第6回「中古品をアメリカで売買する方法」
第6回「中古品をアメリカで売買する方法」
海外引越アドバイス、アメリカ生活情報や子育て、本帰国準備などの情報をお伝えします。
更新日: 2024年04月06日
こんにちは。アメリカ駐在ライフアドバイザーの松谷あさこです。
限定的なアメリカ生活で、積極的に活用したいのが中古品売買サイトです。使用期間が少ないものを安く買ったり、まだ綺麗なものを捨てるのも忍びない、というのを誰かにお譲りできることは、駐在員にとってはメリットが多いのではないでしょうか。
アメリカでは日本だと粗大ゴミになるようなものも気軽に家庭ゴミとして捨てられるというので便利だったりしますが、実はアメリカの一人当たりのごみ排出量は世界一(総排出量だと第3位)とも言われております。気軽に捨てられるとはいえ、SDGsの観点からもできるだけモノを循環させ、ゴミを減らすというのは今の時代求められていることでもあります。捨てない選択のリユースはニーズに合わせていろんなサービスが始まっているのは嬉しいですよね。
アメリカだから英語でやりとりしなくてはいけないのでは、と躊躇される方もご安心ください。日本語でやりとりできる中古品売買サイトもあるんですよ。今回は私自身が在米時に使ったことのあるものをご紹介しますが、ただし、広いアメリカなのでお住まいのエリアでのサービスがないこともありますのでご了承ください。
- 日本語で売買できるサイト
・びびなび
・Sale-N-Buy
・Facebookグループ
(アメリカ在住日本人が管理している不用品売ります、などのグループがあります)
メリット
・日本語でやりとりできる
・信頼関係が成り立つ
デメリット
・価格帯が安い
やはり日本語でやりとりできるという安心感は大きいですよね。
商品の渡し方一つとっても丁寧な対応をされる方がいるなと思います。
ただしどうしても日本人同士の値付けは控えめになってしまうことが多く、全体的に安い価格帯になります。買う分には嬉しいですが。販売される時はメリットを考慮して活用されると良いですね。 - 中古品売買サイト
・Mercari
日本のメルカリのアメリカ版。多種多様なものが見つかる(日本人も多数やっているので日本のものも見つかります)
・Poshmark
主にアパレルが多い。子供服もおすすめ。
・Offer Up
対面のやり取りが多い。送れないような大物などに向いている。
・Facebook Market Place
対面のやり取りがメイン。
メリット
・高く売れる
・市場が大きいので売れる確率が上がる
デメリット
・英語でのやり取りが必要
・値段が高い
Mercari,Poshmark,OfferUpいずれも専用アプリがとても便利です、出品もガイドに沿って登録していくだけ、ということで英語がそんなに得意でなくても登録して販売することはできます。
利用者が多いので、売れるものは本当に瞬時に売れます。
ただし、このような専用サイトで不特定多数の方と対個人でのやり取りで、特に対面となると防犯面も考慮が必要になります。やり取りの時点で少し不安を感じる場合は途中で取引を中止したり、受け取り場所を警察の近く、防犯カメラがある場所、人目がある商業施設、などを指定するなども意識して行ってくださいね。取引のやりとりをする中で安心できそうな方には家に取りに来ていただいたりすることもありました。 - 子供服・アパレル専門の持ち込み
・Once Upon a Child
全米に400店舗ある子供服の中古品ショップ
持ち込みで買い取りもしてくれる。
・ThredUP
専用袋に入れて送るだけ。
値付け、発送、やり取り代行してくれる。
売れないものは返却、寄付が選択できる
面倒な方にはおすすめ
一気に処分したい!という方はまとめて持ち込みできるタイプがおすすめです。
自分で値付けしないでいいのはとっても楽ですよね。
- ガレージセール、タグセールの活用
土日になると家の軒先でガレージセールが見られるのはアメリカならではの光景かもしれません。
日本人の多く住むエリアでは、日本人同士で数家族が集まってガレージセールをされることもあります。そのエリアによってルールもありますのでご注意ください。(ちなみに日本人家族の場合、家族がいない平日昼間を狙うという方も多いです)
1日頑張ったらかなりすっきりしますが、値付けは割と良心的なことが多いです。
一つのアメリカ生活のイベント体験にもおすすめです。
- 寄付、無料で譲る
・Goodwillなどのドネーション団体
・最寄りの教会
・Pick Up Service
希望の日を予約してその日に家の外に出しておくだけ。
Pick Up donation near meなどで検索。
・Facebook グループの”Buy Nothing ○○エリア”
売買ではありませんが、帰国前などとにかく処分が間に合わない、という方向けには、寄付がいいですよね。
Facebookグループで最近人気なのが、Buy Nothingという活動。無料でモノを循環させる目的で作られています。どこでも売れなかったものをここで駐在最後ギリギリに投稿すると引き取ってくれる方が多くて助かりました。
いかがでしたでしょうか?意外と色々ありますよね。
私は子供の学用品、スポーツ用品、シーズンスポーツものなど割と短期間で使わなくなりそうなものは中古品サイトで探すこともありました。
また急に本帰国が決まる時もありますが、そこからものを処分し始めるとなると売買をする余裕はないと思います。引っ越し荷物に入らず最後にゴミの山になってしまうのも悲しいですよね。定期的に断捨離することをおすすめいたします。そして得た利益はご褒美に使いましょう!
松谷あさこ 駐妻SmartLife代表 3児の母
プロフィールはこちら
記事一覧
- 第10回「アメリカ生活を形に残すおすすめの記念アイテム」
- 第9回「アメリカの家を暮らしやすくするコツ」
- 第8回「アメリカで新生活を迎える前に知っておきたいこと」
- 第7回「アメリカ駐在中に行っておきたい旅行先」
- 第6回「中古品をアメリカで売買する方法」
- 第5回「子連れ駐在で日本からの引越し荷物に入れたいもの」
- 第4回「海外引越しの船便はこうやって乗り切ろう」
- 第3回「アメリカのセールを攻略しよう!」
- 第2回「本帰国の時の引越しで注意したいこと」
- 第1回「アメリカ人主催のバースデーパーティに呼ばれたら?」