第10回「これを食べなきゃもったいない!アメリカの美味しいエスニック料理 2」

こんにちは、アメリカ駐在妻ブロガーのミイです。

今回の記事でも前回に引き続き、

「アメリカに来たからには、ぜひこれを食べてほしい!」

という一押しのエスニック料理と、特におすすめのメニューについてご紹介していきます。

中国料理

アメリカの中国料理は、日本で食べる中華料理とはほぼ別物です。日本では大人気のチンジャオロースはまずお目にかかれませんし、餃子も皮は厚めで焼くより茹でるのが主流です。

逆に、日本にはないアメリカならではの美味しい中国料理もたくさんあり、その筆頭がオレンジチキンです。鶏の唐揚げにトロっとしたオレンジソースがまぶされている、見た目は酢豚のような料理です。

「鶏唐揚げにオレンジソースって・・・合うの?」

と不安に思われると思いますが、オレンジの香りは全くせず、酸味も少なく、けっこう甘めのソースです。唐揚げ自体にしっかり下味が染み込んでおり、ソースに塩気はあまりありません。子供が喜ぶ味なので、家族連れで中華を頼む時に候補に入れるといいでしょう。

Chicken Soong(鶏ひき肉のレタス包み)も、日本ではなかなかお目にかかれないオススメ中華のひとつです。鶏ひき肉やナッツ、カリカリに揚げた春雨などが入った肉餡を、自分でレタスに包んで食べます。味付けは、鶏肉のカシューナッツ炒めに近いあっさりした感じでパクパクいけます。

また、アメリカ中華の前菜で一度試してみていただきたいのが、Scallion Pancake(ネギ餅)です。輪切りのネギを混ぜ込んだ小麦粉生地を薄く揚げ焼きにした料理なのですが、シンプルだからこその素朴な旨味があり、チヂミが好きな方ならハマると思います。す。

なお、アメリカでは点心のことをdim sumと呼びます。日本では点心は中華街以外ではなかなか食べられませんが、アメリカではわりとポピュラーでレストランも多いので、ぜひお近くで評判のいい店を試してみてください。dim sumのお店ではウエイターさんもカタコト英語なことが多く、英語が苦手な方でもお互いカタコトであまり気負わず注文できます。

韓国料理

アメリカの韓国料理で人気なのは、なんといってもコリアンバーベキューです。いわゆる日本で言うところの焼肉ですが、焼いてからタレをつけるのではなく、すでにタレに浸かった状態のお肉を焼くのがアメリカ流です。人気店はいつも混んでいて、予約必須です。

また、コリアンフライドチキンも、日本では馴染みがありませんがとてもポピュラーです。手羽先や手羽元(Chiken Wings)の唐揚げに甘じょっぱいにんにく醤油のタレがかかってゴマが振られています。ガツンとしたお味でお酒が進みます。

コリアンフライドチキン専門店に行くと、醤油タレ以外にも、真っ赤な唐辛子ベースのタレなどたくさんのフレーバーが用意されており、大人数で行ってワイワイシェアするのも楽しいです。

タイ料理

タイ料理のラインナップはアメリカと日本ではあまり変わらず、生春巻き(Spring Roll)、春巻き(Summer Roll)、パパイヤサラダ(Som Tum)、トムヤムクン(Tom Yum)、パッタイ(Pad Thai) 、グリーンカレー(Green Curry)などが人気です。

しかし日本では馴染みのないものもないわけではなく、たとえばパイナップルをくり抜いた中にチャーハンが入っているパイナップルチャーハンや、トムヤムクンの辛みと酸味成分を抜いたトムカ(Tom Kha)スープはアメリカならではと言えそうです。どちらも全く辛くないので、子供連れにおすすめです。

なお、辛い料理をピリ辛程度に抑えて欲しい場合は、Can you make it mild?と言うと辛さ控えめで作ってもらえます。

また、アメリカのタイ料理店でぜひ試していただきたいのが、Thai Milk Teaです。まさかのオレンジ色(!)のミルクティーで、私も初めて見た時はその鮮やかさにギョッとしたものですが、飲んでみるとその美味しさに驚きます。濃い目に入れられた茶葉のコクがしっかりと感じられ、そこにエキゾチックな香りとコンデンスミルクの甘さが相まって、完璧なハーモニーを奏でています。

ただし、そのまま頼むと日本人には甘すぎるので、甘党の人はHalf Sweet(甘さ半分)、そうでない人は 30% Sweetと言って注文するとちょうど良いでしょう。Thai Milk Teaはタピオカミルクティー屋(Bubble Tea Shop)でもよくある人気のフレーバーで、色はどぎついですが騙されたと思ってぜひ一度トライしてみてください。

最後に、タイ料理店の中でも本格的な所だと、デザートにココナッツプリン(Coconut CustardやCoconut Milk Puddingなど、言い方が統一されていません)を頼めるところがあります。このプリンが実は私の一番のイチオシで、見かけたらぜひ試してみてください。醤油皿のような小さな陶器皿の中で蒸し焼きにされたプリンが、1オーダーで3皿ほど出てきます。食感はかなりモチモチしていてほんのり塩気が感じられ、私は初めて食べたときに「こんなに美味しいデザートがこの世にあったのか・・・!」と衝撃を受けました。

アメリカならではの日本料理

日本でイタリアンが流行って明太子パスタや照り焼きチキンピザが開発されたのと同様に、ここアメリカでも、アメリカで生み出された「日本人の知らない日本料理」が数多く存在するのをご存知でしょうか。

その最たるものがHibachi Grill(ヒバチグリル)で、鉄板焼きのような鉄板の上で、肉・シーフード・野菜・きのこなどを炒めて作る謎の料理です。お客さんの目の前でシェフが派手なパフォーマンスをしながら調理する店が多く、バーナーで火柱を上げたり、コテでジャグリングをしたりといった、曲芸のような料理ショーがアメリカ人に大人気です。

私は結構な捻くれ者なので、

「パフォーマンス分割高なだけで、どうせ味は大したことないんでしょ」

と決めつけてこのHibachiを長らく敬遠してきたのですが、駐在5年目にして食べる機会があり、なんと案外美味でした(笑)。なのでこの記事を読んだ皆様には、「そんなエセ日本食なんぞ食えるか!」という詰まらないプライドは捨てて、ぜひ素直な心でアメリカ発ジャパニーズカルチャーを試してみていただきたいです。

また、アメリカでお寿司屋さんに行くと、かなりの確率でSoftshell Crab Rollという巻き寿司がメニューにあります。ソフトシェルクラブとは、読んで字の如く殻ごと食べられる小さなカニのことで、小さな子供でも食べられるくらい柔らかいです。

このカニを丸ごと唐揚げにしたものが豪快に巻き寿司の中に入っているわけですが、これも日本では見たことがなく、かつ美味しいので、アメリカで日本料理店に行く機会があればぜひ試してみてください。

まとめ

さて、今回の記事では、アメリカに来たらぜひ食べていただきたいエスニック料理のうち、

  • 中国料理
  • 韓国料理
  • タイ料理
  • アメリカならではの日本料理

の4点をご紹介しました。

残念ながら自分の子育ての激化などの諸事情により、この第10回を最後に連載を終了することになりましたが、またどこかでお目にかかれたら嬉しいです。

今までありがとうございました!


著者プロフィール:
ミイ
駐妻目線のアメリカ生活情報サイトCHEWIFEを運営し、フツウの日本人がアメリカで快適に暮らすためのお役立ち情報を配信。

2020年からはペアレントインストラクターの資格を取得し、アメリカでの出産・育児・幼児教育についても多数の記事を執筆している。

ニューヨークで実際に0歳児と4歳児を育てる母でもあり、いかにアメリカ在住のメリットを生かしてラクに育児できるかを日々模索中。

第9回「これを食べなきゃもったいない!アメリカの美味しいエスニック料理 1」

こんにちは、アメリカ駐在妻ブロガーのミイです。 アメリカには、ステーキやロブスターなど美味しい料理がたくさんありますが、もう一つの魅力として、「世界各国からの移民が本格的な自国料理のレストランを開いている」ということをご存知ですか?

