第4回 キャッシュバック・アプリを有効活用しよう!
第4回 キャッシュバック・アプリを有効活用しよう!
米国公認会計士のベテラン駐在員がアメリカのポイ活の基本を解説します
更新日: 2024年11月11日
前回までは、アメリカ生活におけるポイ活として、クレジットカードや銀行口座の開設ボーナスを紹介してきました。今回は、これらに追加で得られるポイントとして、キャッシュバックアプリを紹介いたします。買い物のたびに所定の手続きをすることでポイントが貯まるという仕組みです。ひと手間かかりますが、ちりも積もれば、、ということでポイ活をテーマにする上では無視できない分野かと思いますので、その中で、ポピュラーなものをいくつかピックアップしたいと思います。
Rakuten
https://www.rakuten.com/
日本の「楽天」を知らないアメリカ人にとって「Rakuten」は、おそらくこのキャッシュバックサービスで有名だと思います。Rakutenはオンラインショッピングと実店舗でのキャッシュバックを提供するアプリです。Rakutenを経由して提携店舗で買い物をすると、自動的にキャッシュバックが受けられます。このアプリは特にオンラインショッピングで人気があり、多くの大手小売業者と提携しているため、幅広い選択肢があります。Rakutenでは、獲得したキャッシュバックはPayPalや小切手で受け取ることができるため、使い勝手も良好です。
Upside
https://www.upside.com
Upsideは主にガソリンスタンドや飲食店での利用に特化したキャッシュバックアプリです。このアプリを使うことで、ガソリンを給油する際やレストランで食事をする際に、事前に指定された店舗を選択し、給油や支払い後にキャッシュバックを受け取ることができます。具体的には、ユーザーはアプリ内でお店を選び、「Claim」ボタンを押した後、実際に給油や会計を行うと、その情報が反映されてキャッシュバックが付与されます。銀行振込やPayPal、ギフトカードなど多様な換金方法も用意されています。日常的にガソリン車を使っている方は、例えば以前紹介したCiti Custom Cash Cardをガソリン用途専用にしてガソリン代の5%のキャッシュバックを得つつ、さらにUpsideでキャッシュバックを得ると、年間にすると結構な額になっているはずです。レストランも同様ですが、必ずしもそこで食べたいお店が参加しているとは限らないので、行きたいお店がオファー出しているかを確認するぐらいのスタンスがちょうど良いかと思います。一方、ガソリンは食事と違ってどこで入れてもガソリンはガソリン、ということでカードとダブルでポイントゲットする習慣がおすすめです。
Fetch Rewards
https://fetch.com/
Fetch Rewardsはレシートスキャン型のキャッシュバックアプリであり、どんな店舗のレシートでも対象になります。このアプリでは、ユーザーが購入した商品のレシートをスキャンすることでポイントが貯まり、そのポイントはギフトカードなどに交換できます。特定のブランド商品を購入するとボーナスポイントが得られるため、日常的な買い物から簡単にポイントを貯めることができる点が魅力です。使い方も非常にシンプルで、レシートをアップロードするだけでポイントが加算されるため、多くの人々から支持されています。レシート1枚あたり2~3セントの価値なので、まとまったポイントを貯めるにはボーナスポイントがつく特定ブランドが自分の購入意欲に合うかどうか、というのはあります。一度試しにインストールして見てみるのが良いかと思います。
他にもIbotta, Shopkick, Doshなど同じようなコンセプトで、その提携先や手法が異なるものがありますので、ご自身の消費行動に合いそうなサービスを選ぶと良いかと思います。デメリットとしては地味に手間はかかることなので、自分のライフスタイルや買い物習慣に合わせて、最適なものを選ぶのがいいですね。こんなのあるの知らなかった、ではなく、知っているけど自分には合わないのでやらない、というのも合理的な選択かと思います。アメリカで他にやることはたくさんありますからね。
ケニー
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