絶品ホットドッグが人気！シカゴの老舗ダイナー

Portillo’s

今回は、シカゴ周辺で｢アメリカンダイナー｣といえば、外せない「Portillo’s」をご紹介します。同店は1963年、シカゴダウンタウンから西に約30分ほどの場所に位置するVilla Parkという町のディスカウントショップの駐車場の傍らで誕生しました。

第一号店は、創業者のポティロ氏が全預金の1100ドルを投じて購入した小さなトレーラーを改造した店舗から始まりました。彼は調理経験もなかったので、開店当初はソーセージの焼き過ぎや、乾燥しすぎのバンズで全く人気が無かったそうですが、ダウンタウンで評判のホットドック店を視察するなどして味の研究を重ね、徐々に人気が出始めると、店舗を拡大していきました。

創業から58年が経過した現在では、イリノイ州だけで約40店舗、全米でも60店舗以上を誇る大企業に成長しています。（ちなみにポティロ氏は現在も存命で、フロリダのNaplesという海沿いの町で釣りをするなどして余生を楽しんでいるとか）

特にシカゴ近郊には店舗が多数ありますが、広い店内には様々な興味深いアイテムが飾られており、古き良きアメリカを彷彿させる派手な店内の雰囲気には毎回圧倒されます。チェーン店であるものの、店舗によりメニューや店内の内装が違うので、色々な店舗に行ってみるのがおすすめです。ちなみにシャンバーグ店とネイパービル店はパスタが選べる（スタッフ調べ）のでホットドックはちょっと……という方でも楽しめるはずです。

2020年のコロナ禍では店内飲食ができない状況下でもドライブスルーや持ち帰りオーダーで乗り越え、店内飲食が可能になった現在は以前にも増して繁盛している様です。週末ともなればドライブスルーに長蛇の列ができて、少々長い待ち時間になってしまいますが、多少待ったとしても「週末はポティロスのホットドックを食べる」のが定番になっているほど人気がある証拠です。ちなみにドライブスルーは、店員がドライブウェイに立って直接ドライバーから注文を受けるポティロスならではのユニークな注文方式になっています。
おすすめメニューはホットドックの中からは、パリッパリの皮が特徴のポーリッシュソーセージのホットドック、「Maxwell Street Polish Hotdog」が一押しです。絶妙にグリルされたソーセージは歯ごたえが良く、病みつきになること請け合いです。

サンドウィッチメニューからは4時間もかけてスローローストされた牛肉を薄切りにしてたっぷり挟んだ（はっきり言ってバンズに入り切らない量です）イタリアンビーフサンドウィッチです。どちらも同店オリジナルの定番、人気メニューなので訪れる際にはぜひ試してみてください。

それから甘党の人は、デザートのホームメイドチョコレートケーキも人気商品なのでお腹に余裕があったら挑戦してみてください。

Portillo’s
806 W. Dundee Rd. Arlington Heights
Tel: 847-870-0870
Hours: 10:30am – 10pm
Web: portillos.com