日本でも、中華料理やイタリア料理などはメジャーですが、日本のエスニックレストランは味付けや調理法を日本人好みにアレンジしていることが多く、アメリカで食べると同じ料理でも全く違う味がしたりして興味深いです。

そこで今回の記事から、

「アメリカに来たからには、ぜひこれを食べてほしい!」

という一押しのエスニック料理と、特におすすめなメニューについてご紹介していきます。

メキシカン

まず初めにご紹介したいのが、アメリカではポピュラーなのに日本ではあまり食べない料理の代表格、メキシカンです。安くて量が多くて美味しい、庶民の味方です。

中でも特にコスパと腹持ちがいいのがブリトー(Brito)で、お肉や野菜、米、豆、チーズなどを小麦の大きな皮でぐるぐる春巻きのように巻いたものです。特にソースは入っておらず、ソテーされたお肉の塩気や、ピラフのように炊き込んだお米の風味で食べます。かなりずっしりと量があり、私はいつも半分でお腹いっぱいになって残りは次の日のランチに回します。

ただしブリトーはお店によって当たり外れの幅が大きく、外すと大容量で食べ切るのも一苦労なので、できればブリトーが美味しいと評判の店をYelpやGoogle Mapで探してから試すと良いでしょう。

逆に、そこまで外れないメキシカンの王道といえば、なんといってもタコスです。タコスの皮にはとうもろこし(corn)か小麦(flour)の二種類があって、レストランによっては注文時に選ばせてくれますが、本場メキシコではとうもろこしの皮が主流です。小麦の皮は主にブリトーやケサディーヤ(皮に具材を挟んで焼いたホットサンドのような料理)などに使います。

Taco Bellのようなファーストフード店とは違い、レストランで頂くタコスは手のひらサイズで小ぶりです。前菜として一人2つくらい頼むとちょうど良いので、王道のチキンやビーフだけでなく、エビやお魚のタコスもぜひ試してみてください。特に、フライしてある白身魚にライムをチュッと絞っていただくタコスは最高です。

本格メキシカンからはやや逸れますが、アメリカのテキサス州独自の要素が加わったTex-Mex(テックスメックス)もアメリカでは大人気。本場メキシコ料理よりもチーズを多用したジャンキーな感じと、スパイスやハーブを減らした万人受けする味付けが特徴です(ただしハラペニョ入りの辛いメニューは多いです)。シラントロ(Cilantro:パクチーのこと)が苦手な方は、まずはTex-Mexから入ると食べやすいかもしれません。機会があればぜひ両方試して、違いを楽しんでみてくださいね。

ハラルフード(イスラム料理)

ハラルフード(Halal Food)とは、もともとはイスラム教徒が食べることを許されている食べ物、という意味ですが、ここアメリカでは「イスラム教圏のエスニック料理」という意味で、立派な料理のジャンルの一つとなっています。安くて栄養バランスも良く美味しいので、「自分で料理するのは面倒だけれどなるべく健康に良いものをUber Eatsしたい!」という時に打ってつけです。

一番人気のメニューはチキンオーバーライス(Chicken Over Rice)という、その名の通りお米の上にチキンと野菜が乗っている丼のような料理です。お米はパエリアのように味付きで炊いてあるタイ米(細長くてパラっとしているお米)で、その上にチキンと、サラダのような生野菜が半々に乗っています。チキンはスパイスでマリネして焼いてあり、一口サイズにカットされていて食べやすいです。

チキンオーバーライスの最大の特色は、上にかかっているソースにあります。お店で頼むとRed SauceとWhite Sauseを両方かけるかどうか聞かれるのですが、Red Sauceはかなり辛いので、辛いものが苦手な方は抜いてもらうか、別の容器に入れてもらって自分で加減してかけると良いでしょう。「Could you have the red sauce in the separate container?」というと別にしてもらえます。 White Sauceはヨーグルトベースのマイルドなソースで、乳脂肪のこっくりとした旨みがありながらも後味はさっぱりしていて、お肉とも野菜とも相性抜群です。このWhite Sauceがチキンオーバーライスの美味しさの8割を司っているといっても過言ではないので、必ずかけてもらうようにしてください。

なお、チキンオーバーライスの上に乗せるお肉は、チキンの他にもラム肉やコフタケバブ(Kofta Kebab:いろいろなお肉やスパイスを混ぜたつくねのようなもの)を選べることがありますが、けっこうクセが強いので初心者はチキンから始めることをおすすめします。

まとめ

さて、今回の記事では、アメリカに来たらぜひ食べていただきたいエスニック料理のうち、

  • メキシカン
  • ハラルフード(イスラム料理)

の2点をご紹介しました。

まだまだオススメしたい世界の料理はたくさんあるので、次回以降もまた魅力をお伝えしていきますね。


著者プロフィール:
ミイ
駐妻目線のアメリカ生活情報サイトCHEWIFEを運営し、フツウの日本人がアメリカで快適に暮らすためのお役立ち情報を配信。

2020年からはペアレントインストラクターの資格を取得し、アメリカでの出産・育児・幼児教育についても多数の記事を執筆している。

ニューヨークで実際に0歳児と4歳児を育てる母でもあり、いかにアメリカ在住のメリットを生かしてラクに育児できるかを日々模索中。

第8回「これを食べなきゃもったいない!アメリカの美味しいもの特集 3」

こんにちは、アメリカ駐在妻ブロガーのミイです。

いよいよアメリカの美味しいもの特集も3弾目となりました。

  • アメリカ南部料理
  • アメリカのダイナー(簡易食堂)

についてご紹介していきますね。

アメリカ南部料理

南部料理とは、テキサス州を中心としたアメリカ南東部がルーツの料理で、それ以外の地域にお住まいだとなかなか食べる機会がありません。

じっさい、私もニューヨークに住んでいた頃は一度も食べたことがなく、南部のアトランタに引っ越してから試して、

「こんなに美味しいものならもっと早く食べればよかった!」

と後悔したものです。

たいていのレストランでは、ワッフルに4種類くらいフレーバーがあり、たとえばブルーベリー味だったらブルーベリーがワッフルに練りこまれています。以前ブルックリンの人気店に行ったら、

「当店のおすすめはハラペニョワッフルです」

と言われて大変驚きました。アメリカ南部はスパイシーな味付けが大好きで、気を抜くとこういう思わぬ激辛メニューが出てくるので要注意です。

そして南部料理のもう一つの特色といえば、「とりあえずなんでも揚げる」ということ。メニューのアペタイザーの欄を見ると、

  • フライドピクルス
  • フライドモツァレラチーズ
  • フライドハラペニョ(!)

と、揚げ物のオンパレードです。中でもフライドオクラは外はカリカリ、中はねっとりで美味しいのでネバネバ好きさんにオススメです。オクラは南部ではわりとメジャーな野菜で、ケイジャンスパイスを使ったピリ辛味の具沢山スープ、ガンボ(Gumbo)の中にも入っています。ガンボも南部料理の鉄板中の鉄板なのでぜひ試してみてください。

また、南部料理を語る上で避けて通れないのがザリガニ(crawfish)。アトランタに住んでいた頃は、

「南部に来たからには絶対に食べるべき!」

といろんな方から力説されましたが、泥臭さが気になってあまり私の口には合いませんでした。しかし、日本人の中でも「すごく美味しい!」と絶賛する方もいて、どうやら好みが分かれる味のようです。

アメリカのダイナー(気軽な大衆食堂)

ダイナー(diner)とは、気取らない雰囲気でアメリカの定番料理を食べられるレストランのことで、

  • 外装・内装がやたらメタリック(屋台車や列車を改造したのが起源のため)
  • メニューが豊富で選ぶのが大変
  • 一皿の量が多く盛り付けも豪快
  • 現金払いのお店も多い
  • 営業時間が長い

という特色があります。

私は昔見たハリウッド映画の影響か、このダイナーを長らく誤解しており、

「トラックの運ちゃんが深夜に食べに行くような、安くて古ぼけた食堂」

だと思い込んでいました。しかし実際は、おしゃれな美味しいダイナーというものがアメリカには存在し、土日のブランチではなかなか席が取れないほど大人気です。

ダイナーの定番料理といえば、

  • パンケーキ(またはワッフル・フレンチトースト)
  • オムレツ
  • ハンバーガー
  • ホットサンドイッチ
  • ミートローフ
  • チリビーンズ

