第8回「チキンを使ったポットラック料理」

第8回「チキンを使ったポットラック料理」

更新日: 2018年07月26日

アメリカで新生活が始まると日本のスーパーで気軽で、かつ、安価だった食材が急に手に入らなくなり、得意料理のレシピがガラっと変わってしまった、という方も多いかと思います。
海外という慣れない環境で、食材も変わり、家族や自分自身にとって美味しくて健康的で、簡単に作れる料理はなかなか見つけるのが難しいですよね。さらに、日本ではあまり馴染みのないみんなで持ち寄りながらのパーティー「ポットラック」に招待された時のメニューは”日本食が良いのか”、”冷めても美味しいか”、”食べやすいか”など頭を悩ませます。

『みんなのレシピ』では、アメリカ在住暦30年のお料理研究家が日本でもお馴染みの料理から日本ではあまり目にしない食材を使ったレシピまで、誰でも簡単に作れて、健康で、美味しいお料理レシピを紹介していきます。

第8回「チキンを使ったポットラック料理」

夏は、BBQ パーティー等、お友達や同僚を招いたり、招かれたりが多いのではないでしょうか。今回は、ポットラックパーティーに役立つチキンを使った料理2品をご紹介します。
簡単で、見た目も豪華、さらにヘルシーですので、ぜひお試しください。

今回号のレシピに使うおすすめ食材リスト

鶏もも肉

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チキンもも肉は、chicken thigh と、表示されています。皮つきのもの、皮のないものとがあります。今回は、皮付きの大きな1枚のまま、フレッシュなオイルで揚げます。揚げる事によって、鶏に含まれる脂肪が、揚げ油の中に流れ出ますので、意外にヘルシーな1品になります。もちろん、揚げるオイルは酸化しやすいので、新しいものを使用してくださいね。

鶏ささみ肉

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鶏のささみは、chicken breast tenderloin と表示されています。胸肉(breast)に沿って、1本ずつついており、笹の葉の形に似ていることから、この名前がついたようです。
脂肪分が少なく、あっさりした味わいです。
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パルミジャーノ・レジャーノ(Parmigiano Reggiano)

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パルミジャーノ・レジャーノ(Parmigiano Reggiano)は、日本でお馴染みの粉末パルメザンチーズにあたります。本家本元は、700年前の製法が頑固に守られ、作られています。熟成には最低2年はかけることで、風味、コクが生まれます。
小さな塊で購入したチーズは、用途に応じてナイフで削ったり、写真の右側の器具を使って、フワフワの粉末にしたりします。

ブレッドクラムス

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イタリアンスタイルのブレッドクラムスは、日本のパン粉に近いですが、決めが細かく、スパイスやハーブが入って、味がついています。 白身魚のフライにも、とても合います。ミートボールや、ハンバーグを作る時や、オーブン料理で、表面をカリカリにしたい時など、色々と利用出来ます。

今回号のレシピに使うおすすめ便利アイテム

鶏のささみを伸ばす時に使うハンマー

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鶏のささみを伸ばす時に使う器具です。鶏に限らず、使用出来ます。肉をたたく事によって、柔らかくなりますので、1つあると便利ですね。
もし、ないようでしたら、ペットボトルに水を入れて、たたくことも出来ます。持っていない方は、ぜひ、お試しください!


ごはんによく合う「チキン南蛮漬け」

甘酢醤油に漬け込みますが、みんなが大好きな人気メニューです。

【食材と目安の量(6~8人分)】  ★印はおすすめ食材リストを参照

・★鶏もも肉(あれば皮付き)・・・4-6枚
・揚げ油(キャノーラオイル等)・・・肉の厚みの3倍の高さ

<南蛮のタレ>
・米酢・・・150CC
・めんつゆ・・・大1
・醤油・・・100cc
・砂糖・・・大5
・水・・・60cc
・青ネギ(粗みじん切り)・・・2本
・赤唐辛子(輪切り)・・・適宜

<付け合わせ>
・ブロッコリー(固めに茹でておく)・・・1株
・プチトマト・・・10個程度

【お料理の手順】

1: 南蛮のタレをバットに入れて、混ぜ合わせておく。

2: 骨なし鶏もも肉を洗い、水気を拭いて、カタクリ粉をまぶす。

3: フライパンを熱し、カノーラオイルを入れます。オイルが熱くなってきたら、カタクリ粉を少し入れて、パッと散る程度の温度にし、片栗粉をまぶしたもも肉を入れる。肉を入れることによって、温度が下がり過ぎると、キレイに揚げることが出来ないので、中火強で2枚ずつ揚げていくのがよい。少し色がついてきたら、上下を返す。何度か上下を返しながら、キレイなきつね色になったら、たれる油をきっちりと落してから、キッチンペーパーの上に載せる。

