第66回「シシカバブで元気もりもりレシピ!!」

第66回「シシカバブで元気もりもりレシピ!!」

アメリカでの健康な食生活を応援するおすすめレシピをご紹介します。

更新日: 2023年07月12日

アメリカで新生活が始まると日本のスーパーで気軽に、かつ、安価だった食材が急に手に入らなくなり、得意料理のレシピがガラっと変わってしまった、という方も多いかと思います。

海外という慣れない環境で、食材も変わり、家族や自分自身にとって美味しくて健康的で、簡単に作れる料理はなかなか見つけるのが難しいですよね。さらに、日本ではあまり馴染みのないみんなで持ち寄りながらのパーティー「ポットラック」に招待された時のメニューは”日本食が良いのか”、”冷めても美味しいか”、”食べやすいか”など頭を悩ませます。

『みんなのレシピ』では、アメリカ在住暦33年のお料理研究家が日本でもお馴染みの料理から日本ではあまり目にしない食材を使ったレシピまで、誰でも簡単に作れて、健康で、美味しいお料理レシピを紹介していきます。

第66回「シシカバブで元気もりもりレシピ!!」

待ちに待った夏休み!皆様如何お過ごしですか。
夏休みを利用して日本へ一時帰国されている方も多いのではないでしょうか。今回は、家庭用フライパンや、BBQグリルでも作れるシシカバブをご紹介します。元々、中東、アジア地域で食べられているものですが、ここアメリカでも、定番の料理になっています。肉には、ハーブやスパイスや免疫力アップの食材がたっぷりと含まれています。作り方は簡単ですので、ぜひお試しください。

今回号のレシピに使うおすすめ食材リスト

Breakfast sausage
このタイプのソーセージは、ブランチのお店に行くと必ず目にするウインナーです。食べてみると少し味が濃い目でスパイスも効いていて、歯ごたえも抜群です。味が淡白な卵料理、付け合わせのポテト料理との相性も抜群ですね。主に豚肉が材料になっていますが、ターキー、チキン等で作られたものも購入出来ます。今回は、トレーダージョーズにてチキンタイプを約5ドルで購入しました。

コリアンダー
セリ科の1年草で、歴史は古く3000年以上前から、食用、医療に用いられていたようです。独特の香りは世界のあちこちで好まれ、現在では、ロシア、東欧諸国、南米、中国、東南アジア等でも栽培されている人気の野菜です。英語ではコリアンダー、タイ語ではパクチ、中国語ではシャンツァイ(香菜)と呼ばれて親しまれています。今回は、グロッセリーストアで一束約90セントで購入しました。

エシャロット
エシャロットは、玉ねぎを小さくした形で表面は紫色をしています。日本ではあまり馴染みのない食材ですが、こちらでは、スーパーやグロッセリーストアでは、必ず見かけます。ドレッシング作りには欠かせない食材ですので、いつも常備されている方も多いかと思います。エシャロットは、玉ねぎのように一つの塊ではなく、2つ以上に分球するのが特徴です。エシャロットはフランス語ですが、英語ではシャロットになるようです。あまり区別していなかったので、驚きました。今回は、韓国マーケットで5個入りを約2ドルで購入しました。

シシカバブとサイドディッシュ

シシカバブとは、ぶつ切りにした肉の串焼き料理の一つで、中東を中心にアジア全域で食べられていますが、今回は、挽き肉を使ったシシカバブに挑戦です。挽き肉は、なるべく脂肪の少ない赤身の牛肉を使用してください。

【食材と目安の量(4〜6人分)】印はおすすめ食材リストを参照

下準備
割り箸3本(縦に割り、6本にしておく)

牛挽き肉・・・1Lbs
エシャロット・・・中3個(みじん切り)
にんにく・・・2かけ(みじん切り)
しょうが・・・ひとかけ(みじん切り)
Red Bell Pepper・・・1/4(粗みじん切り)
パクチ・・・1/2束(葉の部分を粗みじん切り)
Breakfast Sausage・・・2本(みじん切り)
塩・・・小1
ブラックペッパー・・・適宜
クミン・・・小2

マッシュルームライス
固めに炊いたご飯・・・1〜2合分
にんにく・・・2かけ(みじん切り)
玉ねぎ・・・!/4個(みじん切り)
マッシュルーム・・・3〜6個(粗みじん切り)
ブラックペッパー・・・少々
塩・・・適宜
オリーブオイル・・・適宜

お料理の手順

  1. 厚手のフライパンで好きなサイドディッシュを蒸し焼きにする。パーチメントペーパーを敷いて適当な大きさに切った野菜を入れ、オリーブオイルを上からかけ、ブラックペッパー、塩を振りかけて蓋をして中火〜中火弱で蒸し焼きにする。ジャガイモ等時間のかかるものは、肉の下ごしらえの前から始める。ブロッコリー、アスパラガス等のグリーン野菜は、色鮮やかにしあげたいので、他の食材が仕上がる直前に入れる。蒸し焼き中は、時々ひっくり返す。
  2. 牛挽き肉に材料を全て入れ、手で粘りが出るまでよく混ぜて、6等分にしておく(約100g)。
  3. 割り箸を割った1本に、1の適量の挽き肉を握りながら円柱形にする。
  4. サイドディッシュを蒸し焼きしたフライパンを熱し、オイルを軽く入れ、2を入れて両面を焼いていく。水分が出たら、キッチンペーパーで拭き取る。
  5. マッシュルームライスを作る。オリーブオイルでにんにくを炒め、次に玉ねぎがしんなりしたら、マッシュルームを入れて水気が飛ぶ位炒めて、ご飯を入れて更に炒め、塩、ブラックペッパーで味をととのえ、パクチ、またはパセリをふりかけて出来上がり。

【レシピのポイント】
挽き肉なのに、がっつりとした肉の感覚が味わえる一品です。モーニング用のウインナを入れることで、歯ごたえがよくなり、スパイスも効いていますので、美味さが倍増です。BBQグリルで焼く場合は、割り箸だと焦げてしまうので、金串を使用してください。
残ったシシカバブは輪切りにしてソーセージ感覚で。サイドディッシュも使って翌日の朝食にも大変身。ぜひお試しください。

【料理を食べた方の感想】
・マッシュルームライスとお肉がよく合っていて、美味しくいただけました。
・次回のポットラックパーティーに作ってみようと思います。
・サイドディッシュがお肉にぴったりで、気に入りました。  

今回のまとめ

シシカバブ!如何でしたでしょうか。ハンバーグのようにジューシーで中がふわふわなのは、最高に美味しいですが、スパイスが効いていてゴツゴツとした肉もたまに食べたくなるものです。今回は、付け合わせで栄養のバランスを考えながら、美味しそうに見える彩りにしました。マッシュルームライスは、玄米のご飯を使っています。サイドディッシュは、焼肉、ステーキ、ハンバーグ、魚介類に合わせても美味しく頂けます。

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