第2回「肉のハチミツ醤油漬けを使ったアレンジ料理」

第2回「肉のハチミツ醤油漬けを使ったアレンジ料理」

アメリカ在住暦30年のお料理研究家が簡単で美味しいレシピをご紹介します。

更新日: 2018年01月18日

アメリカで新生活が始まると日本のスーパーで気軽で、かつ、安価だった食材が急に手に入らなくなり、得意料理のレシピがガラっと変わってしまった、という方も多いかと思います。
海外という慣れない環境で、食材も変わり、家族や自分自身にとって美味しくて健康的で、簡単に作れる料理はなかなか見つけるのが難しいですよね。さらに、日本ではあまり馴染みのないみんなで持ち寄りながらのパーティー「ポットラック」に招待された時のメニューは”日本食が良いのか”、”冷めても美味しいか”、”食べやすいか”など頭を悩ませます。

『みんなのレシピ』では、アメリカ在住暦30年のお料理研究家が日本でもお馴染みの料理から日本ではあまり目にしない食材を使ったレシピまで、誰でも簡単に作れて、健康で、美味しいお料理レシピを紹介していきます。

第2回 牛肉のハチミツ醤油漬けを使ったアレンジ料理

今回は日本ではあまり聞き馴染みの無い牛肉の部位”Beef Frank Steak(ビーフフランクステーキ)”という部位を使った、簡単で、かつ、ヘルシーな牛肉レシピをご紹介したいと思います。また、今回は最初のレシピさえ作ってしまえば、アパタイザー、サラダ、メインの丼物といろいろな料理にアレンジ可能な所がポイントです。一つの料理を作っただけで手間がかからず色々な料理に変身するのは主婦にとってはとってもありがたいですよね。それではお楽しみください。

今回号のレシピに使うリダックおすすめ食材リスト

ビーフフランクステーキ($7.99/lbと安価で、コストコで買える)

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今回号のメイン食材牛肉です。部位の名称は、”ビーフフランクステーキ”といい、脂肪も少なくとてもヘルシー、かつ、おいしいので健康な料理を作る事が出来ます。コストコだとだいたい4lbで売っているので量が多い場合はお友達とシェアするのも良いと思います。
もちろんコストコ以外でも購入可能がです。
 

チコリー&トリプルクリームブリーチーズ

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アパタイザーを作る時に使う野菜で正式名称は、チコリーと言います。フランス語では、アンディーブと呼ばれているいるため、時々エンダイブと混同される場合があるのでご注意ください。(エンダイブとは、葉先きが縮れているレタスの事)
アパタイザーに使用するチーズは、癖があまりなく、とてもクリーミーなトリプルクリームブリーチーズを使用します。
どちらもトレーダージョーズなどでも手軽に購入出来ます。 
 

「フランクステーキのハチミツ醤油漬け」

冒頭にご紹介しましたが、今回号のメインとなるハチミツ醤油漬けのフランクステーキ料理のレシピをご紹介します。作り方がとても簡単な上、これさえ作ってしまえば、色々な料理に変身させる事が出来きるので是非作り方を覚えてください。底が厚めで、蓋がキチッとしまるフライパンを利用して焼くのがポイントです。

【食材と目安の量(8~10人分)】  ★印はおすすめ食材リストを参照
・★フランクステーキ・・・1枚 2lb(約900g)
・ブラックペッパー・・・適量
・赤ワイン・・・大1~2

<特製タレ>
・ネギ(小口切り)・・・4~5本
・おろしにんにく・・・2かけ
・しょう油(濃い口)・・・大6
・ハチミツ・・・大3

<付け合わせの野菜>
付け合わせの野菜はお好みでどうぞ
・レタス(お肉を包んで食べれる大きさ)
・カイワレ大根
・ネギ(白髪ねぎ、せん切り)
・きゅうり(せん切り)

食べる時にわさび、ゆずコショウを少し乗せて食べてもおいしいですよよ。

【お料理の手順】
1.下準備はハーフガロンのジップロックに、特製のタレを入れておく。フランクステーキを真ん中から切り、全体に少量の赤ワインを馴染ませブラックペッパーをかける。

2.アルミホイルに半分だけ肉を置き、好みでローズマリーの枝のせて、きっちりと包む。残りの半分も同様にする。
3.中火強でフライパンをしっかりと熱くしてから、アルミホイルに包んだ肉を入れて、上から平らにおさえ、蓋をして、3分。その後ひっくり返して上から抑えて蓋をして3分。
4.アルミホイルを外して、肉の汁気をキッチンペーパーで軽く拭いてから、特製タレの入ったジップロックに入れて、軽く揉んでおく。残りの肉も同様にし、同じジップロックの中に入れる。
5.そのまま漬け込み、冷めたら、肉を取り出し、筋の方向に半分に切り、次に、筋を切るように包丁を斜めにして、薄く切る。野菜を並べて、写真のように並べて出来上がり。

【このレシピのおすすめポイント】
簡単に出来てしまうのに、豪華な料理になります。色々アレンジ出切るのも魅力ですね。

ハチミツ醤油漬けを使ったアレンジ料理3品

1品目アパタイザー:野菜を組み合わせたビーフとチーズのアパタイザー

【食材と目安の量】
ビーフフランクのハチミツ醤油漬け・・・適量
・★チコリ 2本
・★トリプルブリーチーズ 1パック
・グリーンオニオン小口切り・・・適量
・マスタード・・・適量

【お料理の手順】
1. チコリの葉を一枚ずつ剥がしておく。
2. チコリの葉の内側にブリーチーズをぬる。
3. その上に牛肉をのせ、グリーンオニオンの小口切りを散らして出来上がり。マスタードをつけて召し上がれ。


2品目サラダ:牛肉メインの豪華サラダ

【食材と目安の量】
ビーフフランクのハチミツ醤油漬け(端っこの余った部分でOK)・・・適量
・各レシピで使用するレタス、キュウリやチコリなどの野菜(お好みの野菜)・・・適量 ・お好みのドレッシング・・・適量

【お料理の手順】
1. サラダの上に牛肉をのせるだけ
2. お好みのドレッシングをかけてお召し上がりください。


3品目メインの丼物:ご飯にのせるだけで簡単・豪華な「牛タタキ丼」

【食材と目安の量】
ビーフフランクのハチミツ醤油漬け・・・適量
・ご飯・・・適量
・グリーンオニオン小口きり・・・適量
・かいわれ大根・・・適量
・きざみ海苔・・・適量
・わさび・・・お好みの量

【お料理の手順】
1. 丼ぶりにご飯を入れ、牛肉を並べる。 
2. ネギ、刻みノリ等をのせます。
3. 特製タレをかけて出来上がり。

料理を食べた方の感想

フランクステーキのハチミツ醤油漬け・・・お肉がとっても柔らかくてとても美味しかったです。生きている間に絶対食べた方が良い感動的な味でした。一口食べた瞬間「美味しい!」を連呼してしまいました。

牛肉のアパタイザー・・・ブリーチーズと牛肉がここまで相性が良いとは思わなかったので、印象的でした。初めてのコンビネーションだったので感動的な美味しさだったので是非皆様にもトライいただきたい一品です。

牛タタキ丼・・・牛タタキとタレの相性が絶品でした。ご飯の上にのせただけなのに、見た目は豪華。是非自分でも作ってみたい一品です。

今回のまとめ

前回と違い、1品作るだけでいろいろな料理に変身できるというテーマでお伝えしました。ジップロックで一週間は冷蔵庫で保存が出来るので、家庭料理だけでなく、ポットラックなどの際にもおススメです。是非、トライして見て下さい。

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