第29回 大人の歯並び矯正のメリット・デメリット
第29回 大人の歯並び矯正のメリット・デメリット
毎日の生活に役立つ医療や健康情報をお届けします。
更新日: 2024年05月14日
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【医師監修】大人の歯並び矯正のメリット・デメリット
欧米などは日本よりも歯並びに気を遣う人が多く、先進国ではほとんどの人が子どものうちに歯科矯正をしています。日本国内においても、最近は大人になってから矯正をする人が増えているということを耳にします。また、海外では歯科治療が割高な場合が多いですが、矯正に関しては保険が適用されたり国によって無料だったり、日本より割安になる場合もあります。そこで今回は、大人の歯並び矯正について探ってみました。
「歯並び矯正は子どもが行うもの」というイメージを持つ方も多いと思いますが、日本国内でも2020年の調査データによると、2017年と比べて、歯科矯正を行う30代前半の人は2.4倍に増加しています(※厚生労働省|患者調査)。子どもの時の方が、歯が動かしやすいので良いと言われますが、歯と歯茎が健康であれば、いくつになっても矯正を行うことができます。
歯科矯正で肩こり・頭痛が改善されることも
大人の方が歯科矯正を行うと、以下のようなメリットがあります。
- 見た目の改善
歯並びが整うことで、笑顔に自信を持てたり、口元のコンプレックスを解消したりすることができます。
- 噛み合わせと身体的な不調の改善
噛み合わせが悪いと、顎関節や咬筋(こうきん:噛む時に使う筋肉)に余計な負担がかかり、顎関節症、肩こり、頭痛などを発症することがあります。さらに、うまく咀嚼できないことで、胃に負担がかかることもあります。噛み合わせを改善することで、それらの不調の改善が期待できます。
- 歯と歯茎の健康維持
歯並びが悪いと磨きにくいところがあるため、普段のケアで歯垢や食べかすが残りやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。歯並びを矯正することで、口腔内の健康を維持しやすくなり、虫歯、歯周病、口臭などの予防につながります。
大人の歯科矯正方法のデメリット
大人の歯科矯正のデメリットは、2〜3年と治療期間が長いこと、痛みや違和感がある、国によっては費用が高いなどがあります。また、子どもの頃の矯正は歯を抜くことはないですが、大人の方が矯正をする場合は、歯を動かすスペースを作るために歯を抜く確率が高くなります。
歯科矯正の方法とメリット・デメリット
主な矯正方法と、そのメリット、デメリットを紹介しますので、参考にしてください。
国や医療機関によって、歯科矯正の知識や技術レベルに差があるので、事前に評判を調べてから治療をされることをオススメします。また、矯正の途中で帰国した場合、日本の歯科医では継続できず、もう一度費用が発生する場合があります。そのため、矯正を始めるときに、その国の滞在期間内に終えられるのか、始めどきにご注意ください。
気になる症状や、お子さまから大人の方の歯科矯正などで悩みや不明な点があったら、ヨクミルでご相談ください。
<監修医紹介>
細井麻生先生(歯科医)
スペイン在住。自身が出産したときに、スペイン語+専門用語でのコミュニケーションが難しかった経験から、日本人医師に日本語で相談できるヨクミルに魅力を感じ、相談医師に登録しました。すぐに治療した方がいいのか、現地で提案された治療法が適切なのか、子どもの歯並び、大人の歯科矯正のことなども気軽に相談できます。
ヨクミルご利用者の声
ヨクミルでオンライン医療相談をご利用いただいた方からの声をご紹介します。ヨクミルなら自宅などから日本人医師に相談することで、不安を解消できます。
心の問題も病院に行かずに相談できる
アメリカ在住/30代女性 Mさん
突然襲われる不安感で、眠れなかったり頭痛や息切れがしたりするので、友人に勧められて相談していることに。心の問題の相談なので病院に行く必要がないこと、日本語で話せることがとてもありがたかったです。 親身になって話を聞いてくださる先生で、とても話しやすかったです。自然に落ち着いていくと思うけど、症状が続くようならカウンセリングを受けてみることや、休暇を取ることをアドバイスしていただき、薬の服用についても教えていただきました。ぜひまた利用したいと思います。
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