あたりでしょうか。パンケーキは日本のホットケーキと比べると甘くなく、フルーツやクリームだけでなくベーコンやソーセージを組み合わせて食べても美味しいです。パンケーキのトッピングは、上に乗せるスタイルのお店と、生地に練りこんで焼いてしまうスタイルのお店があるので、オーダー前に確認するといいでしょう。

オムレツも、中にどんな具を入れるか自由に選べるのがアメリカ流。私の一押しはチーズ(特にswiss cheeseがクセがなくオススメ)、ベーコン、トマト、ピーマン(green pepper)、マッシュルームです。

ホットサンドは、サンドイッチの両面をプレスしながらじゅうっと焼いたものなのですが、特に子供に人気なのがグリルドチーズサンドイッチ(grilled cheese sandwich)。中にチーズしか入っていないシンプルな料理なのですが、そのチーズがトロッととろけてクセになる美味しさです。

ミートローフは、日本のハンバーグをもう少し柔らかくしたような料理で、丸く成形せずに耐熱皿に生地をを流し込んで焼いて、それを四角く切り分けてサーブします。うちの子はこのミートローフが大好きで、家でもゆで卵入りのものを作ってやるとよく食べます。

チリビーンズは、チリ (Chilli)と略すことが多いアメリカの定番料理で、ひき肉と豆、トマト、玉ねぎなどを一緒くたに煮込んだものです。例えるなら作って3日目の肉じゃがのような、けっこうモッタリした食感です。唐辛子を入れて辛く作るレストランと、そこまで辛くないレストランがあります。

正直、チリはメインで頼むほどの料理ではないのですが、付け合せのフライドポテトやサラダの代わりに選べることがあるので、そういう機会に一度食べてみるといいでしょう。

まとめ

さて、今回の記事では、アメリカならではの

  • アメリカ南部料理
  • アメリカのダイナー(簡易食堂)

についてご紹介しました。

次回は2月の配信になります。美味しいもの特集の第4弾にするか、別のテーマにするか迷っておりますが、もしリクエストなどありましたら12月ニュースレターのプレゼント応募フォームのコメントにて教えてくださいね。

皆様、良い年末年始をお過ごしください!


著者プロフィール:
ミイ
駐妻目線のアメリカ生活情報サイトCHEWIFEを運営し、フツウの日本人がアメリカで快適に暮らすためのお役立ち情報を配信。

2020年からはペアレントインストラクターの資格を取得し、アメリカでの出産・育児・幼児教育についても多数の記事を執筆している。

ニューヨークで実際に0歳児と4歳児を育てる母でもあり、いかにアメリカ在住のメリットを生かしてラクに育児できるかを日々模索中。

第7回「これを食べなきゃもったいない!アメリカの美味しいもの特集 2」

こんにちは、アメリカ駐在妻ブロガーのミイです。

前回に引き続き、「アメリカに来たからには是非これを食べてみて!」というおすすめグルメを紹介していきます。

アメリカシーフードの王様ロブスター

アメリカの生活にも慣れ、「そろそろステーキにも飽きて来たな・・・」という頃に試していただきたいのがアメリカのシーフードです。

その筆頭はロブスターで、特にお店にこだわりがなければ、まずは大手のシーフードファミレスRed Lobsterに行くのがおすすめです。アメリカでシーフードレストランというとちょっとお高い印象がありますが、Red Lobsterはそこまで高級すぎず、小さな子供連れでもあまり気を遣わずに食事を楽しむことができます。

どうせならチェーン店ではなく地元の人気店で!という方は、「Best seafood near me」と検索してみると良いでしょう。メイン州などの有名な漁港に旅行に行きがてらシーフードを楽しむのもおすすめです。

ロブスターを使った料理はいくつか種類があり、

  • Steamed Lobster(丸ごとロブスターの蒸し焼き)
  • Roasted Lobster(丸ごとロブスターのオーブン焼き)
  • Lobster Tail(ロブスターの胴体の部分のみを加熱したもの)
  • Lobster Roll(ロブスターの身が乗ったオープンサンド)
  • Lobster Bisque(クリーミーなロブスターのスープ)

あたりがメジャーで、下に行くほど安価となります。

特におすすめなのが丸ごとのロブスターで、お高くて自分で殻を剥く手間はかかりますが、そのぶん他では味わえない甘みと旨味が凝縮されています。

特に「Live Lobster」とメニューに書いてあるものは、たった今まで生きていたロブスターをその場で調理してくれるという意味で、段違いに甘みが強く美味しいです。なお、このLiveはリブではなくライブと読みます。

Live Lobsterを頼む場合は大きさを選ばせてもらえるのですが、一人で食べるのであれば、ちょっと贅沢して1.5LB(ポンド)くらいで十分かと思います。

なお、丸ごとロブスターを頼むと、殻を剥くための大きなハサミが一緒について来ます。まず頭を取り、比較的殻の柔らかいお腹の側から尻尾に向かって一直線にハサミを入れ、その切れ目からパカっと割ると簡単に身を取ることができます。お店によっては、すでにお腹に切れ目を入れてくれている場合もあります。

アメリカではロブスターにはレモンと溶かしバターが添えられているのが慣例で、ぷりぷりの剥き身にレモンをちゅっと絞り、バターをちょんちょんとつけて頂くと風味が増して美味しいです。私は塩気が効いているのが好きなので、さらに塩をかけたりします。

「どうしても殻を剥くのが面倒くさい!」という方には、殻を半身だけ剥いた状態で出してくれるLobster Tailがおすすめです。やや小ぶりのロブスターの胴体だけ(爪や足がない)のサーブとなり、またLiveではないので味は丸ごとロブスターに劣りますが、手軽に食べられます。Lobster Tailだけだとちょっと量が足りないので、だいたいLobster Tail + Grilled Shrimpといった具合に他の料理とのセットメニューとなっていることが多いです。

なお、Lobster Tailとステーキがセットになっているコースは特にSurf and Turf(海の幸と陸の幸)と呼ばれ大変人気ですが、ステーキはやはりステーキハウスで食べた方が美味しいので、シーフードレストランではエビやサーモンのセットを選ぶことをおすすめします。

Lobster Rollとは、上の2点よりもややカジュアルでお財布に優しいロブスターのサンドイッチのことです。一口サイズに切られたロブスターがゴロゴロ入ったマヨネーズベースのサラダが、ホットドックのような少し甘いパンにてんこ盛りに盛られてサーブされます。ディナーというよりはランチ向きで、海沿いのレストランのテラス席で食べたいメニューです。

アメリカのその他のシーフード

ロブスターに次いでアメリカで食べたいシーフードといえば、

  • Sea Bass(シーバス。高級な白身魚)
  • King Crab(タラバガニ)
  • Steamed Mussel(ムール貝の白ワイン蒸し)
  • Clam Chowder(クラムチャウダー)
  • Shrimp Cocktail(冷製茹でエビ)
  • Oyster(牡蠣)

あたりでしょうか。

シーバスはスズキの一種ですが、日本のスズキよりも脂が乗っており、値段もなかなか張るA級グルメです。レモンソースなどのさっぱりしたソテーで食べることがほとんどで、白身魚がお好きな方は、何かのお祝いのときに小洒落たレストランで食べてみることをおすすめします。

King Crabはタラバガニ、Snow Crabはズワイガニのことで、どちらもカニ専門店で食べることができます。日本でカニ専門店というと、かしこまった料亭のようなイメージがありますが、アメリカのカニ専門店はまるで漁港近くの大衆店のようなワイワイした雰囲気で、なんと料理が透明な分厚いビニール袋にどーんと入って出てきます。

ケイジャンスパイスをふんだんに振りかけられたカニや、輪切りのとうもろこし、ジャガイモが一緒くたにビニール袋に入って提供されるので、私は初めて食べた時は、

「高級なカニにこんな雑な扱いを・・・!?」

と大いに驚きましたが、日本には絶対にない食べ方なので一度試してみると面白いと思います。

まとめ

さて、今回の記事では、ロブスターをはじめとしたアメリカで食べるべきシーフードについてご紹介しました。

本当は、

  • アメリカ南部料理
  • アメリカのダイナー(簡易食堂)

も詰め込む予定だったのですが、字数オーバーで泣く泣く断念・・・ということで、また次回にとっておきたいと思います。

次回もどうぞお楽しみに!


