NYでテニスをする方の必須アイテム「テニスパーミット」

NYでテニスをする方の必須アイテム「テニスパーミット」

NYでテニスをする為のパーミットの概要、取得方法、利用方法についてご紹介

更新日: 2018年03月21日

皆さんこんにちは、ニューヨークオフィスです。
「日本でテニスをしていたので、ニューヨークでもテニスをしたいのですが、テニスコートはありますか?」や「ニューヨークは高いイメージがありますが、テニスコートは1時間いくらかかりますか?」という質問を受ける事があります。
今回はちょうどテニスシーズンがスタートする4月のタイミングという事で、ニューヨークでテニスをしたい方必見の「テニスパーミット」の概要、取得方法、使い方についてお伝えしたいと思います。
※この情報は2018年3月20日時点の情報として掲載しています。

テニスパーミットとは?

テニスパーミットとは、ニューヨーク市の”NYC Parks”が運営するテニスコートを利用する為の利用許可書になります。冒頭でテニスシーズンが始まるとお伝えしましたが、テニスシーズンは4月の第1日曜日から11月のサンクスギビングまでとなっています。この期間中にNYC Parksが運営するテニスコートを利用する場合、”テニスパーミット”が必要になります。

テニスパーミットを取得する為の費用は、18~61歳が$100、18歳未満が$10、62歳以上は$20になります。このテニスパーミットさえあれば、テニスシーズン中であれば何度使っても追加で費用が掛かることはありません。

もちろん、パーミットは個人個人に顔写真入りで発行される為、他人に貸したり、一人が持っていれば他の人はいらないというものではありません。シングルスであれば2名がそれぞれ、ダブルスであれば4名全員がテニスパーミットを持っている必要があります。

テニスパーミットの取得方法

パーミットの取得は以下のURLからオンラインで申し込みを行うか、直接パーミットオフィスに行き取得をすることができます。公式サイトの情報によるとオンライン申請は取得までに2週間ほどかかるそうなので、急ぎの方は直接お近くのパーミットオフィスに行って申請される事をおススメします。

①オンライン申請
オンラインでの申し込み:www.nycgovparks.org/permits/tennis-permits/apply

②直接パーミットオフィスに行って申請
直接申請が行える場所はこちら:www.nycgovparks.org/permits/tennis-permits#contact

マンハッタンにお住まい、通勤の方はこちらのロケーションがおススメです。

Manhattan Permit Office
830 5th Avenue The Arsenal, Room 1 (Basement) NY, NY 10065
(212) 360-8131
Monday – Friday 9:00 a.m.-4:00 p.m.
Saturday* 9:00 a.m.-12:00 p.m. (*April – May)
※このオフィスのみ現金を受け付けてくれます。

Paragon Sports
867 Broadway and 18th Street
(212) 255-8036
Monday – Friday 10:00 a.m. – 8:30 p.m.
Saturday 10:00 a.m. – 8:00 p.m.
Sunday 11:00 a.m. – 7:00 p.m.

★★★取得に必要な書類や支払い方法★★★
•支払い方法はクレジットカード、チェックまたは、マネーオーダー
※現金はマンハッタンオフィスのみ可
•年齢を証明できるもの
•顔つきのID
•パーミットの申込書PDF
※申請書は現地でも入手可能
※オフィスに直接行かれる場合、パスポートサイズの写真は現地で撮影してくれるので必要無し

実は、以前リダックくらぶでもご紹介した”idNYC”というニューヨーク市が発行している身分証明書を持っている方は、$100の申請料が10%OFFで取得が可能です。
※$100のフルシーズンのみで、18歳未満、62歳以上のパーミットには適用されません。
idNYCを取得されたい方はこちら
取得済みの方はぜひ持っていきましょう!

1回だけプレイしたいだけなのにパーミットが必要なの?

結論から言うと、パーミットは必要です。

但し、その場合”Single Permit”という1回券を$15で購入する事ができるので、わざわざ何回使うかわからないに$100を払う必要はありませんのでご安心ください。料金の設定を見ればわかりますが、18歳未満はそもそもシーズンパーミットが$15よりも安いので1回券を買うメリットが全くありません。

1回券を購入するシチュエーションとしては、「ニューヨークのセントラルパークでテニスがしたい!」という友人が他州や日本から来た時に利用するというのが良いかと思います。

どうやってパーミットを使うの?

