を防ぐための手段です。神経の障害など、他の原因による多汗の予防にはなりません。

多汗症の治療法は?

多汗症の治療は、原因や症状のレベルによって異なります。

  1. 外用薬を使用する
    汗腺を塞いで汗の分泌を抑える「塩化アルミニウム液」を患部に塗るのは有効な方法です。
  2. ボツリヌスの注射
    ボツリヌス菌の毒素を患部に注射し、汗を抑える方法です。腋窩以外は保険適用外の治療になるため、費用や効果を確認が必要です。
  3. その他
    内服薬を使用する
    保険適用の臭化プロパンテリン、適用外のコハク酸ソリフェナシン、オキシブチニンなどといった内服薬による治療もあります。

    漢方薬を服用する
    多汗症の治療に漢方薬が使われることもあります。多汗症の種類によって処方される漢方は変わります。防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)、白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)、竜胆潟肝湯(りゅうたんしゃかんとう)などが使われます。

また、糖尿病や神経障害などの疾患が原因の場合は、上記のような治療をするだけでなく原因となる疾患の治療が必要です。「多汗症かも?」と悩んでいる方は、そのままにせず、まずは医師に相談しましょう。

ヨクミルでは、気になる病気や症状の相談だけではなく、日常にまつわる健康や漢方、健康診断の不安ごとなども相談できる医師が多くいます。オンラインなので、都合の良い時間に人目を気にせずに安心して相談できますよ。

監修:医師 野田一郎氏

ヨクミル利用者の声

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患部やMRI検査結果も見てもらえる
タイ在住/40代女性 Tさん
相談内容:足の怪我の治療方法について(整形外科)

こちらの病院で提案された足の怪我の治療方法について、どちらの選択肢が良いのか相談しました。MRI検査の結果を事前にお送りして、当日はカメラで患部を映して痛む場所などを確認してもらい、怪我の状態、治療法の例などを説明していただき、リハビリ方法などもアドバイスいただきました。

とても親切に対応してくださる先生で、説明もわかりやすかったです。怪我の状態を詳細に伝えられるし、治療の不安なども理解していただけるので、日本のお医者さんに直接相談できたことが本当にありがたかったです。 相談前にデータを送ることができ、相談後には相談記録を共有してもらえることもとても良いと思います。今後もぜひ利用させていただきます。

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第20回「病気になりにくい体へ!免疫力を高めるには?」

『Yokumiru(ヨクミル)』は、ご自宅などのお好きな場所からPCやスマホで日本人医師にオンライン医療相談ができるサービスです。この連載では、ヨクミルより毎日の生活に役立つ医療や健康情報をお届けします。

病気になりにくい体へ!免疫力を高めるには?

季節の変わり目や、急激な温度変化が起きると風邪をひきやすかったり、なんだか眠い日が続いたり…体調が気になる時期でもありますよね。最近では免疫に関する様々な飲料が発売されるようになり、「免疫」という言葉を身近に感じるようになりました。今回は、免疫力を向上させる方法や漢方薬の働きなどについて探っていきます。

免疫力とは?高めるとどうなる?

「免疫」とは、体の中に侵入した異物を排除するシステムのことを言います。病原体の毒力と免疫力のバランスが取れていれば、感染しても発病には至りませんが、免疫力が毒力に負けてしまうと発病します。そして発熱は、風邪をひいた際にウイルスを殺そうとして起きるもので、免疫がしっかり働いている証拠になります。免疫力を高めることで、先述した毒力とのバランスが保ちやすくなります。
幼児が土いじりをして丈夫に育つというのは、土の中に存在する様々な微生物を体内に取り入れて、免疫システムが鍛えられるからです。大人も免疫力を鍛えられますが、免疫に疾患のある方、免疫力が低下する高齢者の方は、微生物には毒素を産み出すものもあるので、土いじりには注意してください。

免疫力が落ちてしまうので注意

どんな生活をしていると、免疫の働きが落ちてしまうのでしょうか?現代の私たちは夜遅くまで活動できる環境にあるため、週あたりの平均睡眠時間が40年前と比較し、30分ほど短くなっています。また、睡眠時間が短い大学生ほど風邪をひきやすいという研究もあります。睡眠はしっかり確保しないと、生活習慣病など様々なリスクを引き起こすので注意したいですね。
食生活の偏りも免疫力の低下を引き起こします。免疫細胞や筋力の材料となるのはタンパク質ですが、近年の日本人において、摂取量は減少傾向にあります。コンビニなどでもタンパク質に特化した商品を手に入れやすい環境になった現在と、1950年代とでは同程度の量しか摂取されていません。そして厚生労働省は、野菜1日350gを摂取することを推奨していますが、実際は働く世代で1日300gを下回っていて、日本ではなかなかこの目標に到達できていないという現状もあります。

免疫力をアップしよう!

免疫力を向上させるには、基本的ですが食事・睡眠・運動が世代関わらず大事になってきます。バランスの取れた食事は、免疫細胞を活性化させるものや、細胞のエネルギーとなる物質を摂ることが出来ます。
そして、体の働きをリセットするためには、質の良い睡眠が欠かせません。また、適度な有酸素運動はストレス解消と同時に体温を上げ免疫細胞が働きやすい状態にしてくれます。このようにバランスの取れた食事・睡眠・適度な運動は日常的なことですが、体の健康を維持するのに大変重要になります。

免疫力の底上げに漢方薬

日本では漢方を処方する病院が多くありますが、最近アメリカなどでも漢方への注目度が高まっています。西洋医学は、患者さんに表れている症状に対して薬を服用します。一方漢方では、体の中の乱れた機能を治すという考え方があり、また副作用が少ないのも特徴です。 漢方は、自然の草木から成る生薬を混ぜ合わせて煎じて用いる薬で、何百種類という様々な化合物からから成り立っています。漢方薬の中には、感染症の治療や予防に用いられるものもあります。免疫細胞が持つ異物排除能力を高める、あるいは抗体を生み出すのに関わる調合があることもわかっており、免疫力の向上に有効であることが研究でも証明されています。

ヨクミルでは、気になる病気や症状の相談だけではなく、日常にまつわる健康や漢方、健康診断の不安ごとなども相談できる医師が多くいます。オンラインですぐに相談できる上、人目を気にせずに、自宅などでリラックスして相談できます。子どもやパートナーの相談もできるので、お気軽にご利用ください。

監修:医師 野田一郎氏

ヨクミル利用者の声

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気になることがすぐに専門医に相談できる
カナダ在住/40代女性 Rさん
相談内容:血液検査での腎臓の数値について(総合診療科)

血液検査の結果が気になったので、先生に送っておいたら相談前に情報収集をしてくれていました。その結果、日本と北米での検査値の違いということが分かって、安心できました。
北米では緊急ではなければ、専門医にかかるまで数ヶ月待ちというのが通常です。ヨクミルは、すぐに日本語で専門医と直接話せるので、不安が即解消できるのが良いですね。次回、血液検査と尿検査を受ける際の注意点や、現在服用中のお薬についてのアドバイスもいただけました。今回の先生は二度目の相談ですが、いつも明るくお話をしてくださるので、こちらも明るい気持ちになれて嬉しいです。

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第19回「子どもの人見知りが激しい…和らげる方法はある?」

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子どもの人見知りが激しい…和らげる方法はある?

最近、自分の子どもが親以外の大人に抱っこされると、泣き始めたり、嫌がるようになったりするなぁと変化を感じるようなことはありませんか?このままだと、人見知りがずっと続くかもしれないと心配になりますよね。
今回は子どもの人見知りに焦点を当て、原因や和らげる方法などをご紹介していきます。

「子どもの人見知り」とは?

親以外の大人に抱っこされるのを嫌がる、または親の後ろに隠れてなかなか前に出てこないなど、恥ずかしがっているような様子を人見知りと呼んでいます。一般的に、生後6〜8ヶ月の赤ちゃんに人見知りが始まる傾向があります。それから1〜2歳までの間にしなくなっていくと言われていますが、実際は個人差があります

例えば3歳頃に人見知りをしなくなる子、そのまま大人になっていく人などいるので、ひとまとめに何歳までとは言えないようです。そもそも人見知りしない子もいるので、全員に共通の悩みとは言えませんが、子どもが人見知りをすることには、どんな原因があるのでしょうか?

人見知りする原因

赤ちゃんが人見知りするのには、単に「怖い!」という感情だけではなく、意外にも好奇心を強く伴っているために人見知りしているようです。親の後ろに隠れつつも、初めて会う人の様子を覗き込むには、この「怖い」と「好奇心」で葛藤しているためだということが、最近の研究で明らかになっています。
また、赤ちゃんが親以外の人に人見知りをするのには、親とそれ以外の人という区別ができるようになった証と言われています。これもまた成長に伴うものなので心配しすぎることはないようです。

人見知りを和らげるには?

人見知りをする赤ちゃんは、初めて会う人の目をよく見る傾向にあります。しかし、自分に目を向けられてしまうと顔を背けてしまうので、赤ちゃんの目を見ずに接して、赤ちゃんからよく観察してもらいます。そうして見慣れた人になっていくことで、過度に怖がることがなくなっていくでしょう。
また、親と仲良しな様子を赤ちゃんに見せることも有効です。この人と会うとパパやママは嬉しそう!ということが理解できると、初めての人に対する恐怖心を和らげることができます。人見知りを治そう!とするより、赤ちゃんに「怖くないよ」ということを少しずつ伝えていくことが大切です

ヨクミルでは、気になる病気や症状の相談だけではなく、こういった「子どもの人見知りが激しい…」「子どもが最近不登校気味で」などの内容も専門医に相談することができます。また、子育て中の親御さんのメンタルの相談などもできます。オンラインなので、都合の良い時間に人目を気にせずに安心して相談できますよ

監修:医師 野田一郎氏

ヨクミル利用者の声

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子どもの心配事も相談できて安心  
カナダ在住/40代女性 Hさん
相談内容:子どもの夜尿症について(小児科)

カナダでは、専門医に診てもらうまで多くのステップがあり、数ヶ月ほどかかることもあるのですが、今回専門医にすぐに繋がることができて、ずっと心配だった6歳の子どものことが相談できました。子どもの夜尿症は12歳頃までには治るというお話や、日頃の水分量に関するアドバイスをいただきました。また、子供にプレッシャーを感じさせないように気をつけて、上手くいった日にはカレンダーにシールを貼って励ますと良いなど、親としてどうすれば良いか具体的に教えていただき、とても満足できました。

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第18回「睡眠中のいびきが気になる•••それ睡眠時無呼吸症候群かも」

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睡眠中のいびきが気になる•••それ睡眠時無呼吸症候群かも

家族に「寝ている間、いびきかいているよ」とか、「睡眠中、息止まっていない?」と言われたことのある方。それって「睡眠時無呼吸症候群」かもしれません。今回は、いびきや睡眠中に息が止まる睡眠時無呼吸症候群について掘り下げていきます。

睡眠時無呼吸症候群ってなに?