著者プロフィール:
ミイ
駐妻目線のアメリカ生活情報サイトCHEWIFEを運営し、フツウの日本人がアメリカで快適に暮らすためのお役立ち情報を配信。

2020年からはペアレントインストラクターの資格を取得し、アメリカでの出産・育児・幼児教育についても多数の記事を執筆している。

ニューヨークで実際に0歳児と4歳児を育てる母でもあり、いかにアメリカ在住のメリットを生かしてラクに育児できるかを日々模索中。

第6回「これを食べなきゃもったいない!アメリカの美味しいもの特集 1」

こんにちは、アメリカ駐在妻ブロガーのミイです。

アメリカ在住の日本人同士でおしゃべりすると、

「日本のショートケーキが食べたい・・・」

「新鮮なお刺身が恋しい・・・」

など、日本の食べ物の話になりがちですよね。

もちろん、アメリカにはアメリカならではの美味しいものが沢山あるのですが、日本人の味覚では「ちょっとこれは・・・」と思うものも多く、なかなか本当に自分の気に入るグルメを見つけることは難しかったりします。

そこで今回の記事では、私がアメリカで7年生きてきて、

「これはぜひ全ての日本人に食べて頂きたい!」

と心の底から思った至極のアメリカグルメをご紹介します。今日こそはハンバーガーかピザ以外の何かを食べたい方、必見です。

ステーキを食べずに帰国するべからず

さて、この見出しを見て、

「ステーキなんてもう食べ飽きてるよ!」

と思った方、アメリカで食べるべき本当に美味しい部位はどこかご存知ですか?

アメリカのステーキハウスでは、とかくポーターハウス(またの名をTボーン)を勧められることが多く、確かにこの部位は骨を挟んで右がフィレ、左がサーロインと1オーダーで2度美味しいお得な部位です。しかし、日本人がアメリカで最も食べるべき部位は、ポーターハウスではなくリブアイです。



なぜかと言うと、アメリカの牛肉は和牛と比べて脂肪分が少なく、日本のステーキハウスと同じ感覚でフィレやサーロインを頼むと、

「うーん、ちょっとジューシーさに欠けるな・・・」

と、100%満足できないことがあるからです。

その点、リブアイはお肉を噛みしめるたびに旨味がじゅわっと感じられ、かつ食感もアメリカステーキ特有のぷりっとした弾力が楽しめて言うことなしです。

女性はクセのないフィレを選びがちで、かくいう私もアメリカに来て1〜2年はフィレばかり食べていたのですが、リブアイに開眼してからはリブアイ一択になりました。リブアイなら、自分でスーパーで買ってフライパンで焼くだけでも美味しいので、おうちステーキもおすすめです(その場合、ソースは溶かしたバターにポン酢を混ぜて作るポン酢バターが一押しです)。

色々と熱く語ってしまいましたが、ようはリブアイをまだ食べたことのない方はアメリカ生活の3割ほどを損しているということなので、次にステーキを食べる機会があるときにぜひ試してみてください。

なお、ホールフーズなどのスーパーでは牛だけではなく、バイソンのステーキ肉なるものも販売されており、こちらも柔らかくて栄養豊富で、一度試してみる価値アリです。日本では食べられないアメリカならではのステーキに挑戦したい方は、ぜひ一度バイソン肉もお試しください。

BBQは一度は専門レストランで食べるべし

BBQといえば、アメリカの夏の風物詩。COSTCOなどで美味しいお肉をどっさり買って、大勢でワイワイ食べるのは楽しいですよね。

しかし、アメリカのBBQの真髄は、実は家庭ではなくレストランの中にあります。本来、BBQとは弱火でじっくり炙ったり、スモークしたりという匠の技でお肉を最大限美味しくする調理法のことで、やはりプロが作ったBBQは旨味も柔らかさも段違いです。

BBQはお値段もステーキと比べるとリーズナブルなので、アメリカでお腹いっぱいお肉を食べたくなったら、是非「best bbq near me」と検索してみてください。

なお、アメリカで美味しいレストランを探すにはちょっとしたコツがあり、「現金払いのみ(Cash Only)」のお店は多少不便でもお客さんが来る人気店ということで、アタリなことが多いです。ただしそのぶん混みやすいので、時間に余裕を持って行くといいでしょう。

アメリカのBBQレストランでまず試していただきたいのは、ポークスペアリブです。骨つきなので少々食べにくいですが、そのぶんプルドポーク(アメリカBBQの定番の豚肉料理。お肉が細かく割いてあり食べやすい)にはない旨味と食べ応えがあります。お店によっては、スペアリブの代わりにショートリブ、バックリブなどがメニューにあることもありますが、素人目にはほぼ同じです。



スペアリブの他のおすすめとしては、牛肉のブリスケット(カルビ)、鶏肉のウイング(手羽先と手羽元)などが脂が乗っていて柔らかく、日本人の好みに合います。また、サイド(付け合せ)で頼めるコーンブレッドはトウモロコシの粉で作った甘いパウンドケーキのようなブレッドなのですが、これも我が家は全員大好きで、先を争って食べます。

なお、アメリカでBBQレストランと検索すると、たまにコリアンBBQがヒットしますが、これは韓国焼肉のことです。日本の焼肉とは違ってすでに漬けダレで味のついたお肉をタレなしで食べるのですが、こちらも良いお店に当たるととても美味しく、駐在中に一度は挑戦すると良いでしょう。

まとめ

さて、今回の記事では、アメリカで食べるべき美味しいものについて

  • ステーキ
  • BBQ

の2つをご紹介しました。

本当はもっとたくさんご紹介したかったのですが、字数オーバーとなってしまい、すみませんが一旦ここで区切らせていただきます。

再来月の記事では、

  • ロブスターをはじめとしたシーフード
  • アメリカ南部料理
  • アメリカのダイナー(簡易食堂)

についてご紹介する予定です。お楽しみに!


著者プロフィール:
ミイ
駐妻目線のアメリカ生活情報サイトCHEWIFEを運営し、フツウの日本人がアメリカで快適に暮らすためのお役立ち情報を配信。

2020年からはペアレントインストラクターの資格を取得し、アメリカでの出産・育児・幼児教育についても多数の記事を執筆している。

ニューヨークで実際に0歳児と4歳児を育てる母でもあり、いかにアメリカ在住のメリットを生かしてラクに育児できるかを日々模索中。

第5回「アメリカの車選びで後悔しないコツ」

こんにちは、アメリカ駐在妻ブロガーのミイと申します。

アメリカ生活ではなくてはならない自動車ですが、購入額も大きく、日本とは売買の勝手も違うので、

「失敗したらどうしよう・・・」

と不安になる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回の記事では、アメリカのディーラーで3回車を買ったことのある私から、気をつけるべきポイントをご紹介したいと思います。

 

駐在員におすすめの車種は?

数年任期のアメリカ駐在員におすすめの車は、日本車のSUVまたはセダンです。

どちらも需要が高く人気なため、帰任で売却する時に買い手がつきやすく、そこそこの値段で売れるのがメリットです。

「せっかくアメリカに来たのだから外車に乗りたい!」

といったこだわりが特になければ、故障しにくく安全性も高い日本車を選んでおくとトラブルが少なく、修理費も安く抑えられます。

SUVはトランク収納が大きく、また車体が大きいので万が一事故に遭った時に安心感があり、お子さんのいるファミリー向けです。一方で単身の方は、出費を安く抑えられて小回りのきく4ドアのセダンを選ぶといいでしょう。

なお、雪が多く降る地域にお住いの方には、雪道でも安心な四駆(four-wheel drive)をおすすめします。

駐在員の場合、新車を買うことは稀で、どうせ数年後日本に帰るのだからと中古車を選ぶ方が多いです。

ブランドは日本車であればお好みで選んでしまって構いませんが、自社系列の金融会社を持つトヨタかホンダを選ぶと、ローン金利を低く抑えられてお得です。また、ディーラーはメーカー直営のところを選ぶと、不当な値上げや過剰なオプションセールスを防げて安心です。

価格帯は、中古ですと1万ドル〜1万5千ドルあたりが妥当な線で、購入時の出費を抑えつつ、のちのち車にかかるメンテナンス費用も抑えることができます。

安すぎる中古車は、走行距離や使用年数が長く使い倒されていることがほとんどで、後々数千ドル規模の修理が必要になってかえって高くつくことがあります。

値切り交渉は必ずするべし

アメリカでは、車を買う際に値切り交渉することは当たり前です。

交渉の仕方としては、まずディーラーに着いたら自分の予算(少し低めに言っておく)と欲しい車種をセールスマンに伝えて、いくつかおすすめされた車を試乗させてもらいます。

