第64回「たっぷりりんごでタルトタタンを作りましょう!!」

第64回「たっぷりりんごでタルトタタンを作りましょう!!」

アメリカでの健康な食生活を応援するおすすめレシピをご紹介します。

更新日: 2023年05月07日

アメリカで新生活が始まると日本のスーパーで気軽に、かつ、安価だった食材が急に手に入らなくなり、得意料理のレシピがガラっと変わってしまった、という方も多いかと思います。

海外という慣れない環境で、食材も変わり、家族や自分自身にとって美味しくて健康的で、簡単に作れる料理はなかなか見つけるのが難しいですよね。さらに、日本ではあまり馴染みのないみんなで持ち寄りながらのパーティー「ポットラック」に招待された時のメニューは”日本食が良いのか”、”冷めても美味しいか”、”食べやすいか”など頭を悩ませます。

『みんなのレシピ』では、アメリカ在住暦33年のお料理研究家が日本でもお馴染みの料理から日本ではあまり目にしない食材を使ったレシピまで、誰でも簡単に作れて、健康で、美味しいお料理レシピを紹介していきます。

第64回「たっぷりりんごでタルトタタンを作りましょう!!」

日本では入学式、入社式が無事終えて間もない時期ですが、新しい生活が始まりフレッシュな気持ちで過ごされている方が多いのではないでしょうか。ここカリフォルニアでは、残すところ1ヶ月程度で夏休みに突入です。旅行や一時帰国等で、楽しい時間を計画されている方も多いことでしょう。今回は、贅沢に沢山のりんごを使ったデザートをご紹介します。ポットラック等のパーティーも盛んに行われるこの季節ですので、過去にご紹介したみんなのレシピも活用していただけたら嬉しいです。

今回号のレシピに使うおすすめ食材リスト

りんご
人類が食した最古の果物がりんごと言われています。日本では品種改良が盛んに行われ、まるでデザートのように甘いジューシーなりんごに生まれ変わっています。ここアメリカでは相変わらず酸味が強く甘味が適当なものが多く出回っていますが、ベーキングには適しているのが何よりです。りんごは、カリウム、カルシウム、ビタミンCや繊維質も多く含まれていて、病気知らずの果物として人気があります。今回使用したりんごは、Fuji、Granny Smith、Garaですが、グロッセリーストアで約10個で約8ドルで購入しました。

Greek Yogurt (ギリシャヨーグルト)
いつの間にかヨーグルトが並ぶコーナーでは、ギリシャヨーグルトが主流になっています。普通のヨーグルトより、もったりとしていてまるでホイップしたクリームのようです。料理に使っても分離することがないので、幅広く使用出来ます。今回はタルトタタンのトッピングのクリームとして使います。トレーダージョーズで約3ドルで購入しました。量も適当でイチオシアイテムです。

器具1 パーチメントペーパー
パーチメントペーパーは、日本のクッキングシートと同様ですが、ケーキ類やクッキーを焼くときに、お赤飯等の蒸し料理に、またフライパンで魚や野菜類を焼たりする時にとても便利です。蒸気は通しますが、水は通さないので色々と料理の幅が広がることでしょう。今回は、Costcoで大きなサイズ2本入りを約13ドルで購入しました。

タルトタタン

フランスのタタンおばさんの失敗から生まれたと言われるタルトタタン。りんごをふんだんに使った素敵な焼き菓子です。りんごの上にパイ生地を載せて焼きますが、出来上がったらお皿に逆さまにあけて、3種類のクリームを添えます。たっぷりと入ったりんごがうれしいレシピです。

【食材と目安の量(6〜8人分)】印はおすすめ食材リストを参照

パイ生地
A
オールパーパス粉・・・1カップ(200cc)
塩・・・小¼
シュガー・・・小1

バター・・・大3(室温に置いておく)
オリーブオイル・・・大2
卵・・・1/2個(しっかり混ぜておく)

りんご・・・中サイズ8〜10個(皮をむいて6等分に櫛形に切っておく。色が変わるようなら塩水に軽く浸す)

B
バター・・・大3
シュガー・・・70g

C
バター・・・大2
シュガー・・・大3〜4

トッピング
*生クリーム・・・適宜(シュガー、グランマニエを入れて泡立てる)
*ギリシャヨーグルト・・・適宜(シュガー、生クリーム少し入れて泡立てる)
*アイスクリーム・・・適宜
アクセントにミントの葉を使用

お料理の手順

下準備
  1. 鍋の取っ手に3重にアルミホイルを巻いておく。又は取っ手を外しておく。
  2. 4の作業の途中で、オーブンを395°Fにしておく。

 

  1. Aを大きめのボールに入れ、泡立て器でよく混ぜ合わせる。次にバターを入れて指先で粉全体に馴染ませ、オリーブオイル入れ、ゴムベラで混ぜ合わせる。
  2. 1に卵を入れて生地をまとめる。まとまらない場合は、残りの卵を入れて調整し、ラップに平たく丸く包んで冷蔵庫で寝かせる。
  3. 厚めの鍋の底にパーチメントペーパーを敷いて中火でBを入れて煮溶かたら火から下ろし、りんごを隙間なくきっちりと詰め込み、その上からBを写真のように全体にふりかける。
  4. 3に蓋をして中火で20分。途中で吹きこぼれるので、中火弱、又は弱火にして、吹きこぼれないように注意する。
  5. 4の蓋を外しCをふりかけ、395°Fのオーブンで15分焼く。その間に冷蔵庫から1を取り出して、オールパーパス粉を使ってめん棒か手で伸ばし、焼きあがったりんごの上にかぶせてから、フォークで穴をあけて、再度オーブンに入れて、30分焼く。
  6. 5取り出し、粗熱がとれたら、側面をナイフではがしてから皿を載せて、逆さに取り出す。
  7. 切り分けて皿に載せたら、好きなトッピングをかけて頂く。  

【レシピのポイント】
砂糖は少なめにしていますので、皿に出したりんごの表面がカラメル色にならない場合があります。その時にはハチミツを温めて表面に塗ると艶がよくなるのでお試しください。バターは、丁度1本(大8)を使用しますが、こちらも少なめにしてオリーブオイルで補っています。ヘルシーで美味しく感じられるレシピになっています。

【料理を食べた方の感想】
・大好きなりんごを美味しく頂きました。パイ生地との相性も抜群ですね。 ・トッピングが3種類もありましたが、ヨーグルトクリームが美味しかったです。子供達には、アイスクリームが大人気でした。   

今回のまとめ

お鍋でタルトタタン! いかがでしたか。りんごを使ったデザートは、第41回「シナモンを使ったりんごの楽々ケーキ2種」でもご紹介しておりますので、ぜひチェックしてみてください。最近はあまり見かけなくなりましたが、昔は、ランチタイムに公園等の野外で、りんごの丸かじりをしている人達をあちこちで見かけたものです。まだ携帯電話が普及されていない時代で不便でしたが、世の中がゆっくり流れていたような気がします。慌しく時は流れる現代、相変わらず先進国では飽食時代が続きますが、手元にある食材を大切にし、料理を楽しんで頂けたら幸いです。

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