これは眠り始めると、呼吸が止まってしまう病気のことを指しています。睡眠時無呼吸症候群の状態では、血液中の酸素濃度が下がってしまうため、本人は無自覚な目覚めを引き起こます。
無自覚な状態で目覚めたまま、呼吸は再開されるのですが、眠り始めると再び無呼吸状態になり、そして目を覚ますという悪循環が起きてしまうのです。この時、いびきは睡眠時無呼吸症候群のサインとして現れることが考えられます。

いびきというのは、鼻から喉頭までの空気の通り道が狭くなり、その部分に空気が通る時に空気抵抗が大きくなってしまい、粘膜が振動して生じる音です。家族がいびきをかいている、寝ている間の呼吸が止まっているというのは、睡眠時無呼吸症候群のサインと捉えてください。

睡眠時無呼吸症候群が引き起こすリスク

睡眠時無呼吸症候群は無意識の目覚めにより、十分な睡眠が阻害されているので、睡眠不足を引き起こします。そのため、日中の居眠りや疲労感、抑うつ状態が現れることがあります。これを自覚するのは難しいですが、運転中や作業中に思わず居眠りをしてしまい、事故につながるという危険があるので、早急に治療しましょう。

また、心血管系の疾患と合併する危険もあります。例えば高血圧との合併がしやすく、また不整脈については健常者のおよそ2倍発生を高めます。また睡眠時無呼吸症候群の人は、狭心症や心筋梗塞とも合併しやすいことがわかっています。睡眠時の問題は心身ともに悪影響が出るので、早めの対処が必要です。

日常生活でできる改善方法には何があるの?

日常の中でできる改善方法は、気道の確保がポイントになります。肥満の方の場合、体重増加により喉に脂肪がついて気道が狭くなって、いびきをかきやすくなってしまいます。そのため、肥満は生活習慣全般から見直すことで、睡眠時無呼吸症候群だけではなく、そのほかの生活習慣病のリスクを下げることになります。

また、仰向けで寝ることも睡眠中のいびきや無呼吸状態を引き起こしやすくします。
仰向けの状態では喉や首に重力で負担がかかり、気道が狭くなります。眠る時の姿勢としては、横向きで寝るなどの工夫がいいでしょう。
抱き枕などを使うと横向きに姿勢が楽になります。また、気道を塞がず首などに負担がかからないように、枕の高さを調節することも有効です。
そのほかには、過度な飲酒を控えること、口呼吸ではなく普段から鼻呼吸を意識することも改善方法になります。

病院では何科で相談できる?

睡眠時の無呼吸では、鼻づまりや扁桃の肥大などで上気道が狭くなり、いびきや無呼吸が起こることがあります。そのためまずは上気道に閉塞病変がないか、耳鼻咽喉科で確認することが大事です。アレルギー性鼻炎の鼻閉がひどく無呼吸になっていた方の中に、加療によって鼻閉を改善することで、改善した方がいらっしゃいました。また薬などではうまくいかない場合、耳鼻咽喉科で狭くなった上気道を広げる手術を行うこともあります。

最近、日本では一部の大学病院が「睡眠科」や「睡眠センター」と名称を使っているところもありますが、このような閉塞のために起きる病変がなければ、基本的に内科が担当します。原因が分かっている場合、例えばストレスが要因になっているなら精神科、呼吸器のトラブルのために不眠になっているなら呼吸器内科でも相談できます。それでも、なかなか判断がつかない場合は内科か総合診療科で相談してください。

睡眠トラブルには様々な症状があり、多くの方が悩む問題です。すぐに解決したいのに、日本と違って病院の予約が2,3ヶ月待ちというところも多いでしょう。
また、医師に相談したいけど、自分の症状が何科で診てもらうのが良いかわからないという方もいらっしゃると思います。
ヨクミルでは、小児科や内科、婦人科といった専門科以外にも、何科が適しているかわからない方や睡眠に関する相談もできる医師が多くいます。
オンラインで、すぐに相談できる上、人目を気にせずに、自宅でリラックスして相談できますよ。

監修:医師 野田一郎氏

オススメの医師

小畑礼一郎先生 内科・総合診療科

アメリカの病院で内科・集中治療医として勤務している小畑先生は、呼吸器内科の専門医でもあるので、睡眠時無呼吸症候群の相談もできます。些細なことでも構いませんので、心配なことは何でも聞いてください。

ヨクミル利用者の声

海外では、医療システムや言葉の問題で気軽に病院に行くことが難しいことも多いと思います。歯科治療はとても高額な国も多く、女性特有の病気などもハードルが高い分野だと思います。ヨクミルは、気になった時にすぐ予約ができ、自宅などから気軽に日本人専門医に直接相談ができます。ヨクミルを利用したお客様の声をご紹介しますので、参考にしてください。

簡単な操作でスムーズに相談できた
Mさん(カナダ在住/30代女性)歯科に相談

先カナダでは治療費が高額なので、現地で勧められた虫歯の治療方法が適切なのかどうか、日本での一般的な治療法との比較なども含めて相談させていただきました。オンライン医療相談は初めてでしたが、事前に相談医師のプロフィールが確認でき、予約可能な枠も分かりやすく、操作も簡単でスムーズに相談ができました。相談時には、PC画面で歯の構造図を一緒に見ながら説明してくださったので、とても理解でしやすかったです。丁寧に対応してくださる先生で、こちらの話も親身になって聞いてくださいました。相談して良かったです。

デリケートな問題を日本語で相談できて嬉しい
Aさん(アメリカ在住/30代女性)産婦人科に相談

アメリカの病院の受診時に慣れない医療英語を理解するのも、こちらの気持ちを伝えることにも難しさと不安を感じていました。特に、体外受精をするにあたり子宮筋腫を手術すべきかどうかなど、細かな表現やニュアンスを伝えられないし、ドクターは多国籍なので文化の違いにも戸惑っていました。ヨクミルで日本語で相談出来ることが、とてもありがたかったです。先生からは、現在の症状の原因や今後の治療方法などを教えていただきました。日本語でアドバイスをいただいたことで、安心できて励みになりました。

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※ドルのお支払いはその日のレートによって変わります。

第17回「これって何科?頭痛やしびれが気になるときは」

『Yokumiru(ヨクミル)』は、ご自宅などのお好きな場所からPCやスマホで日本人医師にオンライン医療相談ができるサービスです。この連載では、ヨクミルより毎日の生活に役立つ医療や健康情報をお届けします。

これって何科?頭痛やしびれが気になるときは

たくさんの診療科に分かれている病院では、「この症状は、何科で診てもらえばいいのだろう?」と迷う方も少なくありません。また、診療科名を見ても、どんな疾患を担当しているのか分かりにくい科もあると思います。 例えば頭痛は、内科や総合診療科でも診察していますが、慢性的な頭痛となると危険な原因が潜んでいないか見極めが必要になってきます。「たかが頭痛」と軽く考えないで、神経内科(脳神経内科)の意見を聞いてみましょう。そこで今回は、神経内科で診てもらえる症状や、他の科との違いなどを探っていきます。

神経内科で見てもらうのはどんな症状や病気?

神経内科(脳神経内科)は、脳や神経、筋肉や脊髄の病気を診る内科で、体を動かす、何かに触れて感じる、考える、覚えるなどの行為が上手くできない、違和感を感じるときに内科的な診断をして治療します。 主な症状としては、頭痛、めまい、しびれ、歩きにくい、喋りにくいなどがあります。海外では病院の予約が取りづらいケースも多いので、ヨクミルで神経内科医に相談して、早めの対処をしてください。

神経内科と心療内科、精神科で何が違うの?

心療内科は、心の問題が体に異常をきたしている病気を扱います。例えばストレスが溜まって胃潰瘍になったとか、脱毛症になったなどの身体疾患です。 また、精神科は気分の変化、うつ病など精神的な問題を扱います。神経内科の場合は、脳や神経系を診て何らかの病気の証拠を見つける科なので、心の問題は扱っていません。

頭痛の場合

慢性的な頭痛に悩む方は、日本でも700〜1000万人いると言われていて、その多くは働き盛りの女性です。読者の中にも悩んでいる方が多いのではないでしょうか。一概に頭痛といっても原因は様々で、副鼻腔炎が原因だったり、まれに脳腫瘍が見つかったりすることもあります。 市販の鎮痛薬を使っても効果がいまひとつだと感じた時には、「たかが頭痛」と自己判断で放置せず、神経内科医に相談してください。

しびれの場合

手先がピリピリする、触っても感覚を感じにくい、力が入りにくいなど、「しびれ」というと色々な意味合いで使われますが、それぞれ病院を受診するきっかけになる症状です。これは神経内科で診てもらうことができます。海外では言葉の壁もあり「ピリピリする」など、この微妙なニュアンスを伝えるのが難しく、医療機関に行くのを躊躇ってしまいますよね。 そんな時、ヨクミルなら気になる症状について、日本人専門医に日本語で相談できます。 考えられる原因、必要な検査や対処方法などをアドバイスしてもらえるだけでなく、海外に滞在経験のある先生も多くいるので、現地の医師への伝え方なども聞くことができます。

認知症かも?という場合

ご家族の様子を見ていて「これって認知症?」と思ったり、ご自身で「最近物忘れ多いなぁ」と感じたりしても、何科で診て貰えば良いか分からないという方も多いかもしれません。認知症の症状で受診できる科は、神経内科・精神科・心療内科・脳外科のいずれでも大丈夫です。 最近では、「物忘れ外来」「認知症外来」「メモリークリニック」というように、具体的に標榜している医療機関もあります。最初に認知症が疑われたタイミングでかかりつけ医の診察を受け、より専門的な医療機関に紹介してもらうこともできます。

どこで診て貰えばいいかわからない…

すぐに解決したいのに、海外では日本と違って病院の予約が2、3ヶ月待ちというところも多いでしょう。医師に相談するまで長い期間待たないといけないと思うと、不安や心配が募ります。また、色んな科をたらい回しにされたら不安になるし、自分の症状が何科で診てもらうのが良いかわからないという方もいらっしゃると思います。 ヨクミルでは、神経内科はもちろん、メンタル相談や小児科、整形外科、婦人科といった専門科以外にも、何科が適しているかわからない方も相談できる医師が多くいます。最短で12時間後から予約ができ、ご自宅から相談できるので、落ち着いて人目を気にせずに相談できます。 また、ご自身の症状に関する相談だけでなく、子どもやパートナーなど、ご家族に関する相談もできるので、気軽にご利用ください。

