NYの恒例イベント「Village Halloween Parade」
NYの恒例イベント「Village Halloween Parade」
コスチュームに着替えて「Trick or Treat!」に出かけませんか?
更新日: 2017年09月20日
こんにちは、NYオフィスです。9月後半に入り、日照時間も短くなってきました。皆さんも日々秋の訪れを感じませんか?
子供たちの学校も始まって、道路の交通量も日々通勤する人たちもやっと通常に戻ってきたように思えます。
10月になって秋が深まってくると、あちらこちらに大小さまざまのパンプキンが飾りに使われるようになり、街のムードがハロウィンモードになっていきます。日本でも近年盛り上がりを見せているハロウィンですが、ここアメリカでは子供や若者だけではなく大人もコスチュームを身に纏い、この一日を思う存分楽しむのです。近年のハロウィンは、クリスマス同様に元々由来の意味合いを薄め、「イベント」色が年々濃くなっています。
本場アメリカではみんなどのようにハロウィンを楽しむのでしょうか?
Trick or Treatのマナー
お子様がいらっしゃる方にはお馴染みの「Trick or Treat!」(日本語に直すとすると、「ご褒美くれないと、悪戯するよ!」でしょうか)。そうです、コスチュームを身にまとった子供たちが、近所の家を訪ねて歩き、「Trick or Treat」と言ってお菓子をもらって歩く、あれです。今年初めてハロウィンを体験される方への為にTrick or Treatのマナーをご紹介します。
アパートメントビルは、大体の場合マネジメント会社から事前に各家庭に連絡があり、ハロウィンに参加するかしないかの意思確認があります。当日は、「参加する」と回答された家しか訪問できないと考えてください。
良くオーガナイズされているビルであれば、当日は入り口のところでどの家を訪ねていいかの地図を渡してくれたりします。後は、それぞれの家のドア付近の飾り付けをみて、ハロウィンの飾りがされているところは呼び鈴を押して良いところです。それ以外のお家は呼び鈴を押したりしないようにしましょう。
これは一軒家の場合も同じです。目印が出ているところは訪問して良いお宅という事になります。
次に、子供たちのコスチュームですが、魔女やゴーストと言った伝統的な仮装をする子供いますが、一方でプリンセスだったり、人気キャラクターだったりと、コスチュームのルールは全くないと言っても過言ではありません。もちろん、コスチュームが必要な訳ではありません。普段着のままで「Trick or Treat」にお出かけしても大丈夫です。
でも、もらったお菓子を入れる入れ物は忘れずに。また、当日31日は夕方5時くらいから7時くらいまでが一般的な訪問時間となります。早すぎると不在だったり準備が出来ていないお家が多かったりしますし、遅すぎるとお菓子が無くなってしまっているでしょう。
また学齢期のお子様のいらっしゃる家庭の方は、この時期に合わせて学校のPA(Parents Association)が「Boo Bash」といったファンドレージングのイベントをやったりしますので、学校からの案内を見ていてください。
学校の校舎を使ったイベントでは、ファイスペイントがあったり、お化け屋敷が設置されていたりしているので、子供たちは大喜びで参加します。こういったイベントを盛り上げているのは、PAとボランティアの親達。そして、参加者が散財したお金は、学校(PA)のファンドとして計上されるのが通常です。子供たちが楽しい時間を楽しみながら、親は学校へ献金をするという訳です。上手にできていますよね。
大人も楽しむハロウィン
Village Halloween Parade
マンハッタン・イーストビレッジ行われるハロウィンパレードは毎年31日午後7時から始まります。今年で44回目を迎えるこのパレードは、事前のサインアップなしで誰でも参加できます。唯一のルールは「コスチュームを着ている事」。魔女の帽子やネコ耳などのライトな仮装から、頭からつま先、メイクまで完璧の方々まで様々です。毎年テーマが決まっているのですが、今年は「Cabinet of Curiosities: An Imaginary Menagerie!」だそうです。かなり華やかになりそうなこのテーマ。見学だけでも楽しめそうですね。この時期街のいたるところで見かけるコスチュームショップでお好きなものを購入するもよし。オリジナルアイディアのコスチュームを自作するもよし。31日土曜日は是非仮装して街へ繰り出しましょう!
アッパーウエスト 69St
また、パレードとかではなくもっと気軽にハロウィンの雰囲気を楽しみたい方におススメなのが、アッパーウエストの69st(BroadwayとCentral Park Westの間)が、歩行者天国になりストリート全体がハロウィンを楽しむ子供や大人で溢れかえります。
もちろんコスチュームも着たい方着れば良いのと、ストリートのお祭り行事なので参加費なんてものもありません。ストリート全体がハロウィン一色なのでお子様がいらっしゃる方でTrick or Treat!を体験させたい方におススメです。
10月の中旬頃から徐々に準備が始まり中にはこんな素晴らしいデコレーションのアパートがあったり、街灯などにも蜘蛛が居たりとこの69stの一角だけハロウィンへの気合の入り方が違います。
ハロウィン当日の夜にはこんな感じでいつもは静かな69stが激変し、多く人で賑わっています。是非、お近くの方は足を運んでみてください。
そうそう、昨年ハロウィンにたまたま病院へ行ったのですが、受付にはでーんと巨大パンプキンが鎮座し、診察室には蜘蛛の巣が張っていて(もちろんフェイク)、尻尾の生えた看護婦さんに脈を取ってもらいと、まぁ愉しい演出をしてくれていました。
聞いた話では、オフィスでもハロウィン用のデコレーションをするところがあり、訪問する人たちを楽しませているとか。仕事をする人たちもイベントを楽しんでしまうあたりはとってもアメリカらしいですね。 今年の10月は大人も子供もぜひ、ハロウィンを楽しんでみてください!
Village Halloween Parade