第8回「これを食べなきゃもったいない!アメリカの美味しいもの特集 3」

第8回「これを食べなきゃもったいない!アメリカの美味しいもの特集 3」

アメリカ駐在妻ブロガーが実体験をもとに暮らしのコツをご紹介。

更新日: 2022年12月08日

こんにちは、アメリカ駐在妻ブロガーのミイです。

いよいよアメリカの美味しいもの特集も3弾目となりました。

  • アメリカ南部料理
  • アメリカのダイナー(簡易食堂)

についてご紹介していきますね。

アメリカ南部料理

南部料理とは、テキサス州を中心としたアメリカ南東部がルーツの料理で、それ以外の地域にお住まいだとなかなか食べる機会がありません。

じっさい、私もニューヨークに住んでいた頃は一度も食べたことがなく、南部のアトランタに引っ越してから試して、

「こんなに美味しいものならもっと早く食べればよかった!」

と後悔したものです。

たいていのレストランでは、ワッフルに4種類くらいフレーバーがあり、たとえばブルーベリー味だったらブルーベリーがワッフルに練りこまれています。以前ブルックリンの人気店に行ったら、

「当店のおすすめはハラペニョワッフルです」

と言われて大変驚きました。アメリカ南部はスパイシーな味付けが大好きで、気を抜くとこういう思わぬ激辛メニューが出てくるので要注意です。

そして南部料理のもう一つの特色といえば、「とりあえずなんでも揚げる」ということ。メニューのアペタイザーの欄を見ると、

  • フライドピクルス
  • フライドモツァレラチーズ
  • フライドハラペニョ(!)

と、揚げ物のオンパレードです。中でもフライドオクラは外はカリカリ、中はねっとりで美味しいのでネバネバ好きさんにオススメです。オクラは南部ではわりとメジャーな野菜で、ケイジャンスパイスを使ったピリ辛味の具沢山スープ、ガンボ(Gumbo)の中にも入っています。ガンボも南部料理の鉄板中の鉄板なのでぜひ試してみてください。

また、南部料理を語る上で避けて通れないのがザリガニ(crawfish)。アトランタに住んでいた頃は、

「南部に来たからには絶対に食べるべき!」

といろんな方から力説されましたが、泥臭さが気になってあまり私の口には合いませんでした。しかし、日本人の中でも「すごく美味しい!」と絶賛する方もいて、どうやら好みが分かれる味のようです。

アメリカのダイナー(気軽な大衆食堂)

ダイナー(diner)とは、気取らない雰囲気でアメリカの定番料理を食べられるレストランのことで、

  • 外装・内装がやたらメタリック(屋台車や列車を改造したのが起源のため)
  • メニューが豊富で選ぶのが大変
  • 一皿の量が多く盛り付けも豪快
  • 現金払いのお店も多い
  • 営業時間が長い

という特色があります。

私は昔見たハリウッド映画の影響か、このダイナーを長らく誤解しており、

「トラックの運ちゃんが深夜に食べに行くような、安くて古ぼけた食堂」

だと思い込んでいました。しかし実際は、おしゃれな美味しいダイナーというものがアメリカには存在し、土日のブランチではなかなか席が取れないほど大人気です。

ダイナーの定番料理といえば、

  • パンケーキ(またはワッフル・フレンチトースト)
  • オムレツ
  • ハンバーガー
  • ホットサンドイッチ
  • ミートローフ
  • チリビーンズ

あたりでしょうか。パンケーキは日本のホットケーキと比べると甘くなく、フルーツやクリームだけでなくベーコンやソーセージを組み合わせて食べても美味しいです。パンケーキのトッピングは、上に乗せるスタイルのお店と、生地に練りこんで焼いてしまうスタイルのお店があるので、オーダー前に確認するといいでしょう。

オムレツも、中にどんな具を入れるか自由に選べるのがアメリカ流。私の一押しはチーズ(特にswiss cheeseがクセがなくオススメ)、ベーコン、トマト、ピーマン(green pepper)、マッシュルームです。

ホットサンドは、サンドイッチの両面をプレスしながらじゅうっと焼いたものなのですが、特に子供に人気なのがグリルドチーズサンドイッチ(grilled cheese sandwich)。中にチーズしか入っていないシンプルな料理なのですが、そのチーズがトロッととろけてクセになる美味しさです。

ミートローフは、日本のハンバーグをもう少し柔らかくしたような料理で、丸く成形せずに耐熱皿に生地をを流し込んで焼いて、それを四角く切り分けてサーブします。うちの子はこのミートローフが大好きで、家でもゆで卵入りのものを作ってやるとよく食べます。

チリビーンズは、チリ (Chilli)と略すことが多いアメリカの定番料理で、ひき肉と豆、トマト、玉ねぎなどを一緒くたに煮込んだものです。例えるなら作って3日目の肉じゃがのような、けっこうモッタリした食感です。唐辛子を入れて辛く作るレストランと、そこまで辛くないレストランがあります。

正直、チリはメインで頼むほどの料理ではないのですが、付け合せのフライドポテトやサラダの代わりに選べることがあるので、そういう機会に一度食べてみるといいでしょう。

まとめ

さて、今回の記事では、アメリカならではの

  • アメリカ南部料理
  • アメリカのダイナー(簡易食堂)

についてご紹介しました。

次回は2月の配信になります。美味しいもの特集の第4弾にするか、別のテーマにするか迷っておりますが、もしリクエストなどありましたら12月ニュースレターのプレゼント応募フォームのコメントにて教えてくださいね。

皆様、良い年末年始をお過ごしください!


著者プロフィール:
ミイ
駐妻目線のアメリカ生活情報サイトCHEWIFEを運営し、フツウの日本人がアメリカで快適に暮らすためのお役立ち情報を配信。

2020年からはペアレントインストラクターの資格を取得し、アメリカでの出産・育児・幼児教育についても多数の記事を執筆している。

ニューヨークで実際に0歳児と4歳児を育てる母でもあり、いかにアメリカ在住のメリットを生かしてラクに育児できるかを日々模索中。

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