それから、

「一番高いこれが一番気に入って、これなら今日買いたいけれど、さすがに予算オーバーですよね。残念。」

と言って帰るそぶりを見せます。

そうすると、たいていの場合引き止められて、価格交渉が始まります。

ポイントは、最初にこちらのアンカー価格(予算)をきちんと明言しておくことで、それにより無駄なやり取りを省いて効率的に交渉を進めることができます。

我が家の場合、最初のセールスマンの言い値から8%値切ったことがあるので、よろしければ参考にされてください。

セールスマンの提示する価格が妥当かどうか知りたいときは、Kelly’s Blue Bookというサイトに車種や製造年、走行距離などの情報を入力すると、買おうとしている車の適正価格を調べることができます。

不要なオプションセールスに注意

買う車が決まって価格交渉の合意も取れたら、次は契約書を作成することになります。

アメリカの車のセールスでは、このタイミングで有料オプションを勧めてくることが慣例で、よくあるのが、

「故障で修理が必要なときのために、メーカー保証の枠を超えたワランティを付けませんか?」

という類のものです。そして保証の範囲は、自分の過失による破損は適用外で、あくまで偶発故障に限ることが多いです。

そこまで走行距離もない日本車を3〜5年ほど乗るだけなら、よほど運が悪くない限り、偶発故障で千ドル単位の修理が発生することはありません。

なので、ここで勧められるオプションは、基本的に全て断ってしまって構いません。

また、ひどいディーラーだと、無断で不要なオプションを追加した契約書にサインを求めてくることがあります。全て英文の契約書を読むのは大変ですが、必ず金額の内訳を見て、怪しい項目に関しては細かく確認を取るようにしましょう。

ローンをお得に組むには

アメリカでは、ローンは組む年数が長期になればなるほど金利が低く設定されます。

そうして、

「長期で組んだら月々の支払いは数百ドルだけ、しかも金利も低く済んでお得ですよ」

というセールスをするわけです。

しかし実際は、ローンは長引けば長引くほどトータルで支払う利子が増えて損をします。なので自分の支払い能力と相談した上で、なるべく早く完済できる現実的な年数に設定しましょう。

我が家の場合、このセールスを逆手にとって一番長期のローンを組み、後から手動で毎月の支払い額を増やして低い金利で早く完済する、という荒技を使いましたが、この方法だと毎月手動で振込額を変更する手間が発生するため、うっかり手続きを忘れてしまいそうな人にはおすすめできません。

ちなみに、この方法での金利は3%でしたので、よろしければご参考になさってください。

なお、アメリカに赴任してすぐの方は、クレジットヒストリーがないためローンを断られることがほとんどです。その場合、小切手を切って一括払いをすることになり、あらかじめ銀行口座に必要な金額を用意しておく必要があります。

アメリカの車選びで後悔しないコツ:まとめ

さて、ここまでで、アメリカでの車の購入について、

  • 駐在員におすすめの車種
  • 値切り交渉のやり方
  • 不要なオプションセールスへの注意
  • お得なローンの組み方
の4点をお伝えしました。

車の購入は失敗するとやり直しがきかないため、どうぞ念入りに情報収集してから臨んでみてくださいね。

なお、もし自分だけで交渉するのが不安な場合は、アメリカ人の同僚や、赴任年数の長い先輩駐在員に一緒にディーラーに来てもらうと良いですよ。(その場合、ランチをおごるなどのお礼も忘れずに!)


著者プロフィール:
ミイ
駐妻目線のアメリカ生活情報サイトCHEWIFEを運営し、フツウの日本人がアメリカで快適に暮らすためのお役立ち情報を配信。

2020年からはペアレントインストラクターの資格を取得し、アメリカでの出産・育児・幼児教育についても多数の記事を執筆している。

ニューヨークで実際に0歳児と4歳児を育てる母でもあり、いかにアメリカ在住のメリットを生かしてラクに育児できるかを日々模索中。

第4回「アメリカの害虫対策|イヤな虫から家を守る方法」

こんにちは、アメリカ駐在妻ブロガーのミイです。

私の住むニューヨークも、やっと冬が終わってだいぶ過ごしやすくなりました。しかし暖かくなると虫も活発になってきて、家の中でちらほらと見かけるようになるのが困りものですよね。

アメリカの家は日本と比べるとドアや窓などに隙間が多く、日本にいる時と同じ感覚で生活していると、思わぬところから虫が入ってきて悲鳴をあげることになります。

そこで今回の記事では、アメリカでイヤな虫から家を守る方法を5つご紹介していきたいと思います。

ペストコントロールスプレーを撒く

 

アメリカで一番即効性がある害虫対策といえば、何と言ってもペストコントロールスプレーです。

ORTHO社のHome Defenseという製品が人気で、薬品の入ったタンクにホース付きのノズルスプレーが付いた形になっています。HOME DEPOTのようなホームセンターや、Amazonで買うことができます。

製品によってはIndoor(屋内用)とOutdoor(屋外用)が分かれている場合もあるので、注意書きを良く読んでから購入してくださいね。

このスプレーを、夏が本格的に始まる前に、家の周りにバリアを張るような感覚で撒きます。オススメの噴射スポットとしては、

  • ドアの隙間
  • 窓の網戸の隙間
  • 洗濯機のホース周り
  • 空調機器(AC)周り

などが効果的です。

すでに家の中に虫がいる場合は、キッチンやバスルームにも撒くといいでしょう。壁と床の境目をめがけて、ぐるっと部屋を一周するように噴射します。

スプレーの効果は時間とともに薄れてしまうので、数ヶ月おきに定期的に撒きなおしましょう。

毒エサを撒く

日本で言うところのブラックキャップのような、毒エサ(Bait)を家の各所に配置するのもおすすめです。

私はCOMBAT MAXという製品を使っており、半年に1回新しいものに交換しています。

COMBATの主なターゲットはゴキブリ(Roach)ですが、我が家ではシミ(Silver Fish)や カツオブシムシ(Carpet Beatle:絨毯などの繊維を食べるコロンとした丸い虫)にも効いています。

毒エサを撒くと、今まで存在に気づいていなかった虫が部屋の隅で死んでいるのを見かけるようになるので、

「なんだか毒エサを置いてから虫が増えたような・・・。もしかして逆に家に引き寄せている!?」

と不安になりがちですが、そこをぐっと堪えて1ヶ月ほど配置したままにしておくと、だんだん虫を見る頻度が減ってきます。 毒エサの効果的な配置ポイントは、

  • 冷蔵庫下
  • シンク下
  • 玄関
  • 本棚の裏

です。私は以前アトランタに住んでいたとき、引っ越しで本棚から全ての本をどかしたら3つほどゴキブリの死体が出てきて気絶しそうになったことがあります。 アメリカの中でも高温多湿な地域にお住いの方は、住み始めたらすぐ、厳重に虫対策をされることをおすすめします。

生ゴミは捨てるまで冷凍庫に

これは賛否が分かれる方法ですが、生ゴミはゴミ捨てに行けるまで、冷凍庫で凍らせておくと虫を寄せ付けなくなります。

「えっ、ゴミを冷凍庫に!? そんなの無理!!」

と嫌悪感を抱かれる方も多いと思いますが、みなさんが生ゴミとしてよく捨てる野菜の皮は元はスーパーで売っていた食材ですし、食べ残しも発生した直後はただの料理の一部です。

それらを常温のまま保管するから、だんだん腐敗してあのイヤなニオイのする生ゴミになるわけで、生ゴミが出た時点で袋に密封して冷凍庫で凍らせればそもそも腐敗しません。

・・・という理屈で自分を納得させられるタイプの方は、もし虫でお困りでしたら、一度野菜の皮だけでも冷凍庫に入れてみることをおすすめします。

私は生ゴミ専用のタッパーを用意して、そこにゴミ袋を敷いて蓋を閉めて冷凍庫に入れていました。

ただし、さすがに何ヶ月も冷凍庫で放置していると少しずつニオイが出てきてしまうので、生ゴミを冷凍庫に入れたら、次のゴミの日に忘れずに捨てるようにしてくださいね。

小麦粉などの食品を密封

どんなに頑張っても、なかなか虫が家からいなくなってくれない・・・という方には、少し面倒ですが、常温保存している食材を全て密封容器に入れなおすことをお勧めします。

最近は、パン粉やお蕎麦などはジップロック付きの袋に入って売られていたりして、買った時の袋にそのまま食材を入れて保管している方も多いと思うのですが、それ、顎が丈夫な虫には食い破られます。

