アメリカで新生活が始まると日本のスーパーで気軽に、かつ、安価だった食材が急に手に入らなくなり、得意料理のレシピがガラっと変わってしまった、という方も多いかと思います。
海外という慣れない環境で、食材も変わり、家族や自分自身にとって美味しくて健康的で、簡単に作れる料理はなかなか見つけるのが難しいですよね。さらに、日本ではあまり馴染みのないみんなで持ち寄りながらのパーティー「ポットラック」に招待された時のメニューは”日本食が良いのか”、”冷めても美味しいか”、”食べやすいか”など頭を悩ませます。
『みんなのレシピ』では、アメリカ在住暦33年のお料理研究家が日本でもお馴染みの料理から日本ではあまり目にしない食材を使ったレシピまで、誰でも簡単に作れて、健康で、美味しいお料理レシピを紹介していきます。
第96回「Gheeを使ったガドーショコラでバレンタイン!!」

新年明けましておめでとうございます。お元気で新年を迎えられた事と思います。ふと気がつくと、間もなくバレンタインの季節が訪れます。今回は、バレンタインデーに向けてのほんのり甘く苦味の効いたラム酒たっぷりのケーキをご紹介します。バターの代わりにギー(Ghee)を使います。焼き菓子、炒め物、スープ等、バターと同様に使うことが出来る食材をご紹介したいと思います。
今回号のレシピに使うおすすめ食材リスト

ギー(Ghee)
ギーは、主にインド中心に南アジアの国々で広く食べられています。バターから水分とたんぱく質を取り除いた純粋な乳脂肪で、ビタミンA、Eが豊富。バランスのよい脂肪酸や脂溶性ビタミンが補給出来る良質な油です。また心身を落ち着かせる効果があり、脳の働きを高め、記憶力を向上させるとも考えられいるようです。今回は友人に頂いたものですが、Costcoにて約25ドルで購入出来るようです。

製菓用チョコレート
製菓用チョコレートとは、特にカカオバターが多く、溶かすと流動性が良く、美しい艶と口溶けが得られる「クーベルチョコレート」を指すようです。風味もよく、市販の板チョコに比べて余計な添加物が少なく、加工に適しています。今回は、トレーダージョーズにて約8ドルで購入しました。

ホワイトチョコレート
ホワイトチョコレートは、ココアバター、砂糖、乳製品を主原料とし、ミルクの風味と優しいあまさ、クリーミーな口溶けが特徴です。今回はWhole Foodsにて約5ドルで購入しました。

パーチメントペーパー
パーチメントペーパーは、耐水性、耐油性に優れ、表面が滑らかでくっつきにくい特徴を持っています。シリコン加工により、耐熱性も高く、オーブン料理にはかかせません。蒸気も適度に通すので、シューマイや中華まん、お赤飯を蒸す時にも利用しています。今回は、Costcoで2本セットを約15ドルで購入しました。
チョコレートタルト

チョコレートが大好きですので、チョコレートを使ったデザートを何度かみんなのレシピでもご紹介させていただきました。今回は、ギーを使った甘さ控えめのガドーショコラにホワイトチョコ入りクリームをかけて頂くケーキです。苦味が効いていて、ラム酒たっぷりの大人の味を楽しんで頂けたら嬉しいです。
食材と目安の量(約直径20㎝) 印はおすすめ食材リストを参照
製菓用チョコレート(カカオ72%)・・・150g
Ghee・・・60g
オリーブオイル・・・大2
卵・・・大3個(黄身と白身を分けてボールに入れる)
ラム酒・・・60cc
グラニュー糖・・・60g(2/3 を黄身へ、1/3を白身へ)
オールパーパス粉・・・30g(あれば薄力粉)
ホワイトソース
ホワイトチョコレート・・・60g
生クリーム・・・200cc
ラム酒・・・40cc
お料理の手順
下準備
- 型にパーチメントペーパーを敷いておく。
- オーブンを355°Fで余熱。
製菓用チョコレートを刻みステンレスのボールに入れ、バター、オリーブオイルも入れて湯せんで溶かす。




黄身の入ったボールに2/3の砂糖を加えて、泡立て器で白っぽくもったりするまでよく混ぜ合わせる。次に1のチョコレートを加えて混ぜ合わせ、更にラム酒を加えて混ぜ合わせる。




2にふるいながら粉を加えて粉が見えなくなるまで、混ぜ合わせる。


白身の入ったボールをハンドミキサーで泡立て、白身が少しふわふわしてきたら、残りの砂糖を全体に振り入れて、角がたつまでしっかりと泡立てる。

3に4のメレンゲを1/3加えて泡を潰さないようにゴムベラで上下に動かしながら、切るように混ぜ合わせる。


残りのメレンゲに5を加えて、泡を潰さないよう、ゴムベラをじょうげに動かしながら切るように混ぜ合わせ型に流して平らにし、余熱したオーブンで約25分位焼く。竹串をさして生地がつかないようなら焼きあがり。




ソースを作る。ホワイトチョコレートをステンレスのボールに入れて湯せんで溶かし、生クリーム、ラム酒を加えて持ったりするまで泡立て器で混ぜ合わせて出来上がり。泡立てても持ったりしない場合は、ボールごと冷蔵庫で5分程冷やしてからもう一度泡立てる。





このレシピのポイント
湯せんでチョコレートを溶かす時には、ステンレスのボールが最適です。沸騰させた湯にボールを浸すだけでチョコレートが溶けますが、水滴等が入ると溶けなくなりますので、ボールは水気をきちんと拭いてから刻んだチョコレートを入れ、湯せん中は、湯がボールに入らないよう注意してください。
料理を食べた方の感想
- クリームがとても美味しかったです。フルーツに添えても美味しそう!!
- 苦味のきいたケーキとホワイトチョコクリームのハーモニーが気に入りました。ぜひ作ろうと思います。
今回のまとめ
苦味の効いたガドーショコラ、いかがでしたか?お時間がありましたら、バレンタインに向けてぜひ、挑戦してみてください。チョコレートは、72%の苦味の効いたものを使用しています。まだまだ寒さの厳しい日が続くと思いますが、風邪等引かれないよう、バランスのよい食事を心がけて、過ごして頂けたら幸いです。






