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駐在員必読:米国出入国のストレスを激減!「Global Entry」登録のススメ2

前編はこちら→駐在員必読:米国出入国のストレスを激減!「Global Entry」登録のススメ

海外旅行や出張の多い方にとって、Global Entry は空港での入国審査を大幅に短縮できる便利な制度です。通常120ドルの申請料が必要ですが、実はいくつかのクレジットカードがこの費用をキャッシュバック(ステートメントクレジット)してくれます。カードによって120ドル全額ではなく例えば100ドルというケースもありますが、それでもお得ですね。前回記事でGlobal Entryをご紹介した際に、クレジットカードに関するお問い合わせを多数いただきましたので、今回はGlobal Entry費用キャッシュバック対応のカードについて、詳しくご紹介したいと思います。
この記事では、年会費300ドル台以下でこの特典が付くカードをピックアップし、年会費の安い順にご紹介します。入会ボーナスとミニマムスペンドの条件に加え、それぞれのカードの特典・メリットも詳しく解説します。なお、内容は2025年9月時点、かつカード会社によっては日時、閲覧者のウェブ履歴等で入会ボーナスの値や条件を変えているので、あくまで記事の数値は参考扱いとし、最新の状況はカード会社のウェブサイトにてご確認ください。年会費が気になる場合は、初年度で特典を得た後、次年度の更新前に同じカード系列で年会費無料のものにダウングレードするか退会するなどで、年会費負担とメリットの逆転を防ぐことができます。
それでは今回は9つのカードをピックしましたので、ひとつずつ見ていきましょう。

U.S. Bank Altitude® Connect

  • 年会費:$0
  • 入会ボーナス:20,000ポイント
  • ミニマムスペンド:$1,000 / 90日

主なメリット
このカードは年会費無料ながら、4回までPriority Passラウンジ利用が可能。旅行保険や携帯保険も付帯し、安心して旅ができます。コストを抑えつつも海外旅行対応の1枚を探している人には最適です。ただし、$120かかるGlobal Entryの払い戻しは$100となっています。

Chase United Explorer

  • 年会費:初年度無料、以降$150
  • 入会ボーナス:60,000マイル
  • ミニマムスペンド:$3,000 / 3か月

主なメリット
United航空を利用する人には鉄板。最初の受託手荷物1個無料United Clubラウンジ利用券を年2回提供。さらに旅行キャンセル補償やレンタカー保険も付帯しており、初年度年会費が無料というのもいいですね。

Bank of America Premium Rewards®

  • 年会費:$95
  • 入会ボーナス:60,000pt
  • ミニマムスペンド:$4,000 / 3か月

主なメリット
旅行と食事で2倍ポイント還元。さらに旅行キャンセル補償、手荷物遅延補償など旅行保険が手厚いです。BofAに預金口座を持っていればPreferred Rewardsプログラムでさらに倍率アップが可能。さらに$100のAirline Incidental(seat upgrades, baggage fees, in-flight services, airline lounge fees等)のキャッシュバックもあるので、旅行・出張多い方にお得ですね。

Chase Aeroplan® Card

  • 年会費:$95
  • 入会ボーナス:最大100,000ポイント(条件達成で段階的加算)
  • ミニマムスペンド:$4,000 / 3か月+$20,000 / 12か月

主なメリット
Air Canada系ですが、スターアライアンス加盟航空会社で幅広く利用可能。特にANA特典航空券にも利用できるので、日本往復にも強いカードです。特典航空券予約はAeroplan公式サイトで検索・発券可能。ANA便を含むルートを探せば表示されます。家族特典や柔軟なポイント移行も可能。

Chase IHG One Rewards Premier

  • 年会費:$99
  • 入会ボーナス:165,000ポイント
  • ミニマムスペンド:$3,000 / 3か月

主なメリット
IHGホテル(InterContinental, Holiday Innなど)をよく使う人におすすめ。毎年1泊分の無料宿泊特典に加え、自動的にIHGゴールド会員資格が付与されます。出張や旅行でHoliday InnやCrowne Plazaを利用する人は年会費の元を取りやすいです。

Capital One Venture

  • 年会費:$95
  • 入会ボーナス:75,000マイル
  • ミニマムスペンド:$4,000 / 3か月

主なメリット
シンプルに全ての利用で2マイル還元。ポイントの使い道も柔軟で、初心者が「最初の1枚」として選ぶのにぴったりです。スーパーでも外食でもなく家計で実は多い「その他」の出費。ほとんどのクレジットカードは、「その他」は1%相当の還元ですが、これは全てが2%相当なのでお得です。

Chase IHG One Rewards Premier Business

  • 年会費:$99
  • 入会ボーナス:最大200,000ポイント
  • ミニマムスペンド:$4,000 / 3か月+$9,000 / 6か月

主なメリット
ビジネスオーナー向けカードですが、個人でもIHGを頻繁に利用する方にはメリット大。無料宿泊特典や上級会員資格が付き、IHG系列ホテル利用時のポイント還元も強力です。

American Express Delta SkyMiles® Platinum

  • 年会費:$350
  • 入会ボーナス:90,000マイル
  • ミニマムスペンド:$4,000 / 6か月

主なメリット
Delta利用時に受託手荷物無料、優先搭乗などのメリット。さらにステータス獲得に必要なマイル数を短縮するブーストがあり、デルタ派にとっては最強の1枚です。年会費高いですが、Uber、Resy、Hotel予約などで払い戻しがあるので、うまく使えば年会費を取り戻すことが可能です。

Capital One Venture X

  • 年会費:$395
  • 入会ボーナス:75,000マイル
  • ミニマムスペンド:$4,000 / 3か月

主なメリット
年会費は少し高めですが、毎年300ドル分の旅行クレジットがあるため、年に複数回旅行するような方には実質負担は低め。Priority PassCapital One Loungeの利用権もあり、更新すると$100相当のアニバーサリークレジットも入り、旅行好きでずっと使うなら上述の年会費$95のCapital One Ventureよりも抜群のコスパです。

まとめ

このように、Global Entryクレジット付きで魅力的なカードは多数あります。
自分の旅行スタイルに合わせて選べば、Global Entryクレジット以外の特典も非常にお得なので、ご自身に合ったベストなクレジットカードを選ぶとさらに旅行が行きやすくなりますね。
※本情報は2025年10月のものですので、最新情報はご自身でご確認ください