私は以前シバンムシ(drugstore beetle)という細長い米粒大の茶色い虫をキッチンで発生させてしまったことがあるのですが、やつらはなんと、IKEAで買ったタッパーに入れていたお米に巣食っていました・・・。

「えっ!? タッパーでもダメなら一体どうすればいいの!?」

とショックを受けた私は、OXO社のフタが密封できるタイプのタッパーを買って片っ端から食材を移し、その後はシバンムシは発生していません。

ただ、密封タイプのタッパーは割高ですし、現在進行形で虫に困っている方でなければそこまで徹底する必要はないと思います。

プロに頼む

自力ではどうにもならない場合や、徹底した対策をする時間がない場合は、プロに駆除依頼するというのも一つの方法です。

ネットで「Pest Control near me」と検索すると、業者を探すことができます。

アメリカでは、駆除業者と年間契約を交わして、定期的に忌避剤や駆除剤を家の内外に撒いてもらうサービスが一般的です。

また、アパートにお住いの方は、管理会社が住人に無料で駆除サービスを提供している場合もあるので、フロントに問い合わせてみるといいでしょう。

私は過去、ベランダの天井に蜂の巣ができてしまったことがあり、見つけたその日にフロントに電話して駆除してもらったことがあります。

ただし、アパートが提供する駆除サービスはそこまで徹底したものではないので、対症療法的には役に立っても、虫を家に寄せ付けなくする予防効果はそこまで強くありません。

また、暖かくなってくる春のシーズンは住人から依頼が殺到するため、呼んでも順番待ちでなかなか来てもらえないこともあります。 まずは一度どんなものか試してみて、不便だったり効果が薄ければ自分で別の業者を探すことも検討しましょう。

まとめ

さて、今回の記事では、アメリカでイヤな虫から家を守る方法について、

  • 防虫スプレーを撒く
  • 毒エサを撒く
  • 生ゴミは捨てるまで冷凍庫に
  • 食品は密封容器に
  • プロに頼む

という5つの方法をご紹介しました。
まだ暖かくなり切らない今のうちにしっかり対策をして、春夏の楽しい季節を快適にお過ごしくださいね。


著者プロフィール:

ミイ
駐妻目線のアメリカ生活情報サイトCHEWIFEを運営し、フツウの日本人がアメリカで快適に暮らすためのお役立ち情報を配信。

2020年からはペアレントインストラクターの資格を取得し、アメリカでの出産・育児・幼児教育についても多数の記事を執筆している。

ニューヨークで実際に0歳児と4歳児を育てる母でもあり、いかにアメリカ在住のメリットを生かしてラクに育児できるかを日々模索中。

第3回「アメリカで体調が悪くなったら?病院に行くべきタイミングとは」

こんにちは、アメリカ駐在妻ブロガーのミイと申します。

せっかく収まりかけていたコロナもオミクロン株の登場で急拡大し、最近では病院での院内感染も問題になっていますね。「こんな中、体調が悪くなったらどうしよう?」と不安に思われる方も多いかと思います。

そこで今回の記事では、

  • アメリカで病院に行くべきタイミング
  • 体調を崩した時に自宅でできるケア

についてご紹介していきますね。

アメリカでは37.5度は平熱!?

 

まず、アメリカで病院に行くべきタイミングについてですが、実はアメリカ人は、よっぽどのことがない限り病院に行きません。

なぜなら、日本のような公的な国民皆保険システムがなく、個人が民間の医療保険に任意で加入する必要があるため、人によっては一回の受診で多額の自己負担をする必要があったり、治療後に保障金が下りなくて保険会社と揉めたりと、何かとトラブルが起こりがちです。

そのため、「それなら極力病院には行かずに、自力で治せる時は自力で治そう」という心理が働くのです。

私がアメリカの病院で一番驚いたのは、1歳の長男が風邪を引いた時のことで、37.5度くらいの熱が2日続いて慌てて病院に駆け込んだところ、
「100度(およそ摂氏37.8度)以下は平熱ですけど・・・なんで来たの?」
とドクターに不思議そうに言われてしまいました(笑)。

日本人の私は37度で微熱、38度で高熱という感覚だったのですが、アメリカでは華氏100度で微熱、華氏102度(およそ摂氏38.9度)で高熱というスタンダードのようです。

また、日本では、
「病院に行けば、市販薬よりも効き目の強い処方薬をお医者さんに出してもらえる」
というメリットがありますが、ここアメリカでは、風邪で病院に行っても薬は処方されないことの方が多いです。

その代わり、
「この症状ならタイレノールを飲んで、鼻づまりが気になるようなら市販の鼻スプレーを使うといいわよ」
といった具合に、どの市販薬を買って飲むといいかのアドバイスはしてもらえるため、ドラッグストアに行ってもどれを買うべきか迷ってしまう方は一度受診してみるといいかもしれません。

アメリカの市販薬については、私のブログで以前まとめた記事があるのでリンクを載せておきます。
アメリカのおすすめ風邪薬|日本人でも飲める市販薬を症状別に(鼻水・咳など)

このように、アメリカでは1〜3日程度の風邪症状で病院に行くメリットがほとんどないため、我が家では子供達も含め、めったなことがない限り病院には行かなくなりました。

一度、「病院に行くべきタイミング」について息子たちの小児科の先生に質問したことがあるのですが、その時の回答が、

  • 呼吸がおかしい
  • 血尿または血便(色が赤または黒)が出る
  • 意識が混濁している

の3つだけで、それを聞いた当時は、
「え!?それだけ!?」
と大変驚いたものでした。

しかし、コロナがこれだけ流行って病院に行くにもリスクが伴う今の状況では、38度程度の熱が出ても2,3日は家で様子を見てもいいかもしれません。

また、どうしても病院に行くかどうか判断に困ったら、受付に電話をして、
「こんな症状があるが、病院に行くべきですか?」
と聞いてみるのも手です。

たいていの場合、そうするとドクターから折り返しの電話をもらえることになり、親切なドクターなら、そこで電話越しに飲むべき市販薬などのアドバイスをくれます。

場合によっては、電話するだけで必要な処方薬の処方箋データを薬局に送っておいてくれることもあり、家から薬局に薬を取りに行くだけで済むのでとても助かります。

私は以前、行きつけの耳鼻科に、
「副鼻腔炎が再発したけれど、小さい息子がいるのでとても診察に行けない」
と電話したところ、電話だけで抗生剤を処方してもらえて有り難かったです。

アメリカは不便なことも多いけれど、こういう柔軟な思いやりのある対応をしてもらったときは、日本よりも進んでいるなぁと感じます。

まあ、その代わり、送ると約束してもらったはずの処方箋データが薬局に送られておらず、病院と薬局の間を電話で何度も行ったり来たりする羽目になる・・・なんてトラブルもしょっちゅう起こるのですが・・・(笑)。

体調不良の時に自宅でできるケア

次に、アメリカで体調を崩してしまった時に、自宅でできるケアについてご紹介します。

加湿器をつける

喉や鼻を痛めてしまったなら、また自分の風邪を移したくない家族がいるなら、まずは加湿器をつけると良いです。

音波式のものはとにかく掃除に手間がかかるので、面倒くさがりさんには加熱式のものをお勧めします。温かい湯気の方が、喉鼻にもよく効きますよ。

今はVicksの一番安いものでもアロマを垂らす用の穴が空いているので、そこにお好みのアロマオイルを入れることでリラックス効果も期待できます。

実用性を重視するのであれば、ユーカリやティーツリー、スペアミントあたりが鼻通り効果と殺菌効果の両方があっておすすめです。


ビタミンとミネラルを摂る

風邪を治すには、とにかく栄養が要ります。特にビタミンCと亜鉛を十分摂取できると、治る速度が全く違います。

しかし、風邪を引いた時は食欲が落ちて量が食べられなかったり、そもそも栄養のある食材を買ってきて調理する余力がなかったりと、なかなか理想的には行きませんよね。

そこでアメリカでは、風邪を引いた時のためのエナジードリンクの粉が売っており、それを飲めば必要な栄養素が一通り採れるようになっています。Airborneやnuunといったブランドが有名です。

