寒い地域にお住まいの方必見!知っておきべき冬対策
寒い地域にお住まいの方必見!知っておきべき冬対策
日本とは違う、アメリカならではの冬対策のポイントをご紹介。
更新日: 2019年11月10日
ここニューヨークでも寒い冬が始まりましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
アメリカの冬は、日本の冬とは違い想定外のトラブルが多く発生します。
特に、日本で雪国に住んだ経験がある方にとっては、当然と思える情報もあるかもしれませんが、そうでない方は、特に冬場のトラブルを起こさない為にも一読される事をおススメします。
知っているといないとでは大違い!?この冬を快適に過ごす為のポイントをご紹介いたします。
厳しい冬を快適に過ごす為のポイント
1) 暖房の温度設定
暖房の設定温度って、一体何度にしたらよいか迷ったりしませんか?
NY州では、暖房の推奨設定温度というものが存在し、65°F(約18.5°C)となっている様です。
日本人的にはちょっと肌寒い温度設定かもしれませんが、光熱費の事も考えるとまずはこの温度を基本に、必要に応じて温度を上げたり、下げたりするのが良いではないでしょうか。
また、最も注意しなければならないポイントが長期外出する際の対応方法になります。
年末年始に向けて日本への一時帰国やご家族で旅行に行かれる方が多くいらっしゃると思いますが、くれぐれもサーモスタットのスイッチをOFFにせずONのままにしてお出かけください。
OFFにして出かけると水道管が凍結、破裂する恐れがある為です。もしも破裂してしまうと、修復に時間がかかり、数日間は住めない上、大家さんから賠償請求されることになります。
そもそも、そんなトラブルが発生した事を家族旅行中や一時帰国中に知らされでもしたら、楽しい家族旅行やせっかくの一時帰国が台無しになってしまいますよね。
2) 屋外の蛇口凍結、破裂防止
お庭に水をあげたりする為に、屋外に蛇口がついているご家庭も多いと思いますが、こちらも冬場に向けた事前対策が必要です。
同時にお庭の水撒き用に使用されていたホースも、冬場は水道栓から外して、どこかに保管されるのが良いと思います。
3)ガレージのドア
ガレージのドアは開けっぱなしにしていると、冬場は特にネズミやリスなどが暖を求めて家に入り込み大変なことになる恐れがあります。
動物にとっても、アメリカの寒い冬は厳しいものなんでしょうね。必要時以外はガレージは締めておくように心がけましょう。
4)窓カビ
冬場は皆さんもご存知の通り、非常に乾燥するので、加湿器をご利用になる方も多いと思います。
但し、必要以上に加湿しすぎると天井や壁などにカビが生えてしまいます。
さらに、窓が結露しやすくなり、これもマメに拭かないと窓枠にカビが生えてきます。カビは一度生やしてしまうと取るのが一苦労・・・、適度な湿度は重要かと思いますが、気をつけてくださいね。
カビは退去時にダメージと認定され敷金から引かれる対象となりますので注意が必要です。
5)トイレのドア
日本ではトイレのドアは締めるのが一般的ですが、アメリカでは利用時以外は開けっ放しです。
特に、寒い冬にトイレのドアを閉めると暖かい空気がトイレまで行き届かず、水道管が凍ってしまう場合がある為です。
日本人にとってはなかなか思いつかない対策だと思いますが、そういったトラブルを起こさない為にもトイレのドアは開けておくようにしましょう。
6)雪かき・雪対策
ニューヨークでは一晩に3~50センチほど積もることも 珍しくありません。
今年1月にニューヨークにいらっしゃった方は記憶にも新しいと思いますが、観測史上2位68センチを記録し、非常事態宣言が発令され一般車両の通行が禁止されてしまいました。
郊外に住んでいる方で、ご注意頂きたいのが、雪かきです。家の周りに歩道がある家にお住まいの場合、人が歩ける幅の雪かきを行う事が義務付けられており、テナントの責任となります。
NYのように、雪がやんだ後24時間以内に雪かきをしないと、違反チケットの対象になる州もあると思うので、でご注意下さいね。
本格的な雪のシーズンが始まる前に雪かき用シャベル、 コンクリートを傷めない溶雪用のカルシウム/塩などを、ご用意しおくと良いかと思います。