監修:医師 野田一郎氏

オススメの医師

古賀俊輔先生 内科・神経内科

フロリダの病院で、認知症やパーキンソン病などを研究しています。神経内科で多く扱う頭痛に関しては、海外生活でストレスを感じると悪化することがあるので、どのようにコントロールするのが良いか、市販薬のアドバイスなどが可能です。

ヨクミル利用者の声

海外では医療システムや言葉の問題で気軽に病院に行くことが難しいですが、特に心の病や女性特有の病気などは、とてもハードルが高い分野だと思います。ヨクミルは、気になった時にすぐ予約ができ、自宅などから気軽に日本人専門医に直接相談ができます。ヨクミルを利用したお客様の声をご紹介します。

事前に送った相談内容を一緒に見ながら説明
Gさん(中国在住/40代男性)メンタルヘルスに相談

先生と同じ画面を見て、私が事前に記入した「相談内容(問診票)」を確認しながら会話をさせていただきました。ひとつひとつ説明してくれるので、とても分かりやすく便利な機能だと思いました。今まで気になっていた些細なことにも丁寧に答えてくださったので、とても安心できました。 こんな些細なことを相談して良いのかなと心配していましたが、とても親身になって話していただき安心できしました。

専門医に相談できて、不安を解消できました!
Yさん(アメリカ在住/10代女性)産婦人科に相談

生理について相談したのですが、日本語なので現在の状態や不安な気持ちなど、詳細を伝えることができました。産婦人科専門医の先生が、私の疑問点にひとつひとつ答えてくださって、不安を解消することができて、とても感謝しています。日本ではどのような治療をするのかなど、わかりやすく説明していただき今後どうするか決められたので、相談できて良かったです。海外で暮らしている日本人にとっては、とてもありがたいサービスだと思います。

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第16回「子どものくしゃみと鼻水が止まらない。ハウスダスト?花粉?風邪?」

『Yokumiru(ヨクミル)』は、ご自宅などのお好きな場所からPCやスマホで日本人医師にオンライン医療相談ができるサービスです。この連載では、ヨクミルより毎日の生活に役立つ医療や健康情報をお届けします。

子どものくしゃみと鼻水が止まらない。ハウスダスト?花粉?風邪?

なんだか今日は、くしゃみが多くて辛そう…ずっと鼻水垂らしている。風邪でも引いているのかな?子どもの鼻水というと、大したことないと思いがちかもしれません。 しかし、場合によってはアレルギーを引き起こしている可能性も考えられます。
今回は風邪やアレルギー性鼻炎の見分け方、普段からできる対処法、受診の目安についてお伝えします。

風邪の時の症状

子どもは保育園に入園するなど人との接触回数が多くなると、その分ウイルスとの接触機会も増えるため、まだ免疫力の弱い頃はそれだけ風邪も引きやすくなります。
一方、風邪を引く度に免疫力をつけ、強い体になろうとしているとも言えるため、風邪の場合は過度に心配する必要はありません。
子どもが風邪を引いている時の症状は、1歳以上であれば大人とさほど変わりはなく、鼻水や発熱、咳などがあげられます。風邪には、症状を和らげる薬はあっても特効薬となるものはないので、自宅で安静にしているのが良いです。
注意が必要なのは、発熱や咳以外にも、呼吸が苦しそう、嘔吐や下痢といった症状が見られる場合です。この場合には他の病気を引き起こしている可能性があるため、医療機関を受診する目安にしてください。

アレルギー性鼻炎の時の症状

子どものアレルギー性鼻炎も基本的には大人の症状と同じで、くしゃみや、鼻水、鼻づまりがあげられます。またこの内、花粉による季節性のものと、ダニやハウスダストによる通年性のものとに分かれます。
最近ではハウスダストなどのアレルギーの発症だけではなく、花粉症の低年齢での発症も増加しているようです。アレルギー性鼻炎は他の食物アレルギーなどとは違い、成長とともに症状が治るものではありません
放置してしまうと、鼻がつまり口呼吸が中心になっていくだけでなく、気管支喘息やアレルギー性結膜炎など、治療が必要な他の合併症を引き起こす可能性もあるため、医療機関を受診し適切な治療を行うことが必要になります。
子どもはなかなか自分の状態を言葉でうまく伝えられないので、鼻づまりや口呼吸が多いなど気になるときは、注意深く観察してあげることが大切です。

日常からどんな予防ができる?

風邪の予防
うがいと手洗いを習慣にすることで、まずウイルスが体内に入ることを防ぎます。外から帰った時に真っ先にうがい・手洗いをしやすくするためにも、コップを子どもが好きなキャラクターのものにするなど工夫してあげるといいですね。最近では、手をかざすだけで泡状の石鹸が出るものもあるので、子どもにとって楽しく手洗いができると感じるかもしれません。

アレルギー性鼻炎
ハウスダストやダニが原因の場合、こまめに掃除や換気をすることが、一番の対策になります。室内の清掃や換気を行うことでアレルギー発症のリスクを減らし、症状の悪化を防ぐことに繋がります。また寝具を日中に天日干ししてダニの繁殖を防ぐことも対策の一つです。ただし天日干しだけでは、ダニは完全に除去できません。十分に湿気を取った後、掃除機で吸い取るようにすると効果的です。

監修:医師 野田一郎氏

ヨクミル利用者の声

海外では、耳鼻咽喉科や眼科などの専門医に診てもらうのに、時間がかかることが多いようです。ヨクミルは、気になった時にすぐ予約ができ、日本人専門医に直接相談ができます。ヨクミルを利用して、耳鼻咽喉科に相談したお客様の声をご紹介します。

図を見ながらの解説がとても分かりやすい!
Yさん(カナダ在住/30代女性)耳鼻咽喉科に相談

耳が詰まっているような、こもっているような違和感が続いていたので耳鼻咽喉科の先生に相談しました。先生が耳の構造図を使って、一緒に画面で見ながら細かく説明してくださったので、自分の症状をよく理解することができました
親身になって話を聞いてくださる、とても好感が持てる先生でした。相談が終わった後も、先生が記入してくださった相談内容をいつでも確認することができるので安心です。カナダで購入できる市販薬なども教えていただけて、大変助かりました。ありがとうございました。

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第15回「40歳以上の多くが悩む「尿トラブル」」

『Yokumiru(ヨクミル)』は、ご自宅などのお好きな場所からPCやスマホで日本人医師にオンライン医療相談ができるサービスです。この連載では、ヨクミルより毎日の生活に役立つ医療や健康情報をお届けします。

40歳以上の多くが悩む「尿トラブル」

最近TVを見ていると、「過活動膀胱」とか「夜中に何度も・・・」という言葉をよく聞きます。40代以上の多くの男女が悩んでいる症状だそうです。その原因と改善法探ってみました。

40歳代以上の女性4割が経験「尿もれ・尿失禁」

尿もれ・尿失禁は、自分の意思とは関係なく尿が漏れてしまうことで、40歳以上の女性の4割が経験し、悩んでいる人も多い症状です。誰にも相談できずに我慢する人も多いのですが、早めに原因に応じた治療をしましょう。大きく分けて4種類あります。

  • 腹圧性尿失禁
    咳やくしゃみ、重い荷物を持ち上げたときなど、お腹に力が入った時に尿が漏れる。尿失禁の中で最も多く、週1回以上経験している女性は日本でも500万人と言われています。出産や加齢、肥満、過重労働などで排泄をコントロールする骨盤底筋群が緩んだり、痛めたりしたことが原因とされています。
    → 軽い場合は骨盤底筋訓練で改善が期待できます。急に太った人は減量が有効なことも。改善されない場合は手術などが考えられます。
  • 切迫性尿失禁
    急に尿がしたくなり、我慢できずに漏れるという外出時などに困る症状です。多くの場合、特に原因がないのに膀胱が勝手に収縮する過活動膀胱で尿意切迫感や失禁が起こります。男性は前立腺肥大、女性は膀胱瘤、子宮脱などが原因の場合も。
    → 薬物療法や飲水コントロール、骨盤底筋訓練、膀胱訓練などの行動療法などの治療法があります。
  • 溢流(いつりゅう)性尿失禁
    自分で尿を出したいのに出せない、でも少しずつ漏れてしまう症状。必ず前提に出にくくなる排尿障害があります。排尿障害は前立腺肥大症、直腸癌や子宮癌の手術後など、膀胱周辺の神経機能が低下して起こります。糖尿病や脊椎疾患などが原因の場合も。
    → 原因になっている疾患の治療が必要です。
  • 機能性尿失禁
    排尿機能は正常だけど、運動機能の低下や認知症が原因で起こります。歩行障害でトイレに間に合わない、認知症のためにトイレで排尿できないなどです。
    → 介護や生活環境の見直しが必要です。

50歳代の男性の20%以上が夜間頻尿

夜中に1回以上、トイレに起きなければならない症状を夜間頻尿といいます。加齢とともに頻度が高くなり、日常生活に支障が出るほどです。女性より男性の頻度が高く、40代で10%、50代で20%、70代では半数以上が夜中に1回以上起きています。原因は大きく分けて3つあります。

  • 多尿・夜間多尿
    1日の尿量が多くなるのが多尿、夜間だけ尿量が多くなるのが夜間多尿です。多尿は1日の尿の量が、体重1キロ当たり40ml(60kgの人なら2,400ml)以上の場合です。夜間多尿は、65歳以上なら1日の量のうち夜間尿量が33%を超える場合です。どちらも水分の過剰摂取、薬剤性、病気などが原因です。
    → 原因によって治療法が異なります。
  • 膀胱容量の減少
    過活動膀胱、前立腺肥大症、膀胱炎などの病気により、少量しか尿が溜まっていないのに尿意を感じてしまいます。一般的には昼も頻尿になることが多いです。
    → 原因になっている病気の治療が必要になります。
  • 睡眠障害
    眠りが浅いため目が覚めてしまい、気になってトイレに行くものです。
    → 睡眠薬も有効ですが、よく眠れるような環境や生活リズムの改善が重要です。

尿トラブルは、たちまち生命に関わることはないですが、生活の質を低下させる病気です。原因は様々なので、適切な治療をするためにも診療経験豊富な専門医に、ヨクミルでオンライン医療相談をしてください。

監修:医師 野田一郎氏

ヨクミル利用者の声

海外では気になる症状があっても、医療機関を受診するのはハードルが高く、つい我慢してしまうことがあると思います。ヨクミルなら、気になった時にすぐに日本人医師に直接相談ができます。ヨクミルを利用したお客様の声をご紹介します。

病名や対策がわかって精神的に楽に!
Nさん(アメリカ在住/50代女性)

ずっと気になるめまいの症状があったのですが、こちらの病院を受信するにはハードルが高く先送りにしていました。ネットなどで調べても不安になるだけだったので、ヨクミルで相談することに。経験豊富な先生に、原因や考えられる病名などをわかりやすく丁寧に教えていただきました。対策として睡眠時間や運動などのアドバイスのほか、漢方薬をご紹介いただきました。早速試してみたいと思います。
海外にいると病名やその病気の原因がわからないことで、一人で不安になってしまいます。今回考えられる病名や対処方法を知ることで、かなり精神的に楽になりました。ありがとうございました。

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第14回「睡眠の質を高めてこの冬も健康に!」

『Yokumiru(ヨクミル)』は、ご自宅などのお好きな場所からPCやスマホで日本人医師にオンライン医療相談ができるサービスです。この連載では、ヨクミルより毎日の生活に役立つ医療や健康情報をお届けします。

睡眠の質を高めてこの冬も健康に!