たいていはオレンジかレモン味で、お湯に溶かしてホットレモンのようにして飲みます。

特段美味しいものでもないのですが、非常時のために一箱家に置いておくと安心です。

甘いので、子供もよく飲んでくれますよ。


ハチミツを舐める

ちょっと喉がイガイガする・・・といった風邪の初期段階で重宝するのがハチミツです。特にマヌカハニーは抗菌作用が高く、コロナ禍で一躍人気となりました。

そのままスプーン一杯舐めるだけで効果がありますし、レモン汁やすりおろした生姜と一緒に紅茶やお湯に溶かして飲むのもおすすめです。

ハチミツは、気をつけて買わないと砂糖やコーンシロップが混ざっている商品もあるので、原材料にHoneyとだけ書いてあるものを選ぶと良いでしょう。

1歳以下のお子さんにはボツリヌス菌のリスクがあってあげられないので、そこだけは気をつけてくださいね。


ネックウォーマーをする

喉の痛みや咳に即効性があるのが、ネックウォーマーを着用して血流を良くすることです。

暑くて不快に感じる方には向いていませんが、私のような冷え性の方や、試しにマフラーなどで首元を覆ってみて心地よく感じた方は、一度トライしてみる価値があると思います。

言うまでもないことですが、ネックウォーマーがないのでマフラーを巻いて寝る・・・というのは危険なのでやめましょう。

まとめ

さて、今回の記事では、アメリカでの風邪対策をテーマに、

  • アメリカで病院に行くべきタイミング
  • 体調を崩した時に自宅でできるケア

についてご紹介しました。

まだまだコロナ禍は収束しそうになく、予断を許さない状況が続いていますが、できる対策をしっかりして、この一年も健康に乗り切りましょう!


著者プロフィール:

ミイ
駐妻目線のアメリカ生活情報サイトCHEWIFEを運営し、フツウの日本人がアメリカで快適に暮らすためのお役立ち情報を配信。

2020年からはペアレントインストラクターの資格を取得し、アメリカでの出産・育児・幼児教育についても多数の記事を執筆している。

ニューヨークで実際に0歳児と4歳児を育てる母でもあり、いかにアメリカ在住のメリットを生かしてラクに育児できるかを日々模索中。

第2回「ポストコロナのリモートワークを家族で乗り切るコツ」

こんにちは、アメリカ駐在妻ブロガーのミイと申します。

2021年の初冬現在、幸い日本でもアメリカでもコロナ感染者は抑えられていますが、それでもリモートワークやレジャーの制限など、まだまだコロナ以前と同じ生活には戻れていないのが現状です。

そこで今回の記事では、ポストコロナの不便さを家族で乗り切り、駐在生活を豊かに過ごすアイディアをいくつかご紹介したいと思います。

便利グッズ&リラックスグッズで住環境を快適に

 

まず最初にご提案したいのが、リモートワークや外出自粛で圧倒的に増えた家時間を快適にしようということです。

たとえば我が家では、外に遊びに行けないことで浮いたレジャー費を使って、以下のような便利グッズ&リラックスグッズを購入しました。

  • Berkeyの浄水器:
    ミネラルウォーターを買いに行く重労働から解放される。雨水でも飲めるレベルにろ過できるので非常時にも安心。
  • All-Cladの鍋&フライパン:
    自炊のモチベーションを上げる。フッ素加工なしなので体に優しく、一生使える。
  • Eamesのダイニングチェア:
    お洒落なインテリアで日々の生活に潤いを。子供が食べ汚しても簡単に拭き取れるのも魅力。
  • Brikkaのエスプレッソメーカーと電動コーヒーミル:
    完全に夫の趣味。ブルーボトルコーヒーの豆と共にリモートワークで大活躍。

こういうちょっと良い買い物は、買うこと自体がある種の娯楽になりますので、ストレスが溜まってきたタイミングで自分へのご褒美として購入すると、毎日を楽しく過ごせます。

一方、なるべく低予算で生活を便利にしたい!という場合は、まずはキッチン周りとバスルーム周りに置くものを工夫して、家事の負担を減らすのがおすすめです。

また、アメリカの家は何でも広く大きい造りなので、モノをごちゃつかせず綺麗に収納するのに意外と苦労します。そこで、整理棚や仕切りを使ってモノを出し入れしやすくすると、何をするにもスムーズで余計な負荷がかかりません。

小さなことではありますが、たとえばよく使うお皿を何種類も重ねずに、整理棚で仕分けてスッと取り出しやすくするだけで、日々のストレスが減少します。また、しまうのがラクになるため、家族が出しっぱなしにせず自分で片付けてくれるようになるのも嬉しいポイントです。

整理棚や仕切りは、IKEAやContainer Storeという収納専門店に行くと良いものが揃っていておすすめです。Amazonでも、たとえば「Kitchen Organizer」などと検索すると良いものがたくさん出てきます。

気持ちを切り替えられる仕事部屋づくり

リモートワークで旦那さんが家にいる場合、家事育児をする奥さんと互いに邪魔をしないように共存するのはなかなか大変ですよね。

また、本来はくつろぎの場所である自宅で、仕事のモチベーションを保つことに苦戦されている方も多いのではないでしょうか。

我が家は2BRのアパートで、一つの部屋を寝室、もう一つを子供部屋にしていますが、夫には子供部屋の方に机と椅子を置いて、そこでリモートワークしてもらっています。

子供のおもちゃや絵本で少し雑然とはしているのですが、あえて普段入らない子供部屋で仕事することにより、「子供部屋に入る=仕事の時間」とメリハリがついて良いようです。また、テレビやソファなどの誘惑がないので業務に集中できます。

また、主婦の私としても、日中は子供部屋に入ることはほとんどないので、夫がそこに篭っていても家事育児に全く支障がなく助かっています。

仕事部屋には、

  • オフィスチェア(ダイニングチェアと同じくイームスが欲しいらしいが、予算不足でIKEAで購入)
  • 電気スタンド(白く明るいライトで気持ちをシャッキリさせる)
  • プリンター(ほぼ使わないが、あると時々すごく重宝する)

を用意しています。

始業前にコーヒー豆を挽き、美味しいコーヒーを淹れてから仕事に向かう・・・というのが夫の朝のルーティンで、それで仕事のスイッチが入るようです。

夫婦でランチやお茶を楽しむ

夫が家でリモートワークしていて一番困るのが、毎日2人分ランチを用意しないといけないことですよね。

特に私は、1人だと納豆ご飯で満足してしまうタイプの人間なので、グルメな夫のためにちゃんとした食事を用意するのがとても苦痛です。しかも、昨晩の残り物をうまく活用しようとしても、たっぷり2人分には少し足りないんですよね・・・(涙)。

そこでおすすめなのが、Uber EatsやBent-Onなどの料理の宅配サービスです。Uber Eatsはサービス料やチップが発生して割高ですが、アメリカのレストランはとにかく一皿の量が多いので、余ることを見越してあえて多めの夕飯を頼み、余った分は翌日の昼食に充てると1回の宅配で2食分を賄えてお得です。

特にイタリアンレストランは他と比べて量が莫大なことが多いので、我が家ではお金はないけれど自炊したくない時は、スープやリゾットをどーんと頼んで何回かに分けて食べます。スープもリゾットも、時間が経っても味や食感が劣化しにくくオススメです。

Bent-Onとは、NYを中心としたアメリカ東部で利用できる日本食の冷蔵宅配サービスで、日本人の監修したちゃんとした日本食が1食ずつ真空パウチに入って届きます。Uber Eatsよりは割安で、私は産後2ヶ月ほど毎週お世話になっていました。
ランチだけでなくお茶の時間も、夫婦が協力してコロナ禍を乗り越えるのに重要な役割を果たします。我が家では夫が会議の合間にリビングでひと休憩することがあるのですが、その時に美味しいお菓子を用意して、2人でほっと一息つくようにしています。

わずか10分ほどの短い時間ですが、ここで、
「もうすこし会議のボリュームを落として欲しい」
「この時間帯は洗濯機を回さないで欲しい」
など、お互いに気持ちよく過ごせるよう意見交換を行い、今の状況や悩みを共有しておきます。こうしてミスコミュニケーションやストレスの芽を早いうちから摘んでおくことで、我慢の末の大爆発(笑)を未然に防いでいます。

相手に余裕がない時ではなく、美味しいお菓子を食べてリラックスしている時を見計らってさりげなく切り出すのが、うまくやるポイントです。

まとめ

さて、ここまでで、ポストコロナのリモートワークを家族で乗り切るコツとして、

  • 便利グッズ&リラックスグッズで住環境を快適に
  • 気持ちを切り替えられる仕事部屋づくり
  • 夫婦でランチやお茶を楽しむ

という3点をご紹介しました。どれかひとつでも、「やってみようかな」と思えるアイディアを提供できていたら幸いです。

次回は、「アメリカでの体調管理と風邪対策」をテーマに執筆する予定です。お楽しみに!


