デトロイトで寒い日におススメのロシア料理

デトロイトで寒い日におススメのロシア料理

本場のボルシチやビーフストロガノフ、ロールキャベツが食べらえるお店「Fiddler」

更新日: 2020年02月21日

皆さんこんにちは、デトロイトオフィスです。

3月に入りミシガンの長くて寒い冬にも終わりが見え始め、暖かい春が近づいてきましたが皆さまいかがお過ごしでしょうか?
春がすぐそこまでやってきている!と思ったら突然寒くなったり、雪が降ったりというのがここミシガンです。そんな時に寒さを凌ぐにはやっぱり温かい食べ物を食べる!という事で厳寒極寒の国ロシアの料理はいかがでしょうか。
今回はWest Bloomfieldにある「Fiddler」というレストランへ行ってきましたのでご紹介します。

まず最初に出てきたのはボルシチ(Ukrainian Borscht)です。

ボルシチはロシア料理として知られていますが、起源はウクライナ発祥、近隣国のポーランド、リトアニア、ロシア等の国々で人気となり広まっていったビーツのスープです。
広まっていく過程でスープに入れる材料の種類にその国ならではが加わっていった為に各地域、各家庭ごとにスープの中身が違うそうです。例えば野菜のみのボルシチもあれば、牛肉、豚肉、魚が入ったボルシチもあるそうです。同じ家庭に育っても人によって入れる具材が違うということなので、味噌が入っていれば具材は何を入れてもOKな日本の味噌汁に近い感じでしょうか。

そんな中Fiddlerではボルシチ発祥の地ウクライナのボルシチを楽しむことができます。野菜のみのタイプでビーツ、人参、玉ねぎ、セロリなどの千切りになった野菜が美しい深紅色に染め上げられていて、スプーン一杯程のサワークリームがのっています。ビーツ自体は土臭い味と表現されることもあるくらいクセの強い野菜ですがFiddlerのボルシチは、味はあっさり、良い意味でビーツ感がなくとても美味しかったです。スープはよく煮込まれている為、独特な酸味もなく野菜がそれほど得意でない子供たちにも食べやすかったようです。ボルシチは毎日飲んでも飽きないといわれる理由が分かります。そういう意味でも味噌汁のようなものですね。

ちなみにビーツには血液の流れをよくする働きがあり、高血圧の予防、肝機能の向上、胃腸を整えたり、疲労回復にも役立つそうです。夏場向けの冷製も知られていますがFiddlerでは通年暖かいスープが楽しめます。

次にビーフストロガノフ(Classic Beef Stroganoff)とロールキャベツ(Classic Stuffed Cabbage)のご紹介です。

ビーフストロガノフはホワイトソースを絡めたエッグヌードルの上に細切された牛肉がのっています。

程良く嚙み応えのある食感を外側に残しつつも中は柔らかく、味付けは若干塩味濃い目のがっつり系でお父さん目線だとお酒との相性が良い一品でした。子供たちも一皿全部ひとりで食べたい!と言うほど好評でした。
ロールキャベツはアメリカのレストランであまり見かけないですし、自分で作ろうとしてもスーパーで売られているキャベツが硬くてなかなか思い通りに仕上らないので、私にとってアメリカで食べることを諦めていた料理の一つでした。
何年かぶりに牛ひき肉のしっかり詰まった美味しいロールキャベツを食べる事ができ、感動しました。Fiddlerのロールキャベツには中にお米が入っているところが面白いですね。
キャベツはトマトソースでとても柔らかく煮込んであり、味付けは優しめなので肉の存在をしっかり味わえます。サイドにロースト野菜かポテトを選ぶことができます。

最後に、デザートは「Napoleon Fiddler(ナポレオン フィドラー)」をいただきました。

メニューの説明には7層になったカスタードのケーキとありましたが、層がパイ生地になっていてお菓子のパイの実のようなケーキです。クリームもカスタードというよりはバタークリームに近いような濃厚な味わいでした。
ロシア料理は寒さに耐えるためバターやラードなど脂肪分を使って胃に重い料理が多いという先入観を持っていましたが、Fiddlerで頂いた料理は不思議とさっぱりしていてどれも美味しく頂けました。
是非Fiddlerへ行ってロシア料理を試してみてはいかがでしょうか。


Fiddler

6676 Orchard Lake Rd, West Bloomfield Township, MI 48322
Walk-In Dining Hours: 【Thu】5PM-9PM, 【Fri& Sat】5PM-10PM, 【Sun】12PM-4PM, 5PM-9PM
2488518782
www.fiddlerrestaurant.com

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