みなさま、こんにちは。アメリカ駐在ライフアドバイザーの松谷麻子です。
アメリカへの駐在が決まると、多くの方が、「現地での家具をどうするか」という課題に直面します。特にアメリカの場合は、家具付きの賃貸物件が少ないことにも起因しますが、これには、海外引越しならではのいくつかの理由が関係しています。
海外引越しでの家具に関する主な気をつけるべきこと
- 引越し荷物の制限
船便や航空便の規定の制限があり、日本から全てを持ち込むのは難しい場合が多い - 船便の時間
アメリカまでの輸送に船便の場合2ヶ月以上かかることがあり、その間、家具がない状態で過ごす必要がある - 家の広さの違い
アメリカの家は日本の家と比べて全体的に広い傾向があり、日本で使用していた家具が空間に馴染まない場合がある
もちろん、愛着のある家具をアメリカでも使いたい、費用面でできるだけコストを抑えたいといった理由で、日本から持ち込む選択肢もあります。ですが、実際は日本から全ての家具を持ち込めるご家庭は少なく、現地で家具を揃えることが一般的と言えるでしょう。
初めてアメリカで暮らす方にとって、家具を探すことのは一苦労です。家具自体は高価なものですが、数年という限られた期間を過ごすためのものでもありますので、コスト面も意識したいところですよね。
そこで今回は、駐在員の方に役立つ家具を入手する方法と、おすすめのインテリアショップをご紹介したいと思います。
アメリカの家具の特徴
まず、家具を探すにあたり気をつけておきたいアメリカの家具の特徴をお伝えします。
- ダイニングテーブルは6ー8人がけ
アメリカでは来客が増える傾向があります。2家族がゆったり座れるくらいの8人用が良いでしょう。リビング学習にも最適ですね。 - 奥行きが深い
全体的に作りが大きいのですが、特に気をつけたいのが奥行きです。大きな家であれば問題ありませんが、圧迫感の原因となります。 - 重たい
とにかく重たい!ことが多いです。模様替えする際に重たくて動かせないなどありますのでご注意ください。
家具の入手方法
- 前任者から譲り受ける
駐在員として渡米する場合、前任者から家具や家電を引き継げるケースが多々あります。本帰国時には家具を持ち帰らない家庭も多く、処分に困っている場合があるため、相談してみるのも一つの手です。タイミングが合わない場合は、引越し業者が一時的に保管してくれることもあります。 - 店舗で購入する
新品の購入は品質が確実であり、保証も付くため安心感があります。後述するおすすめショップも参考にしてください。 - 日系中古売買サイトを利用する
日本人向けの中古売買サイト「びびなび」や「Sale-N-Buy」は、永住の方、駐在員、留学生など多くの方が利用しています。 - Facebook Marketplaceなどを利用する
アメリカでも中古売買は盛んです。英語でのコミュニケーションが必要ですが、ローカルでの取引が可能なため便利です。 - 家具レンタルを利用する
渡米直後や短期滞在の場合、家具のレンタルサービスも選択肢の一つです。日本人向けのサービスも存在しますので、「地域名+家具+レンタル」などで検索してみてください。
いくつかご紹介しましたが、それぞれにやはりメリットデメリットもあります。
中古や譲り受けは、コストを大幅に抑えられる反面、希望通りの家具が見つからないことも。タイミングや条件が合わない、トラブルが起きやすいというのもこの手の取引に良くあることです。
また家具レンタルは、スムーズに家具を揃えられますが、長期間借りると割高になることがあります。自分の気に入ったものを探すまでの繋ぎとしてご利用するのも一つでしょう。
日本人におすすめの家具ショップ
アメリカで新品を購入する場合、日本人に人気のある以下のショップがおすすめです。
実店舗&オンライン
- IKEA
手頃な価格とシンプルなデザインが魅力で日本でも大人気ですね。日本もアメリカも同じシステムであること、商品がほぼ同じであること、はもちろんですが、処分の際、IKEAの家具は人気なので引き取ってもらいやすいという利点もあり。 - West Elm
シンプルなデザイン、北欧調、ミッドセンチュリーなど日本人が好むテイストに近いのが特徴。コンパクトなコーヒーテーブルなどはおしゃれで日本に持ち帰る方も。 - Target
手頃な価格帯にシンプルなデザインが多い。アメリカ全土に展開しており、複合型スーパーなので、組み立て式の収納家具などを日々の買い物のついでに購入できます。 - Crate&Barrel
ショッピングモールなどによく入っているインテリアショップ。シンプルモダンなテイストが好みの方にはきっとお気に入りが見つかるでしょう。 - Williams Sonoma
やや価格帯がラグジュアリーですが、小物なども素敵なものが揃っています。 - Pottery Burn
特にキッズが可愛く駐在員にも人気です。
オンライン
実物が見られない代わりに安価で買えるのがオンラインショップの特徴。
できるだけ失敗がないように口コミなどチェックされると良いでしょう。
- Amazon
豊富な品揃えです。オンラインのため、実物を確認できないデメリットはありますが、実際に家の中に置いたイメージ画像を作ることができます。Amazonならではの配送状況がチェックできるところも良い。 - Wayfair
アメリカ国内のブランドが揃っており、多種多様なデザインも魅力。自分好みのデザインは用途や条件を絞って検索しやすいのがポイントです。自宅配送もスムーズです。
いかがでしたでしょうか?
アメリカでの家具探しの参考になれば幸いです。
松谷あさこ 駐妻SmartLife代表 3児の母
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