シカゴは歴史的な大火のあと、近代建築の聖地として発展したことで有名ですが、ダウンタウンを離れた郊外にも、ぜひ訪れてほしい素晴らしい建築の世界が広がっています。
今回は、シカゴのダウンタウンからグリーンラインに乗って、オークパークという街にやってきました。ここには、日本の旧帝国ホテルや自由学園明日館などを手がけた建築家、フランク・ロイド・ライトが実際に使っていたスタジオや、今も人々が大切に住み続けている数多くの邸宅が集まっています。建築好きならずとも、足を伸ばしてみる価値は十分にあります。
まずは「ユニティ・テンプル」へ
オークパーク駅から徒歩数分。街の風景の中に、圧倒的な存在感を放つ大きなコンクリートの建造物が現れます。



これが「ユニティ・テンプル」です。ここはアメリカ合衆国国定歴史建造物に指定されている貴重な建物。ツアーに申し込めば内部を見学することもできますし、日曜日には実際のお祈りに参加して、空間の空気を直接感じることもできます。
ユニティ・テンプル (Unity Temple)
875 Lake St, Oak Park, IL 60301
https://unitytemple.org
歴史地区、フォレスト・アベニューを散策
それでは、街の探索を続けましょう。ユニティ・テンプルから歩いて数分の場所にある「フォレスト・アベニュー」へ向かいます。
この通りは「フランク・ロイド・ライト・プレイリー・スクール建築歴史地区」に指定されています。このエリアでは、ライトの建物はもちろんのこと、一般の住宅を修理や改装する際にも厳格な許可が必要とされるほど、街の景観が大切に守られているんですよ。








スタジオまで!街角に溶け込む名建築たち
通りの突き当たりには、ライトが実際に生活し、設計を行っていた「自邸兼スタジオ」が姿を現します。



外装には人が丸まっているようなユニークな彫刻など、細部まで精巧なデザインが施されており、見れば見るほど引き込まれます。


フランク・ロイド・ライト自邸兼スタジオ (Frank Lloyd Wright Home and Studio)
951 Chicago Ave, Oak Park, IL 60302
https://flwright.org/
また、フォレスト・アベニューの突き当たりにあたるシカゴ・アベニューにも、ライトが手がけた建築が点在しています。


これらの邸宅の多くは、現在も実際に人が住んでいる現役の住宅です。中に入ることはできませんが(本当に羨ましいですよね!)、外から眺めるだけでも、その洗練された美しいデザインにはうっとりすること間違いなしです。
シカゴの気持ちいい夏、ダウンタウンの喧騒をちょっとだけ離れて、フランク・ロイド・ライトの建築を巡るツアーに出かけてみてはいかがでしょうか