季節の変わり目で疲れているのによく眠れないなど、日本人対象の調査で5人に1人が睡眠に関する何らかの問題で悩んでいます。睡眠不足だからたくさん眠ろうと思っても、なかなか布団に入ってから眠れず、目が冴えてしまった…という経験もお持ちの方も多いかもしれません。今回は、より良い睡眠を取るための工夫や睡眠障害についてお伝えします。

睡眠障害って何?

睡眠障害とは、睡眠に関連した症状を指します。これには不眠症や過眠症などが含まれ、その中で最も多いのが不眠症です。
不眠症の具体的な症状としては、寝つきが悪い入眠障害、夜中に何度も目覚める中途覚醒、早く起きすぎてしまう早朝覚醒、眠っても満足感が得られない熟睡障害など、いずれかが1ヶ月以上続き、そのため倦怠感や集中力低下、抑うつ、めまいなどを日中に引き起こすというものです。
不眠症の原因はストレスや心身の病気、薬の副作用など様々です。他にも睡眠障害には、睡眠時無呼吸症候群や睡眠時随伴症(夜間睡眠中の異常行動が見られる状態)などがあります。

睡眠とうつ病の関係

(国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター2018調べ)

睡眠不足や不眠は食欲を高め、肥満の原因になります。そのため、生活習慣病を引き起こしやすくなります。そして、不眠や睡眠不足、極端に長い睡眠はうつ病になりやすい傾向にあります。
不眠の症状を持つ人は、その後の3年間のうつ病を発症するリスクが4倍にまで高まることがわかっています。また、その1年経った後も不眠が続いている様であれば、うつ病になるリスクは40倍に高まります。
うつ病までいかなくとも、睡眠不足が続くと日中にぼーっとしたりイライラしたりすることが多くなるので、日頃から注意したいですね。このように睡眠の問題は体だけではなく心の問題として現れることがあります。

睡眠の質を上げたい!普段の生活から見直す

起床時間を一定にすることで、体はホルモンの分泌や生理的な調節をしやすくなります。逆に毎日バラバラな時間に起床すると、眠りたい時になかなか寝付けないなど、体内時計が合わず、睡眠の質を下げてしまいます。

海外生活では、気づかないうちにストレスが溜まっていることがあります。どこも悪くないのに、眠れない、食欲がないなど気になる症状のある方は、ヨクミルでメンタルヘルスの先生に相談してみましょう。話をするだけでも気持ちが軽くなりますよ。

また、運動も睡眠に役立ちますが、激しい運動は逆に睡眠を妨げるので、過度な運動より早足で散歩することや軽いジョギングなど、程度が軽く習慣化しやすい運動を継続的にしていくことが大切です。 運動のタイミングとしては、夕方から夜、寝る3時間ほど前が最適です。睡眠は脳の温度が下がるときに出現しやすいので、寝る3時間前の軽い運動で一時的に上げた温度を、寝るまでに徐々に下げていくイメージです。

入浴で体を温めると寝つきが良くなるのは、多くの方が実感されているかもしれません。しかし実は、入浴する時間も大きなポイントになっています。
午前中や午後の早い時間に入っても、眠りへの高い効果はありません。夕方もしくは眠る2〜3時間前が理想とされています。
お風呂の温度も重要で、38度のぬるめの湯であれば25分から30分、42度の熱めの温度であれば5分ほどが推奨されています。熱めの温度で長く入りすぎると、体に負担をかけてしまうので注意が必要です。
快眠を目指すことは他の生活習慣病の予防にもつながるので、まずは気持ちよく寝るところから始めていきましょう。

監修:医師 野田一郎氏

なかなか寝付けない…専門医に相談してみよう

睡眠トラブルには様々な症状があり、多くの方が悩む問題です。海外生活を始めたばかりで、なかなか生活リズムが整わない、他国とやりとりをするため夜中に会議があり自分の体が心配などのお悩みや不安をお持ちかもしれません。
すぐに解決したいのに、日本と違って病院の予約が2、3ヶ月待ちというところも多いでしょう。また、医師に相談したいけど、自分の症状が何科で診てもらうのが良いかわからないという方もいらっしゃると思います。
ヨクミルでは、小児科や整形外科、婦人科といった専門科以外にも、何科が適しているかわからない方も相談できる医師も多くいます。お気軽にご利用ください。

一ノ瀬大地先生
内科・総合診療科・家庭医療専門医

総合診療科や家庭医療専門医は、赤ちゃんから高齢の方まで広く浅く診る専門医です。内科部門のスポーツドクターとしても活動しています。調子が悪いけどどこが悪いか分からないという方、食事や栄養の相談、全体的にコンディションを整えたい方もご相談ください。

ヨクミル利用者の声

海外では気持ちが落ち込んでいても専門家に診てもらうことは、とてもハードルが高いと思います。ヨクミルは日本語で相談できるので、メンタルの相談は特に人気が高くなっています。ヨクミルを利用したお客様の声をご紹介します。

記録が共有されるので先生の話に集中できる
Mさん(カナダ在住/30代女性)

最近感じていたふらつきや吐き気など、気になっていた症状についてまとめて相談させていただきました。事前に私が記載した問診票に沿って、ひとつずつ説明していただき、とても分かりやすかったです。 症状に良い影響を与えるオススメのサプリや、日々の過ごし方などを教えていただきました。今回相談した先生は、はっきりとした話し方で聞きやすかったです。相談した内容を「相談記録」で共有していただき、いつでも閲覧できるのが特に良いと思いました。相談中はメモを取らず先生の話に集中できますし、相談後も見られるので助かりました。

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第13回「ヨーグルトがメンタルにも効果的?!」

『Yokumiru(ヨクミル)』は、ご自宅などのお好きな場所からPCやスマホで日本人医師にオンライン医療相談ができるサービスです。この連載では、ヨクミルより毎日の生活に役立つ医療や健康情報をお届けします。

ヨーグルトがメンタルにも効果的?!

朝食の習慣は体の健康を保つだけではなく、メンタルにも良い影響をもたらしてくれるようです。今回は朝食がメンタルにどのようなメリットをもたらすのか、探っていきます。

朝食抜きはイライラやストレスの原因に

朝食を抜くと、朝から脳のエネルギーが不足した状態となります。脳がエネルギー不足を起こすと、自律神経を乱してしまい、集中力を上手く高めることができません。
そのため、朝食を抜くことは、イライラした状態を引き起こすことになります。
逆に、朝食を決まった時間に食べることで、生活のリズムをつくり、自律神経のバランスを整えやすくしてくれます。自律神経が整うと、仕事や勉強などのオンオフの切り替えをしやすくしてくれるので、「朝からしっかり集中したい!」という方は特に朝食の習慣を付けるようにしましょう。

朝食はうつ病にも効果的!

(国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター2018調べ)

最近の研究では、朝食はうつ病に対して効果があることもわかっています。
上記の研究で、うつ病に罹患した人は、罹患したことのない人に比べ、朝食を摂る頻度はまれ、または割合が低くなっています。
逆に、朝食を摂ることがうつ病の予防や、うつ病の病状の改善につながる可能性がわかっています。このため朝食は、自身の心の健康を守ることにも非常に役立つのです。「朝はなかなか食欲がない…」という方も、手軽なものから取り入れて、心を健やかに保ちたいですね。

朝食に乳製品を摂って心を健康に

朝食でヨーグルトなどの乳製品を食べ続けると、睡眠の質の向上、抑うつ、また心の不安感の改善などがみられることが研究より明らかになっています。
コンビニやスーパーでは、『飲むヨーグルト』など、手軽に短時間で摂取できる商品がたくさんあります。ヨーグルトであれば、プレーンのみならず、イチゴやブルーベリーといった様々な種類のフレーバーもあるので、飽きることなく続けやすいのもいいですね。
心の不調が気になるものの、「朝は忙しくて時間がない!」という方におすすめです。また豆乳飲料を飲むことで、大豆に含まれる成分(大豆イソフラボン)がはたらき、ストレスが軽減されたということも研究でわかっています。最近では、丸ごと大豆でできたヨーグルトも発売されているので、朝食や心の不調が気になる方は要チェックです!
健やかに過ごし、仕事や勉強を頑張るためにも、積極的に心をケアすることは大切です。日常から朝食などの良い習慣を取り入れて、心の健康を保ちたいですね。
ヨクミルでは、食生活やメンタル、心の不調など気になることを専門医に相談できます。ひとりで抱え込む前に、相談してみませんか?

監修:医師 野田一郎氏

海外生活では、気づかないうちにストレスが溜まっていることがあります。どこも悪くないのに、眠れない、食欲がないなど気になる症状のある方は、ヨクミルでメンタルヘルスの先生に相談してみましょう。話をするだけでも気持ちが軽くなりますよ。

ヨクミル利用者の声

海外では気持ちが落ち込んでいても専門家に診てもらうことは、とてもハードルが高いと思います。ヨクミルは日本語で相談できるので、メンタルの相談は特に人気が高くなっています。ヨクミルを利用したお客様の声をご紹介します。

周囲に相談しにくい心の悩みも先生の言葉で救われた
Mさん(アメリカ在住/30代女性)

身近な人の不幸が立て続けにあり、気持ちの浮き沈みをどうすれば良いか分からず悩んでいました。周りに相談できる人もいなかったので、ヨクミルを利用させてもらいました。とても素晴らしい先生で、色んな質問に答えているうちに自分を顧みることができ、「こうあるべき」という考えに固執していたと気づいたのは、大きな発見でした。初めてのオンライン相談でしたが、親身に話を聞いてくださり、すごくありがたかったです。私の気持ちに寄り添った言葉をかけていただき、本当に救われました。

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第12回「この症状は大丈夫?目の健康セルフチェック」

『Yokumiru(ヨクミル)』は、ご自宅などのお好きな場所からPCやスマホで日本人医師にオンライン医療相談ができるサービスです。この連載では、ヨクミルより毎日の生活に役立つ医療や健康情報をお届けします。

この症状は大丈夫?目の健康セルフチェック

40代の2人に1人は、目に何らかの悩みがあると言われています。大人だけでなくゲーム器やスマホの使いすぎで、子どももドライアイや疲れ目を訴える子も多くいます。あなたの目は健康ですか?早速セルフチェックしてみましょう。

以下のような症状はありますか?

