マサチューセッツ州のチャイルドシートに関するルール

マサチューセッツ州のチャイルドシートに関するルール

日本よりも厳しいとされているマサチューセッツ州のチャイルドシートに関する規定についてご紹介

更新日: 2019年10月22日

アメリカでの移動手段に欠かせない車を運転するにあたって、お子様のチャイルドシートはどんなものを使ったらいいのか、悩ましい問題ですよね。
アメリカのチャイルドシートの規定は日本よりも厳しく定められているため、注意をしておきたいところです。
そこで今回は、日本よりも厳しいとされているマサチューセッツ州のチャイルドシートに関する規定についてご紹介いたします。
(2019年7月時点の情報をもとにお伝えしていきます)

マサチューセッツ州の法律

マサチューセッツ州では、年齢が8歳未満、または身長が57インチ(約145センチ)未満の子供を車に乗せる場合には、必ずチャイルドシートを着用させなければならない義務があります。 また、8歳以上または身長57インチ以上の場合、乗車中はシートベルトの着用が必須となります。これは自分の車はもちろんのこと、他人の車に乗せてもらう場合にも当てはまりますので、他人の車に乗る機会がある場合もチャイルドシートを忘れないよう注意しておきましょう。

チャイルドシートの種類

お子様の年齢や身長、お乗りになっている車によって、使用するチャイルドシートの種類が変わってきます。

  • Rear-Facing(後ろ向きのチャイルドシート・ベビーシート)
  • Forward-Facing(前向きのチャイルドシート・ジュニアシート)
  • Booster(ブースター)

アメリカのチャイルドシートは大きく分けて上記3つのカテゴリーがありますので、どのタイプがお子様に合っているのか、各カテゴリーの適齢期、適齢サイズを詳しくご紹介していきます。

Rear-Facing(後ろ向き):新生児~2歳頃

生まれて間もない新生児から2歳頃までは、車の進行方向とは反対側に向けて設置する後ろ向きのチャイルドシート(ベビーシート)を使用します。この“2歳まで”というのはあくまでも目安で、お子様の身長もしくは体重がお持ちのチャイルドシート(ベビーシート)の規定を上回るまでは後ろ向きのチャイルドシートを使用するようにしましょう。というのも、首の骨や靭帯など、身体がまだ未発達である小さなお子様は交通事故によるケガのリスクが非常に高くなっています。1~2歳のお子様にとって、後ろ向きのチャイルドシートは前向きのチャイルドシートより5倍も安全性が高まると言われており、できる限り長い期間、後ろ向きのチャイルドシートを使用するのがおすすめです。

Forward-Facing(前向き):2歳~6歳頃

後ろ向きのチャイルドシートの規定を上回ったお子様は、車の進行方向と同じ前向きに設置するチャイルドシートに変更しましょう。ハーネスで固定するタイプのチャイルドシートが一般的ですが、中にはシートベルトで固定するタイプのものもあります。特にハーネスで固定するタイプのものは、次のステップとなるブースターよりも安全性が高まりますので、お子様の成長に合わせながらできる限り長く使用されることをおすすめします。

Booster(ブースター):4歳~7歳

前向きのチャイルドシートの規定を上回ったけれども身長57インチ(約145センチ)に満たないお子様はブースターを使用しましょう。ブースターとは、背もたれやヘッドレストがなくお尻の下に敷く座面のみのシートのことです。このブースターに座ることで上半身の高さを調整して、シートベルトを正しい位置で着用できるようにサポートすることができます。ブースターを使用することで交通事故によるケガのリスクを58%も減少させることができますので、安全のためにも必ずブースターを利用しましょう。

どのチャイルドシートを利用するにしても、ポイントとなるのは年齢よりもお子様の身長や体重です。メーカーの提示する利用制限(身長制限や体重制限など)と利用方法に従い、正しく設置するようにしてください。

Boosterを卒業するタイミングは?

身長が145センチ以上になると、おおむね正しい姿勢で乗車できるようになります。基本的に下記のチェックポイントをクリアすることができれば、ブースターを卒業して、シートベルトの着用のみで乗車することができますので、参考にしてみてください。

  • 背筋を曲げることなく座席に深く腰を掛けられる
  • 座ったときに足が床につく
  • シートベルトの腰と胸の位置が正しい位置で着用できる
  • ヘッドレストと頭部の位置が合っている
  • 乗車中正しい姿勢を保って座っていられる

また、車内は後部座席の方が安全性が高まりますので、お子様は基本的に後部座席へお座りになることをおすすめします。お子様が13歳以上になりましたら助手席へ座っても問題ありません。

以上、マサチューセッツ州のチャイルドシートに関する規定をご紹介いたしました。

日本よりも規定が厳しくなっていますので、うっかりしていた!ということのないように、お子様の成長に合わせたチャイルドシートを利用して、安心・安全なカーライフを楽しみたいですね!

参考サイト:https://www.mass.gov/service-details/frequently-asked-questions-about-car-seats

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