アメリカは「ピーナッツ」作者の生誕の地!ということで今回は、「ピーナッツ」の作者に縁のある場所を巡ってきましたので、ご紹介したいと思います。
「ピーナッツ」作者の生涯
まずは今回の記事に関する「ピーナッツ」作者の生涯を簡単にご紹介したいと思います。
チャールズ M. シュルツ(1922年11月26日~2000年2月12日)
1922年 (0歳) ミネソタ州ミネアポリスで生まれ、セントポールで育つ
1932年 (10歳) 非公式の試合を通して生涯のアイスホッケー愛がはじまる
1950年 (27歳) 「ピーナッツ」の連載が開始する
1969年 (46歳) カリフォルニア州サンタローザにレッドウッド・エンパイア・アイスアリーナをオープンする
1972年 (50歳) カリフォルニア州サンタローザに転居する
1975年 (53歳) レッドウッド・エンパイア・アイスアリーナで、毎年恒例となったスヌーピー・シニア・ホッケー・トーナメントの第1回大会が開催される
1983年 (61歳) レッドウッド・エンパイア・アイスアリーナの隣にギフトショップとギャラリーを建設することが決定する
2000年 (77歳) この世を去る
2002年 カリフォルニア州サンタローザにシュルツ美術館がオープンする
ミネソタ州ミネアポリス・セントポール
シュルツさん生誕の地ということで、ミネソタ州ミネアポリスとセントポールには、「ピーナッツ」の登場人物の像がたくさんあります。
Landmark PlazaとRice Park(セントポール)
スヌーピーだけでなく、たくさんの登場人物の像が至る所にありました!

District Energy St Paul(セントポール)
小屋の上に寝そべっているスヌーピーの像があります!

ミネアポリス・セントポール国際空港内
私は見に行けなかったのですが、空港内にいくつかスヌーピーの像があるようです♩
カリフォルニア州サンタローザ
シュルツさんが晩年に過ごした地・カリフォルニア州サンタローザにも、スヌーピー関連の施設・像がたくさんあります。
Railroad Square Historic District
建物の外に像がたくさんある他、建物内にはシュルツ美術館の割引券がありました!シュルツ美術館の前に立ち寄ることをおすすめします☆


Charles M. Schulz Museum and Research Center
スヌーピーミュージアムは日本にもありますが、それでもおすすめしたいこの施設の見どころを5つご紹介します。
(1) TILE MURAL
入場券で入口を通って突き当りに大きなタイル壁画があります。こちら、実は漫画のコマでできているんです!そしてさらに驚くべきことに、こちらの制作は日本人のアーティスト・大谷芳照さんという方が手掛けているんです!大谷さんは、大阪鶴見のスヌーピーのアミューズメント施設計画づくりを受託した際、シュルツさんとはじめて出会い、その作品作りによってシュルツさんの心をとらえます。1998年サンタローザにおけるシュルツミュージアム設立計画に参画され、コアスタッフとして尽力されました。大谷さんがデザインしたこの壁画は、3,588枚の陶器タイルからできており、これは1956年から1988年の間に最初に発行された日刊漫画の約10年分に相当するとのことです。大谷さんは各漫画を手作業で選び、ルーシーがチャーリー・ブラウンのためにフットボールを持っている副次的なシーンを構成されました。

(2) MORPHING SNOOPY
こちらも大谷さんが手掛けた作品です。この彫刻は43層のメープル材のべニア板で作られ、長さ792cm、高さ289cm、奥行き27cmもあります。この作品のベースはシュルツさんの幼少期のペットであり、スヌーピーのインスピレーションとなったスパイクで、1950年代から1990年代にかけてのスヌーピーの進化を強調しています。当初は切り紙の層で表現されたオリジナルの3次元のデザインを、この3,175kgの板に彫刻するには、2年以上かかったとされています。

(3) PEEK-A-BOO BOX
シュルツさんの妻・ジーン・シュルツさん宛てに、彼女の日本の友人オオイハツエさんが贈ったものです。彼女はこの魅力的なものを共有しないのはもったいない!と飾ることを決めたんだとか。

(4) シュルツさんの書斎

(5) シュルツさんの私物

REDWOOD EMPIRE ICE ARENA
Snoopy’s Home Iceとも呼ばれています。入口や電光掲示板などにスヌーピーやチャーリー・ブラウンの絵や像がありました♡


The Warm Puppy Café
アイスアリーナに併設されているカフェです。窓越しにリンクが見えます。こちらのカフェの暖炉脇のテーブルがシュルツさんの指定席だったので、今でもそのテーブルには「RESERVED」のサインが置いてあります。


Snoopy’s Gallery & Gift Shop
1階はピーナッツ商品・スケート用品・アイスホッケー用品を専門に販売するギフトショップ、2階はギャラリーになっています。レッドウッド・エンパイア・アイスアリーナのギフトショップが人気になったことから、アイスアリーナの隣に建設することが決まったようです。ギャラリーにはステンドグラス、アイスホッケーをしているスヌーピーが描かれたベンチ、スヌーピー・シニア・ホッケー・トーナメントのユニフォームやバッジなどが飾られていました。



スヌーピーのファンとしては、アメリカにいるうちに行っておきたい場所をまとめてみましたが、いかがでしたか?シュルツさんと日本人とのつながりも知ることができて、作品の説明を読んでいて嬉しい気持ちになりました!少しでもみなさんの参考になれば幸いです♫