  1. 目が疲れやすい
  2. ショボショボ、ゴロゴロする
  3. 目の奥が痛い・充血している
  4. 光をまぶしく感じやすい
  5. 急に視力が落ちた・ピントが合いにくい
  6. 目がかすむ
  7. ゆがんで見える(片目ずつチェック)
  8. 見えない部分がある(片目ずつチェック)
  9. ボケけて見える部分がある・視界が狭い
  10. 目やにがたくさん出る

どれにも当てはまらない方は健康な目です。今後もしっかりケアして、目の健康を保ちましょう。下記の番号に当てはまるものがある方は、下記のような病気が潜んでいるかも?!

1-3 ドライアイ
目の使いすぎでドライアイになっている可能性があります。パソコンやスマホ画面を見る時間が長くなっていませんか? 20分ごとに遠くを見て目を休めたり、蒸しタオルで目を温めたりして、目をいたわりましょう。涙に近い成分の目薬も有効です。

4-6 水晶体の問題
水晶体に問題がある可能性があります。水晶体は、カメラのレンズのようにピント調節をしますが、加齢で硬くなってピントが合いにくくなるのが老眼の症状です。また、水晶体が白濁して、かすんだりライトがまぶしく見えたりするのが白内障です。

7-8 網膜などの問題
目の奥の網膜や黄斑部などに問題がある可能性があります。網膜剥離や糖尿病網膜症、加齢黄斑変性などの病気になるリスクがあります。

9 緑内障の可能性
視神経に関わる緑内障などの病気の可能性があります。網膜や視神経に関わる病気は、最悪の場合失明に繋がることもありますので、早めに検査をしましょう。

10 目やにのタイプは?
朝起きた時に少量見られる目やには、正常な代謝活動でできた老廃物ですが、大量に出る場合は、下記の原因が考えられます。

  • 涙のようにサラサラしている → 花粉などのアレルギーが原因
  • 黄緑色でどろっとしている → 細菌による感染が原因
  • 白くネバネバしている → ウイルスによる感染が原因

近視予防のために今日からできること
強度の近視の人は、近視でない人に比べて下記のように目の病気になるリスクが高くなることが分かっています。最悪の場合失明につながる病気ですので、たかが近視と侮らないで早めにケアしましょう

  • 白内障 5.5倍
  • 緑内障 3.3倍
  • 網膜剥離 21.5倍

近視予防の研究も進んでいて、屋外にいる時間が長い子どもは、そうでない子どもより近視になる率が低く、週に11時間以上、明るさ1000lx(ルクス)以上の日光を浴びることで、近視を発症する割合が抑えられることが分かってきています。
直射日光でなくても木陰でも数千lx(ルクス)ありますので、散歩などで1日2時間程度は屋外で過ごしてみてはいかがでしょうか?

監修:医師 野田一郎氏

楽しい人生を過ごすためにも、目の健康は不可欠です。気になる症状のある方は、ヨクミルで眼科医に相談してみましょう。今後の対処法などもアドバイスしてくれます。

ヨクミル利用者の声

海外では気持ちが落ち込んでいても専門家に診てもらうことは、とてもハードルが高いと思います。ヨクミルは日本語で相談できるので、メンタルの相談は特に人気が高くなっています。ヨクミルを利用したお客様の声をご紹介します。

ハードルの高いメンタルの相談も自宅から気軽に!
Yさん(ベルギー在住/20代女性)

何をするにもやる気が出なくてモヤモヤしていましたが、現地で病院に行くとなると、英語での電話予約や通院など、とてもハードルが高くて無理だと思っていました。そもそも「病院にかかるべき症状なのか?」という判断に迷っていたので、日本語で相談できる気軽さがとても魅力的で利用してみることに。
駐在に滞同していると、日本にいる友人に悩みを相談しても共感してもらうことが難しいのですが、海外滞在経験がある先生だったので理解していただけて嬉しかったです。大変親身に聞いていただき、安心して話をすることができました。 自宅から好きな時間に、人目を気にせず相談できるのもありがたいです。モヤモヤの解消法をいくつか教えていただいたので、実践してみたいと思います。

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第11回「糖尿病予備軍にならない3つの予防法」

『Yokumiru(ヨクミル)』は、ご自宅などのお好きな場所からPCやスマホで日本人医師にオンライン医療相談ができるサービスです。この連載では、ヨクミルより毎日の生活に役立つ医療や健康情報をお届けします。

糖尿病予備軍にならない3つの予防法

日本人の40歳以上の4人に1人と、急増している糖尿病。自分には関係ないと思っていても、自覚症状が現れにくいので気づかないうちに予備軍になっていることも。糖尿病予備軍になりやすい人と予防法を探ってみました。

糖尿病とは

血糖(血液中のブドウ糖)値が慢性的に高くなる病気です。通常、食事をすると血糖値が上がりますが、膵臓から「インスリン」というホルモンが分泌され、血糖値の濃度を調節したり、エネルギーとして利用するのを助けたりして血糖値を一定に保ちます。

インスリンの分泌量の減少や働きが弱くなることで、血糖値が高い状態が続いて、血管や血液の状態が悪化するのが「糖尿病」です。初期段階では症状がほとんどありませんが、進行するとだるくて疲れやすくなるなどの症状が現れます。さらに進行すると動脈硬化や、網膜や腎臓などに深刻な合併症を起こしやすくなります。

糖尿病予備軍になる可能性が高い人

  • 血縁者に糖尿病の人がいる
  • 検診で血糖値が高めとか、尿糖が出ていると言われた
  • 食べすぎや飲みすぎの習慣がある
  • 現在太っている、過去に太っていたことがある
  • 若いのに歯周病がひどい
  • おできなどができて治りが悪い など

上記に当てはまる人は特に注意が必要です。早めに予防法を実践しましょう。

糖尿病予備軍にならない3つの予防法

  1. 食事のとり方を見直しましょう
    血糖値を上げないためには食べ過ぎないことが基本ですが、同じ量を食べても血糖値を上げにくい食べ方を心がけましょう。

    • ゆっくり食べる
      早食いは食べすぎるだけでなく、食べたものが早く腸に届くので、血糖値が急上昇します。

    • 1日3食
      食べる回数が少ないと1回に食べる量が多くなり、食後の血糖値がより高くなります。

    • バランス良く
      素材数が少なく栄養バランスの偏った料理は、短時間で消化吸収され血糖値が上がりやすいので、色んな素材を少しずつバランス良く食べましょう。

    • 血糖値の上昇を抑える食材を取り入れる
      野菜やきのこ、海藻、玄米などの精製度の低い穀物などは、食物繊維が豊富で血糖値の急な上昇を抑えてくれます。

    • そのほか
      腹八分目、寝る前に食べない、高カロリーの揚げ物や間食やアルコールなどは控えめにしましょう。

  2. 体を動かす習慣をつけましょう
    運動量が少ないと体内でブドウ糖が処理されにくくなり、血糖値が上がりやすくなります。精神的なストレスも血糖値を上げる要因になるので、気分転換も兼ねて体を動かしましょう。ハードな運動でなくても、普段から歩くことがオススメです。1日30分ほど、毎日歩くように努めましょう。

  3. 肥満や太り気味の解消と予防
    糖尿病の人の8割は、肥満や過去に肥満だった人と言われています。肥満は糖尿病だけでなく、あらゆる生活習慣病を起こしやすいので、太らないことが何よりです。

監修:医師 野田一郎氏

症状の出方や解消法の効果は人それぞれですので、「もしかして予備軍かも・・・」と心配な方は、お早めにヨクミルで相談してみましょう。

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第10回 楽しくない行進「アレルギーマーチ」とは?

『Yokumiru(ヨクミル)』は、ご自宅などのお好きな場所からPCやスマホで日本人医師にオンライン医療相談ができるサービスです。この連載では、ヨクミルより毎日の生活に役立つ医療や健康情報をお届けします。

楽しくない行進「アレルギーマーチ」とは?

日本人の2人に1人が何らかのアレルギー

今から50年前の日本では、「アレルギー」はほとんどありませんでしたが、現在では日本人の2人に1人が何らかのアレルギーを持っていると言われています(厚生労働省 平成23年発表)。それは日本だけではなく欧米の先進国でも同様で、工業化・文明化と「アレルギー」は密接に関係があるようです。
特に食品アレルギーを発症する子どもが20年ほど前から急増し、社会問題にもなっています。こうした現状を受けて、日本政府は「アレルギー疾患対策基本法」を成立させ、アレルギーの予防や啓蒙に国をあげて取り組んでいます。

様々な症状で悩まされる「アレルギーマーチ」

子どものアレルギー疾患は、アトピー性皮膚炎から始まり、離乳食で食物アレルギーを発症し、幼少期には喘息やアレルギー性鼻炎になってしまうという具合に変化するデータがあります。年齢により異なる症状が現れ、成長とともに様々なアレルギー症状に悩まされることを、行進(マーチ)に例えて「アレルギーマーチ」と言われています。
アレルギーマーチの出発点は、ハウスダスト、ダニ、食品、カビなどのアレルギー原因物質が皮膚から入り込むことだと考えられています。本来なら皮膚のバリア機能でブロックされるはずですが、幼少期はまだバリア機能が十分に発達していないので皮膚から入りやすいとされています。
また、誰にでもアレルギーマーチが起こるわけでなく、遺伝などでアレルギーになりやすい体質の子どもが、異物に敏感に反応して起こしてしまうと考えられています。

アレルギーマーチを起こさないために

  1. 皮膚のバリア機能を高める
    アレルギーになりやすい遺伝は変えることはできませんが、皮膚のバリア機能は対処可能です。乾燥していたり掻いたりすると、皮膚バリアが壊れてアレルギーの原因物質が侵入しやすくなるので、肌を保湿して健康に保つことでバリア機能を高めることができます。
    また、肌を清潔にすることは大切ですが、ゴシゴシ洗いすぎるとバリア機能を壊してしまうので、石鹸を泡立てて優しくなでるように洗います。そして、生後早い時期から全身の保湿を習慣にすると、アレルギーマーチの最初に現れやすいアトピー性皮膚炎の発症を、3〜5割ほど減らせるという研究結果もあります。

