第1回「めまいの症状と原因は?」 

第1回「めまいの症状と原因は?」 

毎日の生活に役立つ医療や健康情報をお届けします。

更新日: 2021年11月05日

『Yokumiru(ヨクミル)』は、ご自宅などのお好きな場所からPCやスマホで日本人医師にオンライン医療相談ができるサービスです。この連載では、Yokumiruより毎日の生活に役立つ医療や健康情報をお届けします。

第1回「めまいの症状と原因は?」

女性の3割が悩んでいるという「めまい」。種類や原因が様々あり、見極めが難しい症状のひとつです。めまいの種類と原因を探ってみました。

主な「めまい」の症状と原因

  • グルグル回っているめまい(回転性めまい)
    自分や周囲がグルグル回転しているようなめまいで、耳鳴りや耳が詰まっている感じ、難聴、吐き気などを伴う場合も。一番多いのは、三半規管の中に「耳石」というカルシウムの粒がたまる良性発作性頭位めまい症、次いでメニエール病など耳の異常が原因の場合が多く、稀に脳梗塞、脳出血などの場合もあります。
  • フワフワ・フラフラするめまい(浮動性めまい)
    宙を歩いているようなフワフワする感覚のめまい。比較的高齢者に多く、突然起きる場合と、徐々に発症する場合があります。頭痛や痺れ、運動麻痺などの症状が現れることがあり、脳の病気が疑われるほか、睡眠障害や高血圧、うつ病が原因ということもあります。
  • クラッとする・目の前が暗くなるめまい(立ちくらみ)
    立ち上がった瞬間にクラッときたり、長い時間立っていて目の前が暗くなったりするめまい。子供や低血圧気味の人に多く、不整脈、貧血、脱水症状などが原因になる場合もあります。高血圧症や脳動脈硬化症の人が、急に血圧が下がってクラクラする場合は、脳梗塞の危険もあるので注意が必要です。

めまいが起きたときの対処法

  • まずは安静に
    座ったり横になったりして頭の位置を低くしましょう。脱水症状を起こしているなら、水分を補給しましょう。
  • 目と耳の刺激を避ける
    部屋を暗くして、テレビなどを消すなどして、目と耳から入る刺激をできるだけ避けてください。

めまい予防のための3つのポイント
自律神経の乱れや生活習慣、ストレスなどの心因的なことが原因の場合も少なくありません。血圧が低すぎても高過ぎてもめまいは起こります。自律神経のバランスが崩れると血圧が不安定になるので、予防のためには、以下の3つのポイントを心がけましょう。

  1. 規則正しい生活
  2. 質の良い睡眠
  3. バランスの取れた食事

大豆食品やアーモンド、アボカド、かぼちゃなどは血流を促し自律神経を整えるビタミンEを豊富に含んでいるのでオススメです。青魚類は血液をサラサラにしてくれるEPAやDHAを豊富に含み、血圧の安定させてくれる効果が期待できます。
そして、頑張りすぎないで、休養や息抜きする時間を確保してストレスを溜めないことも大切です。

それでもめまいが続いたり繰り返したりする場合は、我慢しないで医療機関やYokumiruに相談してください。
(監修:Yokumiru相談医師 野田一郎)


編集後記
最後までお読みいただき、ありがとうございます。Yokumiru運営本部の中野紗瑛です。今回よりリダックくらぶの会員の皆様に健康情報などをお届けいたします。

私もよく「立ちくらみ」がしていたので、健康診断のときに先生に聞いたら「異常はないので、ゆっくり立ち上がるようにしてください」と言われ、「それだけ?!」と思った経験があります。原因が分からないと不安になってストレスから症状が悪化することもあるそうなので、気になる方はYokumiruを利用して相談してみてください。

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