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第74回「万能牛そぼろ作り置きで楽勝!!」

アメリカで新生活が始まると日本のスーパーで気軽に、かつ、安価だった食材が急に手に入らなくなり、得意料理のレシピがガラっと変わってしまった、という方も多いかと思います。

海外という慣れない環境で、食材も変わり、家族や自分自身にとって美味しくて健康的で、簡単に作れる料理はなかなか見つけるのが難しいですよね。さらに、日本ではあまり馴染みのないみんなで持ち寄りながらのパーティー「ポットラック」に招待された時のメニューは”日本食が良いのか”、”冷めても美味しいか”、”食べやすいか”など頭を悩ませます。

『みんなのレシピ』では、アメリカ在住暦33年のお料理研究家が日本でもお馴染みの料理から日本ではあまり目にしない食材を使ったレシピまで、誰でも簡単に作れて、健康で、美味しいお料理レシピを紹介していきます。

第74回「万能牛そぼろ作り置きで楽勝!!」

春の訪れを告げる桜に似た真っ白なアーモンドの花が、あちこちで見られるようになりました。これから皆様の活動も本格化し、食事の準備も面倒になる時期?に突入ですので、作り置き出来る料理はとても嬉しいですね。今回は、日本人にとっては副菜である肉を使った作り置き料理をご紹介したいと思います。健康で笑顔があふれる家族作りに貢献出来たら幸いです。

今回号のレシピに使うおすすめ食材リスト

牛挽き肉
日本人にとって主食はお米、肉は副菜と考えていますが、現代では米離れが加速し、肉の摂取量が増え、欧米並みの食生活をされている方も多くなっている事と思います。されど牛肉は、たんぱく質が豊富。更にビタミンB群、身体で作ることの出来ない鉄分、亜鉛等のミネラルも摂取出来ますので、侮れないですね。今回は、Costcoにて、Organic Ground Beef 15% fat の肉、1lbsX3パック入りを約14ドルで購入しました。



万能牛そぼろ肉

1パウンドの質のよい牛肉を使って、作り置きします。fatは15%以下がよいでしょう。家で作るなら、吟味した食材、調味料で作れるのが嬉しいですね。多忙な毎日に活躍出来る1品ですので、ぜひ、お試しください。

【食材と目安の量(1lb)】印はおすすめ食材リストを参照

A
牛挽き肉(15%fat)・・・1lb 
赤ワイン・・・大2

グラニュー糖・・・大3
みりん・・・大1(なければ不要)
醤油・・・大2
だし醤油・・・大2
塩・・・小1/2
酒・・・大2
しょうが・・・大2(すりおろし)
味噌・・・大1〜2
オイスターソース・・・大1

お料理の手順

(下準備)Aのひき肉をボールに入れて赤ワイン大2で混ぜ合わせておく。


  1. 肉、味噌、オイスターソース以外の材料を鍋に入れて沸騰させてから肉を入れて、よくかき混ぜて火を通しパラパラにする。





  2. 1の肉に火が通ったら、味噌を入れ更にかき混ぜて、水分が少なくなったら、オイスターソースを入れてよく混ぜ合わせる。


  3. 水分が殆どなくなり、照りが出てきたら出来上がり。 最後にティッシュで脂を軽く拭き取る。


  4. 牛そぼろを使ったオムレツ(卵にマヨネーズ、水溶き片栗粉を少し入れて作るとフワフワ)

  5. 牛そぼろを使ったコロッケ(ジャガイモを茹でる時に人参も入れるとよい)

  6. 牛そぼろを使ったインスタントの炸醤麺

  7. 牛そぼろを使った春雨の炒め物(春雨は水で戻しておく)

  8. 牛そぼろを使った3色ごはん

  9. 牛そぼろを使った和風タコス

  10. 牛そぼろを使ったワンタンスープ

【レシピのポイント】

出来上がった牛そぼろは、ジップロックに小分けにして冷凍しておくととても便利です。使用時は、解凍し、少し暖かい状態でお使いください。赤ワインで牛ひき肉を混ぜるのは、肉の臭みを取り、肉を柔らかくするためです。 少し辛いそぼろを作りたい場合は、味噌の代わりにコチュジャンで作りましょう。

【料理を食べた方の感想】
・とても濃厚で臭みのないそぼろなので、食べやすいです。
・そぼろがあれば毎日の食事の手助けになりそう。冷凍しておけるのが嬉しいです。
 

今回のまとめ

牛そぼろを使った料理はいかがでしたか。ショウガの効いた味付けそぼろは、他にもお好み焼きやおにぎり、サラダ、パスタソース等幅広く使用出来て、美味しく頂くことが出来ます。忙しい毎日の食事の必殺技として、ぜひ活用してみてください。