知ることで不安半減!
アメリカで不妊治療を始めると、日本とのギャップを最も強く感じるのが “薬の受け取り方” です。
日本ではクリニックの近くの薬局へ行けばほとんど揃いますが、アメリカでは薬局の種類や役割が大きく異なり、受け取りの流れも複雑です。
「薬局の仕組みが分からず不安」
「注射が必要と言われたけれど、どこで受け取るの?」
という相談がとても多く、特にこの仕組みが理解できていないと、クリニックが間違えた!?など、必要の無い不信感とストレスを抱えることになります。
そこで今回は、アメリカで不妊治療を受ける際に知っておきたい 3つの薬局の違い を、実務の現場目線でわかりやすくまとめました。
1. ローカル薬局(CVS・Walgreensなど)
街中のいたるところにある、いわゆる「町の薬局」です。
取り扱いは日常的によく使う薬が中心で、
- 抗生物質
- アスピリン
- 痛み止め
- 甲状腺刺激ホルモン値(TSH)やプロラクチン(PRL)を調整するための薬
- クロミッド
- レトロゾール
などはここで購入できます。
しかし、不妊治療で使う注射薬はほとんど置いていません。
体外受精に必要な刺激ホルモン注射・黄体ホルモン注射・トリガーショットなどは取り扱いがなく、ローカル薬局では対応できないケースがほとんどです。
2. スペシャルティ薬局(同日配達が基本)
不妊治療を本格的に進める際に中心となるのが、Specialty Pharmacy(特殊薬局) です。
代表例は
- VFP
- Freedom
- Alto (LA近辺)
- CVS Specialty
など。
ここでは、不妊治療の際に使用する以下の薬剤を扱っています:
- 刺激ホルモン注射
- トリガーショット(コントロールサブスタンス)
- 黄体ホルモンの膣剤
- 一般薬(ローカル薬局と同じもの)
▼ 特徴:動きがとても速い
クリニックが薬をオーダーすると、1時間以内に薬局から患者に電話が入り、登録 → 支払い → 配達の手続きを調整してくれます。
どの薬局も“当日発送・翌日または当日着”が基本。
治療スケジュールに合わせたスピード感で動いてくれるのが最大の強みです。
▼ 保険の有無でスピードが変わる
実は、保険なし(自費)で買う方が手続きが速いという現象が起きることが
スペシャルティ薬局側は動きは早いのですが、保険審査を挟むと流れが遅れることがあるためです。
(余談ですが、この“薬局が動いてくれる便利さ”のおかげで、クリニック側はぎりぎりまで治療スケジュールの調整ができるという現場事情もあります。)
3. 保険適用の提携薬局(手続きに時間が必要)
治療に保険が適用できる場合、クリニックが保険会社の指定する薬局にオーダーを出すことがあります。
扱っている薬は②と同じですが、最大の違いは 手続きの長さ です。
▼ 進行の流れ
保険が使えるとわかった後、
クリニック → 保険会社へ PA(Prior Authorization) と呼ばれる医療情報の提出を行います。
承認がおりるまで数日〜10日程度かかる ことも。
さらに薬局によっては、患者への連絡が遅れたり、連絡が来ないまま止まってしまうケースも実際にあります。
そのため、
「薬局から連絡が来ない」
「どこまで進んでいるのかわからない」
という場合は、クリニック側に進捗確認を依頼する必要があります。
治療スケジュールが迫っている時期には、最悪この“数日の遅れ”がサイクルキャンセルにつながることもあります。
不妊治療の薬代はどれくらい?
体外受精で使用する薬剤の費用は、実費の場合、だいたい3,000〜4,000ドル が目安です。
保険のカバーがある場合最低Copayだけ場合もあります。
ただし、
- 製薬会社との契約価格
- 保険の適用範囲 などで大きく変動します。
まとめ:アメリカの不妊治療は「薬局の理解」が成功の鍵
アメリカの不妊治療は、医師の技術やクリニック選びだけでなく、薬局の仕組みを知っているかどうか が、スムーズな治療に直結します。
特に、
- 注射薬をどこでもらえるのか
- 保険を使うと何日かかるのか
- 配達調整をどう行うのか
を理解しておくことで、無駄なストレスや遅れを避けることができます。
異国で頼れる人が少ない環境では、こうした“アメリカの当たり前”を事前に知っておくことで、安心して治療を進めることができます。
アメリカ妊活、不妊治療サポート
渡邊Akira
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