第17回「手軽に出来る豆腐を使ったメニュー」

第17回「手軽に出来る豆腐を使ったメニュー」

更新日: 2019年04月25日

アメリカで新生活が始まると日本のスーパーで気軽で、かつ、安価だった食材が急に手に入らなくなり、得意料理のレシピがガラっと変わってしまった、という方も多いかと思います。
海外という慣れない環境で、食材も変わり、家族や自分自身にとって美味しくて健康的で、簡単に作れる料理はなかなか見つけるのが難しいですよね。さらに、日本ではあまり馴染みのないみんなで持ち寄りながらのパーティー「ポットラック」に招待された時のメニューは”日本食が良いのか”、”冷めても美味しいか”、”食べやすいか”など頭を悩ませます。

『みんなのレシピ』では、アメリカ在住暦30年のお料理研究家が日本でもお馴染みの料理から日本ではあまり目にしない食材を使ったレシピまで、誰でも簡単に作れて、健康で、美味しいお料理レシピを紹介していきます。

第17回「手軽に出来る豆腐を使ったメニュー」

豆腐の歴史は古く、発祥地は中国とされています。アジア各地で愛され、豆腐を使った料理は、数知れず。子供からお年寄りまで皆に愛されている食材ですね。近年においては、アジアに限らず欧米、アフリカ大陸等世界中で愛されるようになりました。嬉しいことに、アジアンマーケット、アメリカのスーパーでも簡単に購入出来るようになりました。今回はその豆腐を使った料理をご紹介したいと思います。
大豆は、肝臓にも優しいので、家族の健康のため、食卓に多く取り入れていただけたら嬉しいです。

今回号のレシピに使うおすすめ食材リスト

豆腐

foodrecipe17-A-2

こちらで生活をされて長い方はお馴染みかと思いますが、ハウス食品の豆腐3種です。固さが選べるのでとても便利です。アジアのマーケット、アメリカのスーパーでも豆腐が置いてあります。コストコでもオーガニックのハウス食品の豆腐(Firm)を買うことが出来る場所もあるようです。


もち粉

foodrecipe17-A-3

カリフォルニアのもち粉は、普通のタイプとオーガニックのものがあり、値段は倍近く違います。もし、このもち粉が手に入らない場合、量り売りをしているコーナーがあるスーパーであれば、”Sweet rice Flour”として、購入することが出来ると思います。
もち粉は小麦粉と違いグルテンフリーなのでアメリカでも人気な食材です。


ブラウンシュガー

foodrecipe17-A-4

アメリカのブラウンシュガーは、黒糖のようなコクはありませんが、欧米の菓子作りにはかかせない砂糖です。今回は、そんなブラウンシュガーを使って、みたらし団子のタレを作ります。ブラウンシュガーには、色の濃いタイプ、ダークブラウンシュガーがあるので、みたらし団子のタレを作り場合はなるべく色の濃いものを購入されることをお薦めします。

「えび豆腐」

ちょっとおしゃれな蒸し料理になります。コツは、仕上げに煙が出るくらいに熱くした油を蒸し上げた海老あんにかけてジュッとさせること。ショウガの効いた美味しい1品です。

【食材と目安の量(6~8人分)】 ★印はおすすめ食材リストを参照

  • ★絹ごし豆腐(ソフトタイプ)・・・1パック
  • 生の海老(殻を取り除き、粗みじん切り)・・・200グラム程度
  • 酒・・・大1(海老にかけて混ぜておく)

【A】

  • グリーンオニオン(みじん切り)・・・3本
  • 根しょうが(みじん切り)・・・1かけ(2つをよく混ぜておく)

【B】

  • 酒・・・大1
  • 塩・・・小1/4
  • コショウ・・・小1/4
  • 片栗粉・・・大2
  • 卵白・・・1個分
  • サラダ油・・・大2
  • 醤油・・・適宜

【お料理の手順】
下準備として、蒸し器となる鍋に水を入れ、蓋をし、火にかけておく。

  1. 豆腐を1.5センチ位の厚さに切り、平たくて少し高さのある器に並べる。(蒸し上げあるので、蒸し器に入る大きさ)
    ※以下が使用する材料の写真
  2. 粗みじん切りにした海老にAの半量と、よく混ぜ合わせたBをボールに入れ、さらによく混ぜ合わせる。
  3. 1の豆腐から出た水を捨てて、その上に2をかけてふたから蒸気が出る位の強火で20分程度蒸し上げる。表面が固まっていたら出来上がり。※以下が蒸し上げる前の写真
  4. 3に残りのAをかけて、ソースパンで煙がでる位熱くしたサラダ油をかけてジュッとさせる。後は醤油をかけていただきます。

【このレシピのポイント】
淡白で旨味のある海老と豆腐を使った料理です。蒸しあがった海老豆腐に熱くしたサラダ油をジュッとかける事によって、味が濃厚になり、美味しくなります。 もし、蒸し器がない場合は、深めのフライパンや、鍋の底にホットケーキを焼くときの型等入れると、蒸し器と同じように蒸し上げることが出来ます。

「豆腐の甘酢南蛮」

木綿豆腐(Firm)を使用して作ります。甘酸っぱい野菜と豆腐のコンビネーションが絶妙です。食卓を楽しませてくれる嬉しい1品ですね。もちろんポットラックパーティーでも喜ばれることでしょう。ベジタリアンの方も楽しめる1品です。