4: 1の南蛮のタレの中に熱いうちに漬け込む。時々上下を入れ替えて、味を染み込ませる。

5: バットの中で、最低2時間程度漬け込んでおけば出来上がり。

6: 平たいお皿に、もも肉を1センチ程度の厚さに切り、盛り付けます。回りに茹でたブロッコリー、プチトマトをあしらって完成です。

【このレシピのポイント】
一枚のもも肉のまま揚げますので、細かく切ったものを揚げるより、油の摂取量が少なくなります。片栗粉をまぶして揚げているので、艶もよく、とろみもついて、おいしそうにも見えますね。辛いのがお好きでしたら、赤唐辛子の輪切りを多めに入れてください。ピリッとして、大人の味に仕上がります。彩りのよい野菜をあしらって、自分流の南蛮漬けを作るのもよいですね。また、前日に作って、漬け込んでおくことも出来るので、多忙な方には嬉しいレシピです。

アスパラを使った「なんちゃって、エビフライ」

見た目はエビフライですが、実は、鶏ささみでアスパラを巻いたものです。昔、友人がご馳走してくれましたが、あまりの出来のよさにエビフライと勘違い。
ささみを平たくする事によって、肉の繊維が切れ、粘りがでますので、作りやすいし、出来上がりは、とても柔らかくおいしいです。

【食材と目安の量(6~8人分)】  ★印はおすすめ食材リストを参照

・アスパラガス(中位の太さ)・・・6本から8本
・★鶏ささみ肉・・・6枚から8枚
・プラスティックラップ・・・適宜
・ブラックペッパー・・・少々
・★パルミジャーノ・レジャーノ(粉末)・・・大1
・小麦粉(茶こしでふりかける)・・・適宜

<フライの衣>
・小麦粉・・・適宜
・卵+牛乳・・・1個+100cc
・★イタリアンブレッドクラムズ・・・適宜

・揚げ油(キャノーラオイル等)・・・厚みの2倍の高さ

<ディップソース>
ソース1: トマトケチャップ+とんかつソース+ブラックペッパー
ソース2: ホットチリソース(スリラチャ等)+マヨネーズ
ソース3: タルタルソース
・茹で卵(粗みじん切り)・・・1個
・イタリアンパセリ(みじん切り)・・・大1
・ピクルス(みじん切り)・・・1/2-1本
・マヨネーズ・・・100cc
・マスタード・・・大1

<付け合わせ>
・イタリアンパセリ
・ミニトマト

【お料理の手順】

1: 鶏ささみを洗い、水気を拭き取り、筋を取り、1枚ずつラップにはさむ。

2: 1を肉を叩く道具で平らな面を使って、平たく伸ばす。

3: 2のラップの上部を外し、ブラックペッパー、粉末のチーズ、小麦粉の順に、ささ身の上にかける。

4: アスパラガスを10センチ程度の長さに切り、3の上に置き、くるくるとアスパラガスに巻きつける。

5: フライの衣ですが、最初に小麦粉をまぶし、次に卵液にくぐらせ、イタリアンブレッドクラムスをまぶす。必ずアスパラの穂先にも卵をつけて、パン粉をつけてくださいね。エビのしっぽらしく見えます。

6: フライパンを熱くし、オイルを入れ熱くなったら、イタリアンブレッドクラムスを少し落として、散るような感じになったら、5を入れる。温度が下がり過ぎないように、2本ずつ揚げると、油切れのよい揚げ物ができます。全体がきつね色になるまで、時々返しながら、揚げる。

7: 揚げたフライを皿に盛り、付け合わせを添えて出来上がり。3種類のディップソース、あればレモンも添えるのもよいですね。

【このレシピのポイント】
キレイなきつね色に揚げると、とてもおいしそうに見えます。好みのディップソースでいただけるのも嬉しいですね。ささみを叩いて伸ばすことによって、柔らかくなるので、成形も楽ですし、お肉もおいしくなります。

料理を食べた方の感想

「ごはんによく合う「チキン南蛮漬け」
・味が染みていてとてもおいしかった。冷めてもおいしいと思うのでお弁当のおかずにもGood!
・残り物は冷やし中華にのせたりと、応用できそう。主婦の強い味方になってくれそう。

「アスパラを使った「なんちゃって、エビフライ」
・野菜が苦手な子供も喜んで食べてくれそう。手作りのタルタルソースがとてもおいしい。
・アスパラの食感が残っていてとてもおいしい一品。

今回のまとめ

今回の2種のチキンレシピは、別な部位を使用しました。チキンを使った料理のレシピは、お子様からお年寄りまで、幅広く喜ばれますので、ぜひ、お試しください。もちろん、ポットラックパーティーにも最適です。