著者プロフィール:

ミイ
駐妻目線のアメリカ生活情報サイトCHEWIFEを運営し、フツウの日本人がアメリカで快適に暮らすためのお役立ち情報を配信。

2020年からはペアレントインストラクターの資格を取得し、アメリカでの出産・育児・幼児教育についても多数の記事を執筆している。

ニューヨークで実際に0歳児と4歳児を育てる母でもあり、いかにアメリカ在住のメリットを生かしてラクに育児できるかを日々模索中。

第1回「駐在を機に、家庭やプライベートを充実させよう」

こんにちは、アメリカ駐在妻ブロガーのミイと申します。
今月から、リダックくらぶメンバーの皆さまに向けて、アメリカ生活を快適に楽しむためのコツをテーマに隔月で執筆させて頂くことになりました。

皆さまが、レジャーやグルメ等のアメリカならではの楽しい部分・お得な部分を堪能しつつ、なおかつ言語や文化の違いをうまく乗り越えて安心して暮らせるよう、自分の経験談や失敗談を交えながらお話していきたいと思います。

第1回「駐在を機に、家庭やプライベートを充実させよう」

初回の今回は、アメリカ駐在ならではの「仕事とプライベートのバランス」についてご紹介いたします。といっても、このテーマはコロナ前とコロナ後で大きく内容が分かれますので、まず今回は、コロナ以前のワークライフバランスについて書いてみたいと思います。

アメリカ人は仕事よりプライベート優先!?

アメリカと日本の最大の文化の違いは、何といっても仕事とプライベートの比率です。

どんなに仕事が山積みでも、5時になればパソコンの電源を落として家に帰りますし、あらかじめアサインされた業務内容以上のことは、「それは私の仕事ではありません」とバッサリ断ります。

そんなアメリカ人と一緒に働くからこそ、そのしわ寄せで日本人駐在員の業務量が増える・・・という話も聞きますが、一方でアメリカの、

  • アフター5の付き合いを強要されない文化
  • 会社にそこまで尽くさなくても許される文化

で働くことは、日本では当たり前だと思っていたライフスタイルを見直す良いきっかけになります。

飲み会は日本の半分以下

私が駐在妻の視点から、夫がアメリカで働いてくれて良かったと思う点は、圧倒的に飲み会が少ないことです。

車社会のアメリカではそもそも外でお酒を飲みにくいため、コロナ以前でも、飲み会は3か月に一度あるかないか。それも、歓迎会や送別会などの特別なイベントでしか集まりません。

さらに、子供がまだ小さい等の理由で終業後に時間を作るのが難しいメンバーがいる場合は、最初の1時間だけ出席して帰ったり、そもそも夜は避けて昼のランチ会にしたりと柔軟に対応してもらえます。

そんな社会だと、妻側からも、「今日は早めに帰ってきて欲しい」と言い出しやすく、育児中の夫婦にありがちな、ずっと妻が不満を溜め込んでいきなり爆発!といった事態も避けられます。

土日のホームパーティーは家族ぐるみ

「それでは、アメリカでは社員同士の交流は全くないの?」
と言われると実はそうでもなく、アメリカでは、飲み会の代わりにホームパーティーがとても盛んです。

しかもアメリカのホームパーティーは、家族同伴が当たり前。一番オーソドックスなのは、誰かの庭や公園などを使ったBBQですが、たいていは男性陣が買い出しから調理から全てやってくれるので、妻側はとてもラクです。

私も夫の会社関係のBBQには何度も参加してきましたが、恥ずかしながら一度もお肉を焼いたことがなく、子供を膝に乗せながら他の奥様や女性駐在員の方とおしゃべりして、さらに夫が肉を焼き終えたら、子供を任せてのんびりしていました。

唯一、私はお酒が苦手なので、夫には好きに飲んでもらって帰りは私が運転していましたが、それも夫婦そろってお酒好きなご家庭では、旦那さんの方が運転手であることも多く、こういう妻ファーストなアメリカの文化って素晴らしいなと感じます(笑)。

こういう場に出席すると、日本では料理なんて全くしない旦那様でも、「あれ、同僚のあいつ、やけに手際がいいな。俺も手伝わないとまずいかな・・・」 という心理が働き、見よう見まねで色々と覚えていってくれます。

その経験をきっかけに、妻から夫に家事の負担について相談しやすくなるというのも、アメリカのBBQの大きなメリットのひとつです。

もちろん、「貴重な土日は、パーティーよりも家でゆっくりしていたい!」という方もいらっしゃると思いますが(私もどちらかというとそっちのタイプです)、それならそれで、「今回は私はやめておきます」と断りを入れれば意思を尊重してもらえ、特に煩わしいしがらみはありません。

家族イベントのために有給を取りやすい

アメリカでは、日本ではありえないような私的な理由で有給を取っても許される雰囲気があります。

たとえば、私が一番びっくりしたのは、息子のデイケアで行われたハロウィンパーティーでのことでした。アメリカのデイケアは、日本で言うところの保育園で、共働きの家庭が子供を朝から晩まで預ける場所です。

そこで私は先生に、「ハロウィンパーティーは3時からだから、来られたら来てね」と言われて「ごめんなさい、ちょっと行けません」と断ったのですが、いつもより少し早い5時に迎えに行くと、すでに息子以外の子供はみんな帰ってしまっていました。

慌てて息子に話を聞くと、お友達はみんなお父さんかお母さんがパーティーに出席していて、パーティーが終わったら家族で家に帰っていったとのこと。今回ばかりは、面の皮が厚い私も大いに反省しました。

まさか全員のお父さんお母さんが、子供のパーティーのために時間休を取っているとは。おそるべしアメリカ。

しかし逆を言うと、「ハロウィンなので休みます」と言える雰囲気が会社にあるということでもあり、日本の企業戦士の皆さまも、アメリカ駐在を機に学校に子供の成長を見に行くチャンスを掴んでみてはいかがでしょうか。

アメリカ駐在は家庭やプライベートを充実させるチャンス

さて、ここまでで、

  • アメリカには、家族やプライベートを大事にする文化がある
  • 飲み会が少なく、アフター5も自分の時間を取りやすい
  • ホームパーティーは家族ぐるみで招待される
  • 家族のイベントを理由に有給を取りやすい

ということをご紹介しました。
このように、アメリカで生活していると、休日もアフター5も家族と過ごす時間が増え、日本では見落としがちだった家族のありがたみや、子供の成長などが見えてきます。

駐在中は業務量も増えてしまうのが辛いところですが、日々の仕事さえこなしていれば「帰ります」「休みます」と言いやすいことは確かであるため、どの程度のプライベートを確保してどう使うか、ご自身にとって最良のバランスを模索してみてください。

また、私のような駐在妻の皆さんも、どうぞお気を強く持って、「今年のハロウィン、休めないの?」と提案してみてください(笑)。

なお、次回の記事では、コロナ禍でリモートワークになったご家庭でのワークライフバランスや家族の在り方について執筆したいと思います。お楽しみに!


著者プロフィール:

ミイ
駐妻目線のアメリカ生活情報サイトCHEWIFEを運営し、フツウの日本人がアメリカで快適に暮らすためのお役立ち情報を配信。

2020年からはペアレントインストラクターの資格を取得し、アメリカでの出産・育児・幼児教育についても多数の記事を執筆している。

ニューヨークで実際に0歳児と4歳児を育てる母でもあり、いかにアメリカ在住のメリットを生かしてラクに育児できるかを日々模索中。