第4回「海外引越しの船便はこうやって乗り切ろう」

第4回「海外引越しの船便はこうやって乗り切ろう」

海外引越アドバイス、アメリカ生活情報や子育て、本帰国準備などの情報をお伝えします。

更新日: 2023年12月14日

こんにちは。アメリカ駐在ライフアドバイザーの松谷あさこです。
7月のコラムにて、本帰国を控えて気をつけたいことをお伝えしましたが、海外引っ越しならではの大きな特徴が船便です。 船便は長い方で3ヶ月ほど手元にない状態になります。1ヶ月であれば大したことないですが、3ヶ月ともなると日常生活に支障が出ますよね。船便が届くまでの期間をどう乗り切るか、よくある4つのトラブルと対策をお伝えしたいと思います。

  1. 間違えて船便に入れてしまった
  2. 必要になるとは思わず船便に入れてしまった
  3. こんなに寒く(暑く)なると思わなかった
  4. 船便が届く間を過ごすだけのモノへの出費

1. 間違えて船便に入れてしまった

まずは仕分けをしっかりとすることでこの失敗は避けられます。 当日の引っ越し業者のスタッフはこちらの指示通りに梱包しますので、曖昧な指示はきちんと伝わらずミスコミュニケーションに繋がります。
船便、航空便、手荷物、保管、処分、といくつか行き先があると思いますが、部屋ごともしくは床にマスキングテープなどを貼って、エリアを分けて誰が見ても分かるようにすると、手荷物に入れたかったものを船便に入れてしまったトラブルを防ぐことができます。

2. 必要になると思わず船便に入れてしまった

仕分けの時はすぐに使わないだろうと思って船便に入れてしまい、後から必要になった、、その時はよく考えていなかった、、よくあります。
一人の判断でやろうとせず、できるだけ家族や他人の意見も聞きながら進めていただきたいです。そのためにはできるだけ早くから仕分けを進めましょう。
どうしても必要な時が出てきてしまうこともあるかもしれません。その時は借りたり、買うことに躊躇するのはやめましょう。
また、船便が手元にない期間にどんなイベントがあるかスケジュールを出してみるのもおすすめです。特にクリスマスやお正月、お雛様などの季節ものは嵩張るものは船便優先して、気づいたらまだ届いてないね、、なんてこともありましたがそれも思い出になりますよ。

3. こんなに寒く(暑く)なると思わなかった

私はニューヨークに駐在していたのですが、ニューヨークは9月から朝晩冷えるようになります。夏に引っ越しをするとき、日本の真夏に真冬の暖かい衣類はオフシーズン、寒くなる前には船便もさすがに届くから大丈夫でしょう、と冬物ごっそりと船便に入れてしまう方、続出していました。
「こんなに早く寒くなるなんて!」と皆口々に言っていましたね。船便でコートがあるものを買うのはちょっと気が引けますよね。船便で3ヶ月かかる場合は、季節が移り変わるのです。
手荷物もしくは航空便に2セットほどのオフシーズンの服を入れておきましょう。逆の場合も然りです。冬の引っ越しも半袖を入れておきましょう。

4. 船便が届く間を過ごすだけの日用品への出費

2つの対策をお伝えします。
本当に毎日使うものは手荷物か航空便に載せることです。船便が車での間を凌げるだけの日用品を持って移動すれば無駄に買うことはありません。もしくは船便を待つことを考えたら、新しいちゃんとしたものを現地で買おう、というのも早く新生活を整えていけますのでおすすめ です。

とはいえ、手荷物航空便にそんなに載せられないという方もいらっしゃるでしょう。

そういう方は、日本から海外に行く際に、倉庫を活用するという手があります。帰国してすぐ使えるものを最低限残しましょう。そんなに気に入っていないけれど使っていた、あまり劣化していないけど2つ以上あるような、ざる、フライパン、食器など、日頃使っているけど、そ んなに気に入ってない、海外に持っていくかどうか悩んだようなものがいいですね。一式揃える必要はありません。そしてメモか写真に残してくださいね。数年後忘れてしまっている可能性は大いにありますよ。

いかがでしたか?全て完璧に進むわけではありませんが、少しでも無駄なく、そして船便がな い日々もモノがなくても困らない暮らしのヒントになったら幸いです。
このような引っ越しの荷物については特に色々な面からアドバイスさせていただいています。
詳しい相談をご希望の方はHPよりお問い合わせくださいね。

松谷あさこ 駐妻SmartLife代表 3児の母
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