【食材と目安の量(6~8人分)】  ★印はおすすめ食材リストを参照

  • ★木綿豆腐(10等分に切る)・・・1パック
  • 合わせ粉(小麦粉、片栗粉半分ずつ混ぜ合わせる)・・・適宜
  • ごま油・・・大3
  • 大根(千切り・塩一つまみでまぶしておく)・・・200~250グラム程度
  • 人参(千切り・塩少しでまぶしておく)・・・1/2本
  • 玉ねぎ(千切り・塩一つまみでまぶしておく)・・・1/2個
  • グリーンオニオン(千切り)・・・1本
  • 白ごま・・・適宜

【A】

  • 水・・・1カップ
  • 酢・・・1/4カップ
  • 砂糖・・・大3
  • だし醤油(濃縮)・・・大2
  • 醤油・・・大3
  • ケチャップ・・・大1
  • オイスターソース・・・大1
  • 赤唐辛子・・・1本

【お料理の手順】

  1. 木綿豆腐を切ってからキッチンペーパーに包み、20分程度おく
    ※以下が使用する材料の写真
    豆腐一つ一つに合わせ粉をまぶす。フライパンにごま油を入れ、両面きつね色になる程度に焼く。
    焼きあがったら、お皿に並べる。
  2. 1のフライパンにAを入れ、沸騰したら、固く絞った大根、人参、玉ネギを入れ、赤唐辛子は半分に切って種を取り除き入れる。
    沸騰したらよくかき混ぜて火を通し、さらに沸騰したら、ネギを入れ、次に水溶き片栗粉を回し入れ、とろみをつける。
  3. 出来上がった2を豆腐の上にかけて白ごまをふり、出来上がり。

【このレシピのポイント】
豆腐をごま油で焼くことによって、おいしさアップになります。甘酢南蛮の野菜との相性もよいですね。この料理のコツは、塩を少しまぶしておいた千切り野菜を固く絞っておくことが大事です。その野菜を煮過ぎないのもコツ。下ごしらえをしておいたら、あっと言う間に出来上がりますので、多忙な方にも嬉しい一品ですね。

「とうふ団子」

豆腐ともち粉を使ったデザートです。団子に丸めて、いろいろなタレを作って楽しみます。栄養価も高く、甘味も控えめですので、嬉しいデザートですね。

【食材と目安の量(6~8人分)】  ★印はおすすめ食材リストを参照

【A】

  • 絹ごし豆腐(ソフトタイプ)・・・1パック
  • もち粉・・・1パック
  • 砂糖・・・大2
  • 水(耳たぶの固さにするため)・・・大3から大5程度(豆腐によって)

【みたらし団子】

  • 水・・・1カップ
  • ブラウンシュガー・・・120グラム
  • 醤油・・・1/4カップ
  • 片栗粉・・・大2

【あん団子】

  • 小豆あん・・・1パック

【しょうゆ団子】

  • 醤油・・・適宜
  • 焼き海苔・・・適宜
  • 爪楊枝

【お料理の手順】
〈下準備〉大きめの鍋に水をたっぷり入れて、火にかけておく。

  1. 水を除いたAをボールに入れ
    混ぜ合わせて耳たぶの固さにする。まとまらないようだったら、水を少しずつ足して調整する。
  2. 生地を少しずつ長く丸く(円柱形)伸ばして、団子の大きさ程度にちぎっていき、丸める。
  3. 沸騰した鍋に、団子を適宜入れていく。一度かき混ぜて、そのままにし、団子が浮いてきたら出来上がり
    水をはったボールに網ですくって移し、軽くぬめりを取り、ざるにあげる。この作業を何回か繰り返し行う。
  4. 4. 団子を楊枝に2個ずつさして、フライパンで焼き目をつける。焼き目がついたら、あんこの場合は皿にのせ、あんこを団子の上に伸ばす。醤油団子の場合は、焼きあがったら醤油をジャーっとかけて、醤油を団子に馴染ませてから皿にのせ、海苔を巻く
    みたらし団子は、楊枝を使わず器に団子をいれ、上からみたらし団子のたれをかけて出来上がり。

【このレシピのポイント】
とてもヘルシーなデザートなうえ、作るのが簡単ですから、お子様と楽しむ事も出来そうです。デザート以外にも、鍋料理にも使えそうですね。5月の端午の節句が間もなくやってきます。柏餅の代わりに作られるのもよいかもしれません。

料理を食べた方の感想

「えび豆腐」
・エビの味をしっかり感じ、かつ、豆腐の甘さとのマッチングが素晴らしい一品です。

「豆腐の甘酢南蛮」
・色々なお野菜が甘酢あんでバランスよくまとめられていてあっさりといくらでも食べられます。

「とうふ団子」
・お豆腐でできているお団子であることに驚きです。味はどこか懐かしい日本の味がしました。子供に是非食べさせてあげたくなるレシピです。

今回のまとめ

豆腐を使った料理3種は、いかがでしたか。豆腐は淡白ですので、工夫した味付け、調理方法で色々と楽しむことが出来ます。豆腐は、肝臓にも優しい、健康を保つことが出来る素晴らしい食材ですので、皆様の食卓に豆腐料理のメニューを増やしていただけたら、とても嬉しいです。