  2. 発症しても治療して健康な肌に
    湿疹やアトピー性皮膚炎などが出てしまっても、しっかり治療することで悪化を防ぎ、健康的な肌に近づけることができます。アトピー性皮膚炎は、多くの医療機関ではステロイド外用薬で治療します。「ステロイド=悪い薬」と誤解されている人も多いですが、医師の指導のもと用法、容量をきちんと守って治療すると、炎症が治まりきれいな肌を保つようになる子も多くいます。
  3. 早めに少しずつ食べることが対策
    厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド(2019年)」では、赤ちゃんが食べ物を食べられるようになったら、できるだけ早く口から食べさせる。これまで7~8か月頃としていた卵黄を離乳食に取り入れる時期を、5~6か月頃と改めました。
    卵アレルギー対策は、避けるのではなく卵を少しずつ食べることが重要ということです。それが食物アレルギーを防ぎ、喘息やアレルギー性鼻炎などのアレルギーマーチへの対策にもなるということです。

お子様だけでなく気になるアレルギー症状は、ヨクミルで皮膚科医に相談してください。治療法や食生活など、様々なアドバイスをしてくれる経験豊富な先生が揃っています。お気軽にお申し込みください。

監修:医師 野田一郎氏

ヨクミル利用者の声

ヨクミルで相談後には、カルテのような相談の記録を医師が共有しますので、相談中にはメモを取る必要はなく、先生の話に集中できます。ヨクミルを利用したお客様の声をご紹介します。

丁寧なサービスにびっくり!
Sさん (アメリカ在住/40代女性)

新しい土地で花粉症のような喘息のような咳が酷くなったので、万が一に備えて利用してみました。相談前にこちらでもらった処方箋の画像や追加のコメントを送っておいたら、事前に確認して準備されていので、スムーズに相談ができました。
初めて利用しましたが、先生が丁寧に分かりやすく説明してくださって、とても話しやすかったです。終了後には、詳細に書かれた相談内容の記録をいただきました。「ここまでしてくれるの?!」と丁寧なサービスに驚きました。

今ならクーポンプレゼント

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第9回「女性の3人に1人が悩む「冷えのぼせ」とは?」

『Yokumiru(ヨクミル)』は、ご自宅などのお好きな場所からPCやスマホで日本人医師にオンライン医療相談ができるサービスです。この連載では、ヨクミルより毎日の生活に役立つ医療や健康情報をお届けします。

ドクターに質問 女性の3人に1人が悩む「冷えのぼせ」とは?

日頃のちょっとした気になる症状、家族の心配事などを先生に聞いてみませんか?会員の方からいただいた質問に、ヨクミル相談医師がお答えします。以前いただいた質問をご紹介しますので、参考にしてください。

【質問】この症状は「冷えのぼせ」でしょうか?
Mさん(40代女性/カナダ在住)

もともと冷え性で手足が冷えているタイプでしたが、ここ最近は、手足冷たいのに首から上はボーッと熱くなり大量に汗をかいてしまいます。更年期の「のぼせ」でしょうか? 体はだるくてしんどいですが、体温は35度台と低いです。漢方などで改善できるでしょうか?

【回答】
20〜50代女性の63%が冷え性、そのうち半数が「冷えのぼせ」だという調査があります。つまり女性の3人に1人が、冷えのぼせの症状を感じています。典型的な症状は下記のようなものです。

  1. 上半身は冷えを感じていないが、手足は冷たい
  2. 気温や運動などで、胸より上がカーッと熱くなり大量の汗をかく
  3. 手のひらや足の裏などにじっとり汗をかく

本来更年期の女性に多い症状ですが、運動不足や冷房による血行不良などで若年齢化しています。また、女性ホルモンの乱れやストレスが、発症や悪化の引き金になることもあります。他にも甲状腺機能低下症など、内科的な疾患の場合もあります。
原因やどんな解消法がご自分に合っているか、ヨクミルで相談してみてください。漢方相談や栄養指導が得意な先生や、経験豊富な産婦人科の先生などがオススメです。

監修:医師 野田一郎氏

ヨクミル利用者の声

気になる症状があるなら、悩んでないで気軽に相談してみませんか?ヨクミルを利用された方の声を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

30分も専門医と話ができるのが良い
Fさん(オランダ在住/50台女性)

オランダの病院で診断された目の病気について、相談させていただきました。
普通30分も専門医と話ができる機会はなかなかないと思うので、その点がすごく良いと思います。また、事前に診断書や資料を送ることができるため、相談時間を効率的に使えるのが良いですね。先生からも事前に資料が送られてきて、その内容についても丁寧に説明してくれて、今後の治療方針や定期的なチェック方法などのアドバイスをいたただきました。

薬のアドバイスと日本での治療法も聞けた
Sさん(オーストラリア在住/50代女性)

皮膚のできものと爪の症状に対して、こちらで処方された薬がどんなものなのか、日本ではどのような治療をするのか、薬の量は日本と同じなのかなどを知りたかったので、日本の先生に相談できて良かったです。
とてもおだやかで話しやすい先生でした。皮膚のことだけでなく、健康全般に関することを色々質問させていただきましたが、詳しく説明してくださいました。とても安心できました。

医師への無料質問紹介

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第8回「自分のストレスサインを知ろう!」

『Yokumiru(ヨクミル)』は、ご自宅などのお好きな場所からPCやスマホで日本人医師にオンライン医療相談ができるサービスです。この連載では、Yokumiruより毎日の生活に役立つ医療や健康情報をお届けします。

心の健康コラム 自分のストレスサインを知ろう!

誰でもちょっとしたきっかけで、心の病気になることがあります。大切なのはストレスを感じたときのサインを見逃さないことです。

■ 誰もが経験するストレスの原因は?

検査では異常がないのに「何となく調子が悪い」と感じるのは、ストレスのせいかもしれません。ストレスは刺激を受けた時に生じる緊張状態のことで、天候や騒音などの環境的要因、病気や睡眠不足などの身体的要因、不安や悩みなどの心理的な要因と、日常生活の様々なことが原因になります。


ストレスを感じやすい主な状況

  • 仕事など成果に関するプレッシャー
  • 家族や友人、職場などの人間関係
  • 結婚や転居、異動など環境の変化
  • 親しい人やペットなどが亡くなる
  • 子育てや新しい仕事など慣れないことをする

誰もが経験することですが、ストレスの受け方は人それぞれ。強く感じる人もいればそうでない人もいます。また、ひとつひとつは些細なことでもストレスが重なった時は影響が大きいので注意が必要です。


■ ストレスサインに早めに気づく

ストレスを感じると心や体にサインが出ます。「サインが出る=心の病気」ではありません。気づかないでストレスを受け続けると調子を崩してしまうので、自分に出やすいストレスサインを知っておきましょう。

心のストレスサイン

  • 気分が落ち込んでやる気がなくなる
  • イライラと怒りっぽくなる
  • ちょっとしたことで驚く、泣きたくなる
  • 人付き合いが面倒で避けたくなる


体のストレスサイン

  • 肩こりや頭痛、腹痛、腰痛などの痛み
  • 眠れない、夜中や明け方に目が覚める
  • 食欲がない、逆に食べすぎてしまう
  • 下痢したり、便秘したりする
  • めまいや耳鳴りがする


ストレスの解消方法も人それぞれです。ヨクミル相談医師に人気の解消法は、スポーツ、楽器演奏、ダンス、旅行、散歩、美味しいものを食べるなどです。友達など信頼できる人に話を聞いてもらうのも良いですね。飲酒は睡眠の質に影響するのでほどほどに。 解消できないときは一人で抱え込まないで、早めにヨクミルで専門医に相談してください。話を聞いてもらうだけでも気が楽になりますよ。

参考:厚生労働省 みんなのメンタルヘルス
監修:医師 野田一郎氏

ヨクミル利用者の声

気になる症状がある時に、すぐに相談できる人はいますか?
あれこれ悩むよりも、気軽に相談してみませんか?ヨクミルを利用された方の声を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

相談できることが心の支えになっています
Fさん(年齢不明 女性/オランダ在住)

むくみやタンパク尿の症状があったのですが、海外だと言葉や医療の違いがあるので疑問ばかりでした。ヨクミルで先生に相談すると、疑問に思っていたことが身体に溶け込むようにシックリ分かりやすく、全ての疑問が解決しました。 何度か利用しましたがいつも親身になって答えていただき、今では相談できることが心の支えになっています。時間調整が難しい中、いつも本当にありがとうございます。アプリを作ってくださったヨクミルさんにも感謝しています。

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第7回「抑うつ状態とうつ病の違い」

『Yokumiru(ヨクミル)』は、ご自宅などのお好きな場所から、PCやスマホで日本人医師にオンライン医療相談ができるサービスです。この連載では、ヨクミルより毎日の生活に役立つ医療や健康情報をお届けします。

心の健康コラム 抑うつ状態とうつ病の違い

コロナ禍で環境が大きく変わったためか、ストレスや心の病を抱えている人が増えています。このニュースレターでは、心の健康のための情報を定期的に配信していきますので、お時間のある時にぜひお読みいただき心身の健康にお役立てください。


世界人口の3~5%がうつ病

厚生労働省の「健康日本21(休養・こころの健康)」によると、現在のストレス社会では、世界人口の3~5%がうつ病であるとの報告があり、一般に考えられている以上に広く認められる心の病になっています。
しかし患者の多くは、自分の症状がうつ病から生じているととらえずに治療を受けていないのが現状です。うつ病は、感情、意欲、思考、身体のさまざまな面に症状が現われる病気ですが、早期発見され、適切な治療を受ければ大部分が改善するものです。
ヨクミル相談医師は、日本人は真面目な人が多く「自分が弱いからだ」、「できない私が悪い」と自分自身を責めて、心の病気だと考えない人が多いと言います。心の健康のためには、うつ病の症状や治療についての正しい知識を持ち、自分の心の状態を客観的に把握して、早めに気づいて解消することが大切です。