パーミットの使い方はコート毎に正直バラバラです。
カードを提示しパソコン上に入力する厳格なコートもあれば、カードを提示し係りの方が手書きでシート記入してくれる所、自分で自分のカード番号を予約表に記入するコートもあります。

また、朝行ってその日の夕方分まで予約ができるところもあれば、数時間前にならないと予約ができないコートも存在します。確実なのは一度そのコートに行って、受付の方やそこでプレイしている人にパーミットは持っているけどどうやって予約するのかを聞くのが良いかと思います。

共通のルールとしてはシングルス、つまり2人でプレイをする場合には1時間、ダブルスでプレイする場合には2時間利用する事ができます。原則として同一コートでは、1日に、1パーミット、1回しか利用するができません。
原則としているのは、セントラルパークなどの人気高いコートは別にして、あまり混んでいないコートでは次の人が来なかったらそのままプレイしちゃう、というのが一般的なようです。
この辺りは、”空いているからやってよい”というわけではない日本とは違う、アメリカならではのテニス好きには有り難い習慣のようです。

筆者が知っている限り、マンハッタンのコートで一番人気が高く、予約ルールが厳しいのが”セントラルパーク”のテニスコートです。セントラルパーク96st辺りのウエスト側に位置し、クレイコートは全部で26面もあり、ハードコートが4名あります。

ハードコートはパーミットでは利用できず、レッスン用のコートとして使用されているのでご注意ください。余談ですが、昨年2017年のUSオープン期間中、あのロジャーフェデラーがこのハードコートに突然現れ練習して帰ったそうです。たまたまそこにいた方はさぞかし驚いた事でしょう。そして、めちゃくちゃラッキーですよね。

セントラルパークのルールをざっと箇条書きにする以下になります。
・早朝6時30分からセントラルパークテニスコート内の受付で受付開始
・当日分であればどの時間帯であっても予約可能
※特に夏場は平日18時以降も人気
・予約はパーミットを持った本人が必ず行う
※友達のパーミットカードを持って行って、友達の分も予約したいと言っても受け付けてくれない
・予約時は利用する全員がその場にいなくても、シングルスは1名、ダブルスは最低2名いればコート予約が可能
【重要】コート予約時間の15分前までに全員がパーミットを提出する必要がある
※15分前までに揃わないコートは自動的にキャンセルされるのでご注意ください。

以上がセントラルパークでコート予約をする為の基本ルールになります。

上記以外にも”キャンセル待ち予約”というシステムがあります。土・日や平日18時以降など人気が高くコートが空いていない場合に”キャンセル待ち”が可能です。基本ルールにありましたが、予約は入れたがパートナーが15分前までに間に合わず自動キャンセルになったコートをキャンセル待ち1番目の方から順番に振り分けてくれます。
開始時間の5~10分前くらいからマイクを使って名前を読み上げてくれるので注意をして聞いておきましょう。読み上げられても反応が無いと飛ばされてしまいます。

さらに、予約ルール以外に日本ではあまり馴染みがないルールがあります。セントラルパークのテニスコートでは「1コートで使ってい良いボールは3個まで」というルールがあります。3個以上でプレイをしていると、受付からマイクで言われたり、隣のコートのベテランプレイヤーから必ず注意をされます。
日本ではお馴染みの球出し練習はセントラルパークのクレイコートではタブーなのでお子様とプレイする時なども気を付けましょう。「ボールが多いよ」と怒られた場合は速やかにボールを3個に減らしプレイしてください。”郷に入れば郷に従え”というやつですね。

現地に行かずに簡単オンライン予約

わざわざコートまで行って予約するのが面倒という方におススメしたいのがオンライン予約です。

数あるNYC Parksのパブリックコートの中でオンライン予約を受け付けているテニスコートが10あり、各コートでオンライン予約で解放しているコート面数が異なります。予約する費用は1時間15ドルかかりますが、セントラルパークなどは土日ともなると朝8時半の段階で午前中の26面すべてが埋まるというのも珍しくありません。
「友達とせっかく調整したのに」「家族とその日の予定を合わせているのでこの時間しかない」という場合は15ドルを払い確実に抑えるというのもアリだと思います。そうは言っても考えている事はみなさん同じ、かつ、オンラインでの面数は限られているのでオンライン予約も早めにやっておきましょう。
オンライン予約の詳細はこちらhttps://www.nycgovparks.org/tennisreservation

最後に

ニューヨーク近郊にお住まいの方は、この4月から始まるテニスシーズンにまずはパーミットを取得し、体を動かしてみるのはいかがですか。

また、ご存知の通り全米オープンテニスは8月後半からニューヨークで開催されます。今年はケガから復帰した錦織選手をはじめ、昨年度大躍進を遂げた杉田選手、直近で元世界No.1のジョコビッチを破ったダニエル太郎選手、さらに、女子では先日終わったばかりのインディアンウェールズで見事優勝した大坂なおみ選手など注目の日本選手ばかりです。

そんな試合を見せられたら練習だけじゃ物足りない!という方は、毎年1月~3月にNipponClub(日本クラブ)主催で開催されるテニス大会があるので是非参加してみてください。今年の1月にはこのNipponClub主催のミックスダブルス大会をリダックがスポンサーとなり、「第1回 リロ・リダック杯」が開催されたばかりです
第1回リロ・リダック杯のプレスリリースはこちら
是非来年度もこの大会で皆さまにお会いできることを楽しみにしています。


Manhattan Permit Officeのご案内
830 5th Avenue The Arsenal, Room 1 (Basement) NY, NY 10065
【Mon-Fri】9am-4pm, 【Sat】9am-12pm ※土曜日は4月と5月のみ
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