第18回「睡眠中のいびきが気になる•••それ睡眠時無呼吸症候群かも」

第18回「睡眠中のいびきが気になる•••それ睡眠時無呼吸症候群かも」

毎日の生活に役立つ医療や健康情報をお届けします。

更新日: 2023年06月02日

『Yokumiru(ヨクミル)』は、ご自宅などのお好きな場所からPCやスマホで日本人医師にオンライン医療相談ができるサービスです。この連載では、ヨクミルより毎日の生活に役立つ医療や健康情報をお届けします。

睡眠中のいびきが気になる•••それ睡眠時無呼吸症候群かも

家族に「寝ている間、いびきかいているよ」とか、「睡眠中、息止まっていない?」と言われたことのある方。それって「睡眠時無呼吸症候群」かもしれません。今回は、いびきや睡眠中に息が止まる睡眠時無呼吸症候群について掘り下げていきます。

睡眠時無呼吸症候群ってなに?

これは眠り始めると、呼吸が止まってしまう病気のことを指しています。睡眠時無呼吸症候群の状態では、血液中の酸素濃度が下がってしまうため、本人は無自覚な目覚めを引き起こます。
無自覚な状態で目覚めたまま、呼吸は再開されるのですが、眠り始めると再び無呼吸状態になり、そして目を覚ますという悪循環が起きてしまうのです。この時、いびきは睡眠時無呼吸症候群のサインとして現れることが考えられます。

いびきというのは、鼻から喉頭までの空気の通り道が狭くなり、その部分に空気が通る時に空気抵抗が大きくなってしまい、粘膜が振動して生じる音です。家族がいびきをかいている、寝ている間の呼吸が止まっているというのは、睡眠時無呼吸症候群のサインと捉えてください。

睡眠時無呼吸症候群が引き起こすリスク

睡眠時無呼吸症候群は無意識の目覚めにより、十分な睡眠が阻害されているので、睡眠不足を引き起こします。そのため、日中の居眠りや疲労感、抑うつ状態が現れることがあります。これを自覚するのは難しいですが、運転中や作業中に思わず居眠りをしてしまい、事故につながるという危険があるので、早急に治療しましょう。

また、心血管系の疾患と合併する危険もあります。例えば高血圧との合併がしやすく、また不整脈については健常者のおよそ2倍発生を高めます。また睡眠時無呼吸症候群の人は、狭心症や心筋梗塞とも合併しやすいことがわかっています。睡眠時の問題は心身ともに悪影響が出るので、早めの対処が必要です。

日常生活でできる改善方法には何があるの?

日常の中でできる改善方法は、気道の確保がポイントになります。肥満の方の場合、体重増加により喉に脂肪がついて気道が狭くなって、いびきをかきやすくなってしまいます。そのため、肥満は生活習慣全般から見直すことで、睡眠時無呼吸症候群だけではなく、そのほかの生活習慣病のリスクを下げることになります。

また、仰向けで寝ることも睡眠中のいびきや無呼吸状態を引き起こしやすくします。
仰向けの状態では喉や首に重力で負担がかかり、気道が狭くなります。眠る時の姿勢としては、横向きで寝るなどの工夫がいいでしょう。
抱き枕などを使うと横向きに姿勢が楽になります。また、気道を塞がず首などに負担がかからないように、枕の高さを調節することも有効です。
そのほかには、過度な飲酒を控えること、口呼吸ではなく普段から鼻呼吸を意識することも改善方法になります。

病院では何科で相談できる?

睡眠時の無呼吸では、鼻づまりや扁桃の肥大などで上気道が狭くなり、いびきや無呼吸が起こることがあります。そのためまずは上気道に閉塞病変がないか、耳鼻咽喉科で確認することが大事です。アレルギー性鼻炎の鼻閉がひどく無呼吸になっていた方の中に、加療によって鼻閉を改善することで、改善した方がいらっしゃいました。また薬などではうまくいかない場合、耳鼻咽喉科で狭くなった上気道を広げる手術を行うこともあります。

最近、日本では一部の大学病院が「睡眠科」や「睡眠センター」と名称を使っているところもありますが、このような閉塞のために起きる病変がなければ、基本的に内科が担当します。原因が分かっている場合、例えばストレスが要因になっているなら精神科、呼吸器のトラブルのために不眠になっているなら呼吸器内科でも相談できます。それでも、なかなか判断がつかない場合は内科か総合診療科で相談してください。

睡眠トラブルには様々な症状があり、多くの方が悩む問題です。すぐに解決したいのに、日本と違って病院の予約が2,3ヶ月待ちというところも多いでしょう。
また、医師に相談したいけど、自分の症状が何科で診てもらうのが良いかわからないという方もいらっしゃると思います。
ヨクミルでは、小児科や内科、婦人科といった専門科以外にも、何科が適しているかわからない方や睡眠に関する相談もできる医師が多くいます。
オンラインで、すぐに相談できる上、人目を気にせずに、自宅でリラックスして相談できますよ。

監修:医師 野田一郎氏

オススメの医師

小畑礼一郎先生 内科・総合診療科

アメリカの病院で内科・集中治療医として勤務している小畑先生は、呼吸器内科の専門医でもあるので、睡眠時無呼吸症候群の相談もできます。些細なことでも構いませんので、心配なことは何でも聞いてください。

ヨクミル利用者の声

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Mさん(カナダ在住/30代女性)歯科に相談

先カナダでは治療費が高額なので、現地で勧められた虫歯の治療方法が適切なのかどうか、日本での一般的な治療法との比較なども含めて相談させていただきました。オンライン医療相談は初めてでしたが、事前に相談医師のプロフィールが確認でき、予約可能な枠も分かりやすく、操作も簡単でスムーズに相談ができました。相談時には、PC画面で歯の構造図を一緒に見ながら説明してくださったので、とても理解でしやすかったです。丁寧に対応してくださる先生で、こちらの話も親身になって聞いてくださいました。相談して良かったです。

デリケートな問題を日本語で相談できて嬉しい
Aさん(アメリカ在住/30代女性)産婦人科に相談

アメリカの病院の受診時に慣れない医療英語を理解するのも、こちらの気持ちを伝えることにも難しさと不安を感じていました。特に、体外受精をするにあたり子宮筋腫を手術すべきかどうかなど、細かな表現やニュアンスを伝えられないし、ドクターは多国籍なので文化の違いにも戸惑っていました。ヨクミルで日本語で相談出来ることが、とてもありがたかったです。先生からは、現在の症状の原因や今後の治療方法などを教えていただきました。日本語でアドバイスをいただいたことで、安心できて励みになりました。

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