抑うつ状態とうつ病の違い

自分で望んだ海外生活でも、環境が変わることで少なからずストレスを感じます。また、仕事や人間関係などがうまくいかないとき、不安やストレスを感じたり、気持ちが落ち込んだりすることは誰にでもあります。これは、いわゆる「抑うつ状態」です。
「抑うつ状態」と「うつ病」の違いは、気持ちの落ち込みの強さどのくらい続いているかです。抑うつ状態でも2、3日で回復するものや、運動や趣味などで気晴らしすることができるなら心配ありませんが、憂鬱な状態が2週間上続き、何をやっても気が晴れないときは要注意です。うつ病を疑って早めに対処するべきです。
一人で我慢しないで症状を家族や職場の人に話して、ヨクミルで専門医に話を聞いてもらいましょう。落ち込みが続くのは自分のせいではなくて病気のせいなので、とにかく溜め込まないで早めに相談してくださいね。

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ヨクミルの会員登録(無料)された方ならどなたでも、ヨクミル相談医師に無料で質問ができます。気になることがある方は、ぜひ登録してご質問を送ってください。会員様からいただいた質問とドクターの回答をご紹介します。


質問:閉経前だからか出血が止まらない
Bさん(居住地不明/50代女性)
4ヶ月程生理が無く、とうとう閉経かと思っていたところ生理が来ました。現在8日目ですが、あまりにも出血量が多く終わる気配がありません。あまりの出血量と痛みで何時まで続くのか不安になって来ました。婦人科検査は2年前に受けており、異常はありませんでした。閉経前はこの様な事があると聞いていますがこれ程酷いものなのでしょうか。

回答:更年期になると、生理周期が短くなったり長くあいたり、経血量が少なくなったり逆に大量出血したり、だらだらと出血が続くことがあります。卵巣機能の衰えからホルモン分泌が不安定になり、子宮内膜がうまく剥がれず厚くなりすぎるため、大量出血や不正出血が起こるのです。病気による出血の可能性もありますので、自己判断しないで、ヨクミルで産婦人科の楠本先生、秋野先生、百々先生に相談されることをオススメします。
(医師:野田一郎先生 監修)


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第6回「鼻のムズムズや目のかゆみ何とかしたい! アメリカの花粉症事情」

『Yokumiru(ヨクミル)』は、ご自宅などのお好きな場所からPCやスマホで日本人医師にオンライン医療相談ができるサービスです。この連載では、Yokumiruより毎日の生活に役立つ医療や健康情報をお届けします。

鼻のムズムズや目のかゆみ何とかしたい! アメリカの花粉症事情

現在は日本人の3人に1人が花粉症と言われ国民病となっていますが、世界的にも悩まされている人が多いようです。
世界とアメリカの花粉症事情について調べてみました。

アメリカの花粉症の原因と時期

ヨーロッパを中心に多い「イネ科花粉症」、アメリカの「ブタクサ花粉症」、そして日本の「スギ花粉症」は、「世界三大花粉症」と呼ばれています。そのほかにも原因となる植物は世界各地にあり、その総数は60種類にものぼると言われています。花粉が飛散する時期や原因物質の違いこそありますが、今や花粉症は人類全体の課題で克服するための研究が進められています。
アメリカは車社会なので外気に触れる機会が少ないため、日本ほど花粉症は注目されていないかも知れません。しかし、植物の種類が豊富なので花粉シーズンも長く、旅行では症状が出なかったのに2、3年生活していたら発症したという人も多いようです。

現在アメリカでは、4人に1人がブタクサ花粉症と言われています。ブタクサは北アメリカ原産のキク科の植物で、英語ではホッグウィード(hogweed)やラッグウィード(ragweed)と呼ばれています。花粉症原因植物として報告されているとともに、小児喘息の原因植物ともされています。
ブタクサのピークは、北東部では8〜10月、西部は4〜7月中旬です。そのほか3月~夏前までは、オオバコ、ドクムギ、ニレ、ウォルナッツ、ヒロハノウシノケグサなどが花粉症の原因になっています。
※花粉の時期は、エリアや気象状況などで変わってきますので、目安にしてください。

花粉症の予防には、免疫力を上げることが有効と言われていますが、食事やサプリ、薬など、最適な予防法や治療法を見つけて快適に過ごしたいですね。YOKUMIRU海外オンライン医療相談サービスでは、予防法や健康法、現地で購入できる市販薬などを聞くこともできますので、気になる方はお気軽に相談してください。
(監修:医師 野田一郎)

お客様の声

リダックくらぶ様でもご紹介いただいた海外在住日本人向き支援プログラム『ヨクミル健康応援ウィーク』で、オンライン医療相談サービスを利用されたお客様の声を紹介します。

先生の言葉に救われました
– Nさん(30代女性/アメリカ在住)

気持ちの落ち込みについてどうして良いか分からず、メンタルヘルスに相談させてもらいました。先生から色々な質問を受けて、「こうあるべき」と固執していたことに気づき、自分を顧みることができました。初めてオンライン相談を利用しましたが、親身に話を聞いていただき本当に救われました。

驚くほど丁寧なサービスに感謝
– Kさん(40代女性/アメリカ在住)

ひどい花粉症と喘息のような咳があったので、内科の先生に相談しました。こちらでもらった処方箋の画像を先生に送って、事前に確認してもらっていたので、相談時には薬の解説と他の薬の候補を教えていただきました。
終了後には、相談記録を公開していただきました。ここまで詳細に書いていただけるとは思っていなくて、とても丁寧なサービスに驚きました。


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第5回「スマホ首(ストレートネック)になっていませんか?」

『Yokumiru(ヨクミル)』は、ご自宅などのお好きな場所からPCやスマホで日本人医師にオンライン医療相談ができるサービスです。この連載では、Yokumiruより毎日の生活に役立つ医療や健康情報をお届けします。

第5回スマホ首(ストレートネック)になっていませんか?

スマホの普及によって、ストレートネックいわゆる「スマホ首」の人が急増しています。スマホやノートパソコン画面を見るとき、どうしても下を向きます。この姿勢が続くと首に負担がかかり、本来ゆるやかなカーブがある首の骨が伸びてしまって、頭が体より前に突き出たストレートネックになります。筋力が弱い女性や子供の方が、ストレートネックになりやすいと言われています。

ストレートネックの怖い症状
前方に突き出た頭を支えるため筋肉に負担がかかり、首や肩のコリや痛みといった症状が現れます。重症化すると背骨の変形によるヘルニア、手指のしびれやめまい、眼精疲労、吐き気、自律神経への影響などが出ることもあります。

ストレートネック3つの原因

  1. 長時間のスマホ操作
    スマホ操作時のうつむいた姿勢が首に大きな負担になっています。大人の頭の重さは約5キロですが、うつむく角度によって首への負担が変わります。正面を向いた姿勢では5キロ、15度うつむくと約12キロ、30度では約18キロ、45度では約22キロ、60度の場合はなんと約27キロもの負担が首にかかります。
  2. 長時間のパソコン作業
    パソコン作業もモニターを覗き込むような前かがみの姿勢になりがちです。首に負担をかけるだけでなく、猫背や骨盤のゆがみの原因にもなってきます。PC以外のデスクワークや読書などでも長時間うつむく姿勢を続けると、同様に首へ負担がかかります。
  3. 高過ぎる枕
    睡眠時、高過ぎる枕を使うと頚椎が圧迫され、首や肩に大きな負担がかかるだけでなく、周りの筋肉が緊張することにより、首や肩の痛みやストレートネックを発症しやすくなります。

ストレートネックのチェック法

あなたも気づかないうちにストレートネックになっていませんか? 簡単にチェックしてみましょう。

壁にかかと、お尻、背中の順につけて立ちます。

  • 後頭部も自然に壁につく
    OK!ストレートネックではありません。
  • 後頭部にすき間があるけど意識すればつく
    ストレートネック予備軍です。
  • 頑張らないと後頭部がつかない、頑張ってもつかない
    ストレートネックの可能性が高いです。

ストレートネックの予防法

  1. なるべくうつむかない
    目の高さで持ってスマホを見る、PCはモニターや椅子の高さを調節して、うつむく姿勢が長時間続かないようにする。
  2. 枕の高さを変える
    立っている時と同じような首の角度になるように、枕を変えるかタオルなどで高さを調節する。
  3. 首のストレッチ
    長時間同じ姿勢を続けないように、定期的に前後左右にゆっくりと首を伸ばしてストレッチする。

もしすでに気になる症状があるなら、ヨクミルで日本人医師にオンライン相談してみませんか? (監修:医師 野田一郎)


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第4回「たかが頭痛」と放置しないで!

『Yokumiru(ヨクミル)』は、ご自宅などのお好きな場所からPCやスマホで日本人医師にオンライン医療相談ができるサービスです。この連載では、Yokumiruより毎日の生活に役立つ医療や健康情報をお届けします。

「たかが頭痛」と放置しないで!

脳神経内科の野村先生は、「頭痛はれっきとした病気」と強調します。片頭痛患者は、日本でも700〜1000万人いるといわれていて、その多くは働き盛りの女性です。皆さんの中にも、悩んでいる方が多いのではないでしょうか。脳神経内科とはどんな科なのか、野村先生に聞いてみました。

脳神経内科とは?

現在「神経内科」は、日本神経学会で「脳神経内科」と名称を変更するようにしています。英語で神経内科は「Neurology」で、脳神経外科の「Neurosurgery」と対照されるために、今頃になって日本でも頭に「脳」をつけて対比させようというわけです。

「神経内科」は、名前に「内科」がついているものの、脳神経・筋肉疾患を診る診療科なので、グループとしては「脳神経外科」、「精神科」、症状によっては「整形外科」などと一緒のグループになります。

脳、中枢、末梢神経、筋肉の疾患を診る診療科で、体を動かしたり、感じたり、覚えたりすることが上手くできなくなるなどの疾患を内科的に診断し、主に薬物治療などを行います。

一方、「脳神経外科」は外科的手術療法によって、脳動脈瘤や脳腫瘍などを外科的に治療する診療科になります。具体的には脳腫瘍の診断などは、我々神経内科より長けていると思います。

神経内科の代表的な疾患としては、頭痛、脳卒中、パーキンソン病、認知症、てんかん、末梢神経障害、髄膜炎、多発性硬化症や重症筋無力症・ギランバレー症候群などの炎症性疾患、筋ジストロフィー、筋炎などの筋肉疾患など、多岐に及びます。

どんな症状を診るのでしょうか?

