皆様こんにちは。長ーいアメリカの夏休み。サマーキャンプに旅行や一時帰国と、楽しい計画がいっぱいですよね!でも、学齢期のお子様がいらっしゃる方は新しい学年の準備もお忘れなく。今回は、これから渡米する方や渡米間もない方にはなんのこっちゃ、、のスクールサプライについて、写真付きで解説します!!

School Supplyとは?
ご存じの通り、アメリカの新学年は9月、早い州では8月から始まります。夏休みは、休暇を満喫すると同時に、新学年の準備をする期間でもあります。アメリカでは季節のイベントに合わせて色々なセールが行われますが、Back to Schoolセールもその一つ。これは夏休みに新学期に新調したいバックパックや水筒、シューズなどを含む学校生活に必要なグッズ全般のセールです。
学校で必要な物の中でも、子供たちが教室の中で使用する文房具等がSchool Supplyと呼ばれます。これには、ボックスティッシュやジップロックバッグなどの日用品も含まれます。

Supply List
早い学校では、前年度の終わり即ち5月や6月にサプライリストが出ます。配布のされ方は、学校のウェブサイトに掲載されることが多いようですが、メールでリンクが貼られてくることもあります。新学期までに用意しなければならない学用品のリストになります。
リストなので通常は写真などなく、商品名なのか、メーカー名なのか、文房具の種類を指しているのか分からず、初めて見るとかなり戸惑います。個数や大きさの指定もあったり、しかもリストの長さに途方に暮れてしまうかもしれません。
今回代表的なものをご紹介します。
まずは小学校向けから。必ず書いてあるはCrayola。Crayolaは子供向け絵画用品の会社です。アメリカの子供達はCrayolaの製品を小さい頃からよく使っています。

watercolor paintsは絵の具ですが、日本のチューブ入りの物とは大分違いますね。

pocket foldersは色や仕様に細かく指定があることがあります。連絡用、各教科用と色分けして使うので、好きな色ではなくきちんと揃えて持っていく必要があります。素材もプラスチックだけでなく、紙を指定する場合もありますよ。

また、リストに箱ティッシュ、がある場合もあります。何故持っていくの?と思うかもしれませんが、教室で風邪の流行る時期に大活躍なのです。子供たちはポケットティッシュは持たずに、教室のティッシュで鼻をかむのが普通です。皆が使って在庫が無くなりそうになると、先生が、誰か家からもっと持ってきてくれませんか?とボランティアを募ることも。
次は中高生のリスト。必ずあるのは計算機です。授業で必要な機能を備えたものを用意するので、よく分からなければ品番までサプライリストの通りに買うのが良いです。

ブックカバーがリストに入っている場合もあります。中高生は教科書をもらうのではなく、貸し出しで1年が終わったら返却ということが多いので、カバーをかけることが推奨されています。代々の先輩方が使った教科書で、結構ボロボロということもあります。
中高生ともなると、選択の幅が広がり、日本人としては優秀で可愛い、カッコイイ日本製の文房具を持って行きたくなります。もちろん友達の人気の的になりますが、貸したまま忘れ去られて返ってこないということがありますので、高価な物は持って行かないようにしましょう。
ところで皆さんQtipsとは何だと思われますか?筆者の小学校低学年の子供のサプライリストにあったのですが、正解は綿棒でした。アメリカでは一般的な綿棒=商品名なんですね!教室では先端を使ってお絵描きをしたり、組み立てて作品をつくったりしていたようでした。
学年別に提示されるサプライリストに加えて、新学期が近付き担任の先生が決まったら、その先生独自のサプライリストが提示されることもあります。間際で揃えるのも大変なのですが、心の準備をしておいてくださいね。
購入方法
夏休みにはTargetや文房具チェーンのStaplesをはじめとするお店でスクールサプライの特設コーナーが設けられます。
また、それらのお店のオンラインショップやAmazon等でも入手可能です。オンラインでは、1個単位ではなくまとめ買いしか出来なかったり、フォルダーの色を選べずランダムで届きますと言っていたりすることがあるので、画面を注意して見てくださいね。
売り切れにも注意です。皆が同じようなものを一斉に買い求めようとするのですから、早く行動するに越したことはありません。また、新学年が始まると特設コーナーも長くは続きません。あると思ってお店に行っても、ハロウィンコーナーに変わっていたりします。
また、業者等を通してサプライリストの品全てをまとめて買えるサービスがある学校なら、是非利用してみましょう。買いそびれや買い間違いがありませんし、探し回る時間も節約になりますので、特に慣れない1年目は助かると思います。受取方法は各種あると思いますが、申し込んだら夏休み終盤に納品のお知らせが届いて、学校近くのお店に一式が入った段ボール箱を取りに行ったりします。

割高では?と思いますが、筆者の家族が全てオンラインで揃えた場合と比べてみたところでは、ほぼ同額でした!このサービスで注意しなければならないのは申込締め切りが早いこと。夏休みに入る前に早々に締め切りということもありますのでお気を付けくださいね。
年度初めに持って行った物が余ったら、未使用分を年度末に先生が返却してくれる場合がありますので、一部それを使う方法も。クラスによりますので、消耗品で返却がなかった場合は1年間で全部使い切ったと考えましょう。小学校低学年のクレヨンなんて、本当にそんなに何箱も使うの?と思ってしまいますが、やるべき課題が早く終わった子が待ち時間に問題の挿絵に色を塗ったり、紙の裏に絵を描いたりしてきて、結構使っているんだなと子供が持ち帰ってきたペーパーを見て感じます。
記名について
日本では例えばクレヨンの一本一本にまで名前を書いてくださいと言われますが、アメリカでは書いてと指示されたものだけに書けばOKです。というのも、小学校低学年では集めたものを皆でシェアして使うことが多いからです。グループごとのテーブルの真ん中にペン立てを置いて、そこからそれぞれに取って使い、使い終わったら戻すイメージです。学年が上がるにつれて、自分の物を自分だけで使うことが多くなります。
いかがでしたか?兄弟姉妹がいらっしゃるご家庭には特に大変なイベントかと思いますが、アメリカの学校生活を知る一つの機会になりますし、本帰国後は懐かしく感じるかもしれません。大体のスケジュールを把握したら計画的に進めて、よいFirst day of schoolをお迎えください!