第6回「これを食べなきゃもったいない!アメリカの美味しいもの特集 1」
第6回「これを食べなきゃもったいない!アメリカの美味しいもの特集 1」
アメリカ駐在妻ブロガーが実体験をもとに暮らしのコツをご紹介。
更新日: 2022年07月27日
こんにちは、アメリカ駐在妻ブロガーのミイです。
アメリカ在住の日本人同士でおしゃべりすると、
「日本のショートケーキが食べたい・・・」
「新鮮なお刺身が恋しい・・・」
など、日本の食べ物の話になりがちですよね。
もちろん、アメリカにはアメリカならではの美味しいものが沢山あるのですが、日本人の味覚では「ちょっとこれは・・・」と思うものも多く、なかなか本当に自分の気に入るグルメを見つけることは難しかったりします。
そこで今回の記事では、私がアメリカで7年生きてきて、
「これはぜひ全ての日本人に食べて頂きたい!」
と心の底から思った至極のアメリカグルメをご紹介します。今日こそはハンバーガーかピザ以外の何かを食べたい方、必見です。
ステーキを食べずに帰国するべからず
さて、この見出しを見て、
「ステーキなんてもう食べ飽きてるよ!」
と思った方、アメリカで食べるべき本当に美味しい部位はどこかご存知ですか?
アメリカのステーキハウスでは、とかくポーターハウス(またの名をTボーン)を勧められることが多く、確かにこの部位は骨を挟んで右がフィレ、左がサーロインと1オーダーで2度美味しいお得な部位です。しかし、日本人がアメリカで最も食べるべき部位は、ポーターハウスではなくリブアイです。
なぜかと言うと、アメリカの牛肉は和牛と比べて脂肪分が少なく、日本のステーキハウスと同じ感覚でフィレやサーロインを頼むと、
「うーん、ちょっとジューシーさに欠けるな・・・」
と、100%満足できないことがあるからです。
その点、リブアイはお肉を噛みしめるたびに旨味がじゅわっと感じられ、かつ食感もアメリカステーキ特有のぷりっとした弾力が楽しめて言うことなしです。
女性はクセのないフィレを選びがちで、かくいう私もアメリカに来て1〜2年はフィレばかり食べていたのですが、リブアイに開眼してからはリブアイ一択になりました。リブアイなら、自分でスーパーで買ってフライパンで焼くだけでも美味しいので、おうちステーキもおすすめです(その場合、ソースは溶かしたバターにポン酢を混ぜて作るポン酢バターが一押しです)。
色々と熱く語ってしまいましたが、ようはリブアイをまだ食べたことのない方はアメリカ生活の3割ほどを損しているということなので、次にステーキを食べる機会があるときにぜひ試してみてください。
なお、ホールフーズなどのスーパーでは牛だけではなく、バイソンのステーキ肉なるものも販売されており、こちらも柔らかくて栄養豊富で、一度試してみる価値アリです。日本では食べられないアメリカならではのステーキに挑戦したい方は、ぜひ一度バイソン肉もお試しください。
BBQは一度は専門レストランで食べるべし
BBQといえば、アメリカの夏の風物詩。COSTCOなどで美味しいお肉をどっさり買って、大勢でワイワイ食べるのは楽しいですよね。
しかし、アメリカのBBQの真髄は、実は家庭ではなくレストランの中にあります。本来、BBQとは弱火でじっくり炙ったり、スモークしたりという匠の技でお肉を最大限美味しくする調理法のことで、やはりプロが作ったBBQは旨味も柔らかさも段違いです。
BBQはお値段もステーキと比べるとリーズナブルなので、アメリカでお腹いっぱいお肉を食べたくなったら、是非「best bbq near me」と検索してみてください。
なお、アメリカで美味しいレストランを探すにはちょっとしたコツがあり、「現金払いのみ(Cash Only)」のお店は多少不便でもお客さんが来る人気店ということで、アタリなことが多いです。ただしそのぶん混みやすいので、時間に余裕を持って行くといいでしょう。
アメリカのBBQレストランでまず試していただきたいのは、ポークスペアリブです。骨つきなので少々食べにくいですが、そのぶんプルドポーク(アメリカBBQの定番の豚肉料理。お肉が細かく割いてあり食べやすい)にはない旨味と食べ応えがあります。お店によっては、スペアリブの代わりにショートリブ、バックリブなどがメニューにあることもありますが、素人目にはほぼ同じです。
スペアリブの他のおすすめとしては、牛肉のブリスケット(カルビ)、鶏肉のウイング(手羽先と手羽元)などが脂が乗っていて柔らかく、日本人の好みに合います。また、サイド(付け合せ)で頼めるコーンブレッドはトウモロコシの粉で作った甘いパウンドケーキのようなブレッドなのですが、これも我が家は全員大好きで、先を争って食べます。
なお、アメリカでBBQレストランと検索すると、たまにコリアンBBQがヒットしますが、これは韓国焼肉のことです。日本の焼肉とは違ってすでに漬けダレで味のついたお肉をタレなしで食べるのですが、こちらも良いお店に当たるととても美味しく、駐在中に一度は挑戦すると良いでしょう。
まとめ
さて、今回の記事では、アメリカで食べるべき美味しいものについて
- ステーキ
- BBQ
の2つをご紹介しました。
本当はもっとたくさんご紹介したかったのですが、字数オーバーとなってしまい、すみませんが一旦ここで区切らせていただきます。
再来月の記事では、
- ロブスターをはじめとしたシーフード
- アメリカ南部料理
- アメリカのダイナー(簡易食堂)
についてご紹介する予定です。お楽しみに!
著者プロフィール:
ミイ
駐妻目線のアメリカ生活情報サイトCHEWIFEを運営し、フツウの日本人がアメリカで快適に暮らすためのお役立ち情報を配信。
2020年からはペアレントインストラクターの資格を取得し、アメリカでの出産・育児・幼児教育についても多数の記事を執筆している。
ニューヨークで実際に0歳児と4歳児を育てる母でもあり、いかにアメリカ在住のメリットを生かしてラクに育児できるかを日々模索中。