第7回「これを食べなきゃもったいない!アメリカの美味しいもの特集 2」

第7回「これを食べなきゃもったいない!アメリカの美味しいもの特集 2」

アメリカ駐在妻ブロガーが実体験をもとに暮らしのコツをご紹介。

更新日: 2022年10月11日

こんにちは、アメリカ駐在妻ブロガーのミイです。

前回に引き続き、「アメリカに来たからには是非これを食べてみて!」というおすすめグルメを紹介していきます。

アメリカシーフードの王様ロブスター

アメリカの生活にも慣れ、「そろそろステーキにも飽きて来たな・・・」という頃に試していただきたいのがアメリカのシーフードです。

その筆頭はロブスターで、特にお店にこだわりがなければ、まずは大手のシーフードファミレスRed Lobsterに行くのがおすすめです。アメリカでシーフードレストランというとちょっとお高い印象がありますが、Red Lobsterはそこまで高級すぎず、小さな子供連れでもあまり気を遣わずに食事を楽しむことができます。

どうせならチェーン店ではなく地元の人気店で!という方は、「Best seafood near me」と検索してみると良いでしょう。メイン州などの有名な漁港に旅行に行きがてらシーフードを楽しむのもおすすめです。

ロブスターを使った料理はいくつか種類があり、

  • Steamed Lobster(丸ごとロブスターの蒸し焼き)
  • Roasted Lobster(丸ごとロブスターのオーブン焼き)
  • Lobster Tail(ロブスターの胴体の部分のみを加熱したもの)
  • Lobster Roll(ロブスターの身が乗ったオープンサンド)
  • Lobster Bisque(クリーミーなロブスターのスープ)

あたりがメジャーで、下に行くほど安価となります。

特におすすめなのが丸ごとのロブスターで、お高くて自分で殻を剥く手間はかかりますが、そのぶん他では味わえない甘みと旨味が凝縮されています。

特に「Live Lobster」とメニューに書いてあるものは、たった今まで生きていたロブスターをその場で調理してくれるという意味で、段違いに甘みが強く美味しいです。なお、このLiveはリブではなくライブと読みます。

Live Lobsterを頼む場合は大きさを選ばせてもらえるのですが、一人で食べるのであれば、ちょっと贅沢して1.5LB(ポンド)くらいで十分かと思います。

なお、丸ごとロブスターを頼むと、殻を剥くための大きなハサミが一緒について来ます。まず頭を取り、比較的殻の柔らかいお腹の側から尻尾に向かって一直線にハサミを入れ、その切れ目からパカっと割ると簡単に身を取ることができます。お店によっては、すでにお腹に切れ目を入れてくれている場合もあります。

アメリカではロブスターにはレモンと溶かしバターが添えられているのが慣例で、ぷりぷりの剥き身にレモンをちゅっと絞り、バターをちょんちょんとつけて頂くと風味が増して美味しいです。私は塩気が効いているのが好きなので、さらに塩をかけたりします。

「どうしても殻を剥くのが面倒くさい!」という方には、殻を半身だけ剥いた状態で出してくれるLobster Tailがおすすめです。やや小ぶりのロブスターの胴体だけ(爪や足がない)のサーブとなり、またLiveではないので味は丸ごとロブスターに劣りますが、手軽に食べられます。Lobster Tailだけだとちょっと量が足りないので、だいたいLobster Tail + Grilled Shrimpといった具合に他の料理とのセットメニューとなっていることが多いです。

なお、Lobster Tailとステーキがセットになっているコースは特にSurf and Turf(海の幸と陸の幸)と呼ばれ大変人気ですが、ステーキはやはりステーキハウスで食べた方が美味しいので、シーフードレストランではエビやサーモンのセットを選ぶことをおすすめします。

Lobster Rollとは、上の2点よりもややカジュアルでお財布に優しいロブスターのサンドイッチのことです。一口サイズに切られたロブスターがゴロゴロ入ったマヨネーズベースのサラダが、ホットドックのような少し甘いパンにてんこ盛りに盛られてサーブされます。ディナーというよりはランチ向きで、海沿いのレストランのテラス席で食べたいメニューです。

アメリカのその他のシーフード

ロブスターに次いでアメリカで食べたいシーフードといえば、

  • Sea Bass(シーバス。高級な白身魚)
  • King Crab(タラバガニ)
  • Steamed Mussel(ムール貝の白ワイン蒸し)
  • Clam Chowder(クラムチャウダー)
  • Shrimp Cocktail(冷製茹でエビ)
  • Oyster(牡蠣)

あたりでしょうか。

シーバスはスズキの一種ですが、日本のスズキよりも脂が乗っており、値段もなかなか張るA級グルメです。レモンソースなどのさっぱりしたソテーで食べることがほとんどで、白身魚がお好きな方は、何かのお祝いのときに小洒落たレストランで食べてみることをおすすめします。

King Crabはタラバガニ、Snow Crabはズワイガニのことで、どちらもカニ専門店で食べることができます。日本でカニ専門店というと、かしこまった料亭のようなイメージがありますが、アメリカのカニ専門店はまるで漁港近くの大衆店のようなワイワイした雰囲気で、なんと料理が透明な分厚いビニール袋にどーんと入って出てきます。

ケイジャンスパイスをふんだんに振りかけられたカニや、輪切りのとうもろこし、ジャガイモが一緒くたにビニール袋に入って提供されるので、私は初めて食べた時は、

「高級なカニにこんな雑な扱いを・・・!?」

と大いに驚きましたが、日本には絶対にない食べ方なので一度試してみると面白いと思います。

まとめ

さて、今回の記事では、ロブスターをはじめとしたアメリカで食べるべきシーフードについてご紹介しました。

本当は、

  • アメリカ南部料理
  • アメリカのダイナー(簡易食堂)

も詰め込む予定だったのですが、字数オーバーで泣く泣く断念・・・ということで、また次回にとっておきたいと思います。

次回もどうぞお楽しみに!


著者プロフィール:
ミイ
駐妻目線のアメリカ生活情報サイトCHEWIFEを運営し、フツウの日本人がアメリカで快適に暮らすためのお役立ち情報を配信。

2020年からはペアレントインストラクターの資格を取得し、アメリカでの出産・育児・幼児教育についても多数の記事を執筆している。

ニューヨークで実際に0歳児と4歳児を育てる母でもあり、いかにアメリカ在住のメリットを生かしてラクに育児できるかを日々模索中。

その他のおすすめ投稿