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駐妻のアメリカ妊娠・出産体験記番外編

出産に関わる手続きについてまとめました。目安として、私が実際に出産後どのくらいで申請をしたかも記載しましたので、参考になれば嬉しいです。

入院中にやること

アメリカの出生届を提出する(出産から1日後)

出産後、入院施設に移動すると、ナースからたくさん書類を渡されます。その中にアメリカの出生届も入っており、Birth Recorderが受け取りにくるまでに記入するよう説明を受けました。記入内容としては、赤ちゃんの名前や性別、出生日時に加え、両親についての情報も記入しました。出生した時のラストネームを記入するため、現在の名字ではなく旧姓を記入したことや、両親それぞれの学歴(bachelorやmaster等を記入するだけです)、業種、職種、最終月経開始日、妊娠に関する初診日、最終診察日など詳細に記入する欄があったので、日本の出生届との違いに驚きました。また、「ソーシャルセキュリティーナンバー(以下SSN)を申請する」という項目もあり、そちらにチェックを入れると後日自宅に届くようになっているので、チェックを忘れないように注意しました。

病院発行の出生証明書(Verification Letter)をもらう(出産から2日後)

アメリカの出生届をBirth Recorderに提出すると、端末で内容を入力してくれるので、再度呼ばれたら入力された内容を確認しに行きます。内容確認ができたら、印字されたものに親のどちらか一人がサインをします。このタイミングで依頼をすれば、病院発行の出生証明書(Verification Letter)を無料で発行してもらうことができました。事前に必要枚数を把握しておき、予備で1枚追加した枚数の発行をお願いし、その場で受け取ることができました。

退院後にやること

日本の出生届を提出する(出産から4日後)

総領事館へ郵送しました。日本の出生届はA3サイズのため、出産前に用紙を総領事館にもらいに行きました。また、届出の期限は出生の日を含めて3か月以内なので、注意が必要です。添付書類として、カウンティ発行の出生証明書(Birth Certificate)とありましたが、一時帰国の予定があり早めにパスポートをとる必要があったため窓口に相談したところ、病院発行の出生証明書(Verification Letter)で受け付けてくださるとのことだったので、そちらを添付しました。投函から4日後に総領事館の戸籍係から受領した旨メールがきました。戸籍に反映されるのは通常1か月から1か月半ほどとメールに記載されていましたが、実際にはメール受信から2週間後に反映されていました。日本から完了通知はこないため、頃合いを見計らって自身で確認する必要があります。

オンライン在留届の同居家族に追加する(出産から8日後)

日本のパスポートをオンラインで申請する場合は、先に在留届への追加が必要です。

アメリカの保険に追加する(出産から17日後)

夫の会社では、SSNが必要とのことだったので、SSNが届き次第対応しました。SSN自体は生後16日で自宅に郵送で届きました。退院後すぐに小児科で受診をしますが、赤ちゃんが保険に追加されるまでは母親の保険を使って受診が可能です。

Birth Certificateをとる(出産から5週間後)

窓口に直接行ってその場で申請・受取をしました。親1人だけで大丈夫だったので、夫にお願いしました。必要書類はIDのみで、念のため病院発行の出生証明書(Verification Letter)と病院でもらった紙の申請書(Application for certified copy of a birth record)を持参しましたが、使用しませんでした。予約は1か月半以上先しか空いていなかったので、ダメ元でWalk-inで訪問したところ、並ばずに申請をすることができました!到着したらすぐにPCのあるところに通されて、必要事項を入力し、その後窓口での受取を待つという流れでした。雨の日だったから空いていたのか、スムーズに受け取りまで完了することができました。

日本の扶養に入れる(出産から5週間後)

夫の会社では、Birth Certificateとその和訳が必要でした。住民票を一度も入れたことのない人はマイナンバーカードの申請ができないため、保険証をつくることができません。一時帰国の際に会社からマイナ保険証の代わりとなる資格確認書を受け取り、急に日本で病院に受診をする場合に備える予定です。

出産育児一時金を申請する(出産から5週間後)

私の会社では、病院発行の出生証明書(Verification Letter)とその和訳、出産にかかる領収書類とその和訳、パスポートの写しとI-94が必要だったので、すべての書類がそろったタイミングで申請をしました。

アメリカのパスポートを申請する(出産から6週間後)

事前に予約をとっておく必要があります。2か月近く先まで予約が埋まっていたので、お急ぎの場合は早めに予約することをおすすめします!私たちはたまたまキャンセルが出たところを予約することができたので、このタイミングで図書館の小さなブースでの申請を行いました。持ち物は、DS11・証明写真(DS11には貼らずに持っていき、担当者の方に貼ってもらいました)・両親のID(原本・白黒コピー(IDの両面ともコピーする))・Birth Certificate(原本・白黒コピー)・チェック2枚でした。チェックはUS Department of State宛てにPassport Bookにかかる費用を、County Library District宛てにPassport Execution Feeを支払うため、2枚準備する必要があります。出来上がったパスポートは、申請してから24日後に郵送で届きました。また、Birth Certificateの原本は申請から32日後に郵送で返戻されました。

日本のパスポートを申請する(出産から7週間後)

日本の出生届が受理され、戸籍に反映されたことを本籍地の市役所に確認ができたら、オンラインで日本のパスポートの申請ができます。マイナポータルから親の戸籍電子証明書提供用識別符号を取得し、戸籍謄本の代わりとして使用します。ちなみに、戸籍電子証明書提供用識別符号であれば、無料かつすぐに取得することが可能でしたので、非常に便利でした!渡米時にマイナンバーカードを返納した方は、出産前に再取得をおすすめします☆(マイナンバー取得方法は、2025年1月14日更新の記事をご覧ください。)申請から19日後、パスポートが準備できた旨総領事館からメールが届いたので、受取のため窓口訪問予約をしました。受取の際は、申請時にデータで送付済の全書類の原本(Birth Certificate・旅券申請同意書(両親分各1通)・法定代理人のパスポート・ビザ)・旅券申請審査完了メールを印刷したもの・手数料(クレジットカード払いも可能で、受取までに旅券申請審査完了メール内のリンクからクレジットカード情報を登録しました。)を持参しました。

いかがでしたか?日本とアメリカの両方の分のやることがたくさんあるので、申請漏れのないよう出産前にできるだけ確認をしておくと安心かと思います♫