症状としては、頭痛、めまい、手足のしびれ、気を失う、脱力、物が二重に見える、飲み込みにくい、顔が麻痺したなど、中枢・末梢神経・筋肉に由来するような症状は、すべて該当するため多岐に渡ります。

そのためまず、全身を診ることが出来る神経内科で、どこの病気であるかを見極めることが大切です。

てんかんは、小児期は小児科の先生、成人になると我々神経内科医が診ることが多いです(これをCarry overと言います)。精神科の先生も一部診療しますし、外科的治療を要する場合には、脳神経外科と連携して治療をしますので、これらの診療科と協力関係にあります。

また、末梢神経障害の一つである手根管症候群などは、症状が進行すれば、整形外科の先生に手術を依頼したりします。あえて驕った言い方をさせていただくと、「神経内科」はこれらの疾患の扇の要のような存在だと認識しています。

一概に頭痛といっても原因は様々で、副鼻腔炎が原因だったり、まれに脳腫瘍が見つかったりすることもあります。市販の鎮痛薬を使っても、効果がいまひとつだと感じた時には「たかが頭痛」と軽く考えないで、早めに相談してください。

Yokumiru相談医師 脳神経内科
野村 拓夫 先生
のむら内科・神経内科クリニック院長(福岡市)

 

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第3回「その習慣が腰痛に!腰痛の種類と解消法」

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第3回「その習慣が腰痛に!腰痛の種類と解消法」

日本の成人の9割が経験したことがあるという腰痛。ヒトが二足歩行をするようになり、重い上半身を支えるため腰痛が多いと言われていますが、生活環境や習慣、ストレスなども大きく関与しています。腰痛の原因と予防法を探ってみました。

主な腰痛の種類と原因

  • ぎっくり腰(急性腰痛症)
    重いものを持ち上げた時やひねったときなどに、突然生じる腰の痛み。主な原因は、腰の関節やその周りの筋肉の炎症などと考えられていますが、原因がはっきりしないことも多いのです。
  • 椎間板ヘルニア
    背骨のクッションである椎間板が変形して突出し、神経を圧迫することで痛む。中腰での作業など、腰に負担がかかる職業や習慣で発症する危険が高く、遺伝や喫煙なども影響すると言われています。20〜40代の男性に多い。
  • 骨粗しょう症
    加齢により骨密度が低下して骨折しやすくなる、中年以降の女性に多い症状です。骨粗しょう症が原因で腰椎が圧迫骨折し、腰や背中が痛くなります。気づかないうちに骨折していることもあります。

内臓疾患が原因の腰痛

外科的な要因だけでなく、下記のような内臓疾患でも腰痛を発症する場合があります。急を要することもあるので、早めに検査をしましょう。

  • 泌尿器系の病気
    腎臓や膀胱炎、尿道結石、膀胱炎、腎盂炎などが原因。腰痛の他に、排尿障害や血尿、吐き気、悪寒や発熱などを伴います。
  • 消化器系の病気
    胃炎、十二指腸潰瘍、胆石、胆嚢炎、膵臓炎などが原因。みぞおちなどの痛みや、吐き気、嘔吐などの症状を伴います。
  • 婦人科系の病気
    子宮内膜症、子宮外妊娠などで下腹部の痛みや腰痛がある場合があります。おりものの量の増加や不正出血が生じます。

腰痛予防のために

日頃の姿勢や生活習慣が招く、筋疲労やからだのゆがみが腰痛に大きく関与しています。長時間同じ姿勢を続けていると、腰の筋肉が緊張した状態が続いて筋疲労を起こし痛みを生じる場合があります。

3つのクセに注意!ゆがみが痛みを生じさせる原因に。

  1. 気がつけばいつも猫背になっている
  2. 座るときにいつも足を組む
  3. いつも片足に重心をかけて立っている

すぐに実践できる3つの腰痛予防法

すでに痛みがある人は無理のない範囲で行ってください。

  1. こまめに体を動かす
    同じ姿勢を続けると筋肉が緊張したままになるため、疲れや血行不良による腰痛が出やすくなります。こまめに休息を取りストレッチなどして、体をほぐしましょう。
  2. 自分にあったイスを探す
    仕事などで長時間座る人は、座面の高さやクッションの固さなどが腰に影響するので、腰に負担が掛からないイスを探してみましょう。
  3. 湯船に浸かって体をほぐす
    シャワー派より毎日湯船に浸る習慣のある人の方が、腰痛率が低いという調査結果もあるので、1日の終わりには湯船でゆっくり体を労ってください。ただし、筋肉に炎症がある人は、温めると逆効果になる場合もあるので注意!

腰痛の85%は原因が分からないものなので、辛い痛みが続くようならヨクミルで相談してください。
(医師:野田一郎氏 監修)

 

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第2回「何とかしたい!かゆみを伴う肌トラブル」

『Yokumiru(ヨクミル)』は、ご自宅などのお好きな場所からPCやスマホで日本人医師にオンライン医療相談ができるサービスです。この連載では、Yokumiruより毎日の生活に役立つ医療や健康情報をお届けします。

第2回「何とかしたい!かゆみを伴う肌トラブル」

カサカサ、ピリピリ、ムズムズ・・・。季節の変わり目は、かゆみのある肌トラブルに悩んでいる方も多いのでは?顔や手など人から見られる所だと、それだけで憂鬱になってしまいますね。肌トラブルの種類と原因、解消法を探ってみました。

かゆみを伴う皮膚の炎症をまとめて「湿疹」と呼びますが、症状や重症度なども様々です。主な要因は以下のようなものがあります。

  • 外的要因:薬剤・虫・金属・ハウスダスト・カビ・細菌・ゴムによる締め付けなど
  • 内的要因:アレルギー体質・内臓疾患・肌バリア機能の低下・皮脂や汗の量など

主な湿疹の種類とその原因

  • 乾燥(皮脂欠乏症) 
    紫外線や冷暖房、洗いすぎ、加齢などが原因で肌が乾燥し、角質がめくれ上がって肌のバリア機能が低下しているため、花粉やハウスダスト、服の擦れなど、わずかな刺激でもかゆみを感じる湿疹ができます。
  • かぶれ
    合成洗剤、石鹸、うるしやマンゴー、金属のアクセサリーや化粧品、ヘアケア製品などのアレルギー源となる物質に触れることで、肌が赤くなりブツブツができたり、かゆみやほてりを感じたりします。ひどい時は腫れ上がり、水ぶくれになることも。
  • じんましん
    食べ物や薬、寒冷や温暖などの物理的刺激や、疲労やストレスなどが原因で、数ミリから広範囲に広がる赤い紅斑(こうはん)や、柔らかく盛り上がった膨疹(ぼうしん)ができ、強いかゆみを感じます。ほとんどの場合は数分から数時間で消えます。
  • 手湿疹
    皮脂が失われることで生じる赤みや小さなブツブツ、水ぶくれなど。水や洗剤をよく使う主婦や美容師などに多い症状ですが、ウイルス感染症予防のために手洗いやアルコール消毒をすることが多くなり、発症する人が増えています。

予防法
かゆみは、繰り返し刺激を受ける場所に起きやすいもの。衣服やネックレスでこすれたりする「首」、水や洗剤に触れる「手」、服の圧迫やムレがある「お腹」、マスクでこすれやムレがある「顔」などです。
洗いすぎやこすり洗いは肌バリアを壊してしまうので、優しく洗ってクリームなどで保湿してください。質の良い睡眠とバランスのとれた食事も心がけましょう。洋服の締め付けなどの刺激を避け、肌を清潔に保ちましょう。

解消法
かゆくても、かいてしまうと肌のバリア機能が壊れ、悪化してしまいます。かゆみ強いときは冷やすと楽になるので、冷たいおしぼりやタオルに包んだ保冷剤などを当てましょう。原因が分からないもの、我慢ができないかゆみや長引く症状は、Yokumiruで相談してください。
(監修:Yokumiru相談医師 野田一郎)

 

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第1回「めまいの症状と原因は?」 

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第1回「めまいの症状と原因は?」

女性の3割が悩んでいるという「めまい」。種類や原因が様々あり、見極めが難しい症状のひとつです。めまいの種類と原因を探ってみました。

主な「めまい」の症状と原因

  • グルグル回っているめまい(回転性めまい)
    自分や周囲がグルグル回転しているようなめまいで、耳鳴りや耳が詰まっている感じ、難聴、吐き気などを伴う場合も。一番多いのは、三半規管の中に「耳石」というカルシウムの粒がたまる良性発作性頭位めまい症、次いでメニエール病など耳の異常が原因の場合が多く、稀に脳梗塞、脳出血などの場合もあります。
  • フワフワ・フラフラするめまい(浮動性めまい)
    宙を歩いているようなフワフワする感覚のめまい。比較的高齢者に多く、突然起きる場合と、徐々に発症する場合があります。頭痛や痺れ、運動麻痺などの症状が現れることがあり、脳の病気が疑われるほか、睡眠障害や高血圧、うつ病が原因ということもあります。
  • クラッとする・目の前が暗くなるめまい(立ちくらみ)
    立ち上がった瞬間にクラッときたり、長い時間立っていて目の前が暗くなったりするめまい。子供や低血圧気味の人に多く、不整脈、貧血、脱水症状などが原因になる場合もあります。高血圧症や脳動脈硬化症の人が、急に血圧が下がってクラクラする場合は、脳梗塞の危険もあるので注意が必要です。

めまいが起きたときの対処法

  • まずは安静に
    座ったり横になったりして頭の位置を低くしましょう。脱水症状を起こしているなら、水分を補給しましょう。
  • 目と耳の刺激を避ける
    部屋を暗くして、テレビなどを消すなどして、目と耳から入る刺激をできるだけ避けてください。

めまい予防のための3つのポイント
自律神経の乱れや生活習慣、ストレスなどの心因的なことが原因の場合も少なくありません。血圧が低すぎても高過ぎてもめまいは起こります。自律神経のバランスが崩れると血圧が不安定になるので、予防のためには、以下の3つのポイントを心がけましょう。

  1. 規則正しい生活
  2. 質の良い睡眠
  3. バランスの取れた食事

大豆食品やアーモンド、アボカド、かぼちゃなどは血流を促し自律神経を整えるビタミンEを豊富に含んでいるのでオススメです。青魚類は血液をサラサラにしてくれるEPAやDHAを豊富に含み、血圧の安定させてくれる効果が期待できます。
そして、頑張りすぎないで、休養や息抜きする時間を確保してストレスを溜めないことも大切です。

それでもめまいが続いたり繰り返したりする場合は、我慢しないで医療機関やYokumiruに相談してください。
(監修:Yokumiru相談医師 野田一郎)


編集後記
最後までお読みいただき、ありがとうございます。Yokumiru運営本部の中野紗瑛です。今回よりリダックくらぶの会員の皆様に健康情報などをお届けいたします。

私もよく「立ちくらみ」がしていたので、健康診断のときに先生に聞いたら「異常はないので、ゆっくり立ち上がるようにしてください」と言われ、「それだけ?!」と思った経験があります。原因が分からないと不安になってストレスから症状が悪化することもあるそうなので、気になる方はYokumiruを利用して相談してみてください。

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