アメリカ流、バレンタインのススメ!

アメリカ流、バレンタインのススメ!

日本との習慣の違いや意外な起源など、バレンタインデーにまつわるお話です。

更新日: 2016年01月21日


もうすぐ2月です。2月といえば、バレンタインデーですね。

日本でのバレンタインデーは、女性が男性にチョコレートを贈るというのが習慣になっていますが、ここアメリカでは、性別を問わず、夫婦や恋人達がカードやギフトを交換し、愛情を表現し合うのが一般的です。

一説によると、グリーティング・カード会社のマーケティング戦略で、バレンタインデーにカードを交換する習慣が広がったそうですが、日本でも、製菓業界の販促活動がきっかけで、チョコレートを贈るようになったという話を聞きます。

知られざるバレンタインの起源

ところで、バレンタインデーの由来をご存知ですか? 簡易版となりますが、アメリカ人の先生から教わったストーリーをご紹介します。


時は、3世紀のローマ帝国時代に遡ります。時のローマ帝国皇帝クラウディウス2世は、強力な軍隊を組織するのに苦労していました。というのも、軍人として活躍すべきローマ人男性のうち、結婚生活を営んでいる者達は、家族や妻への強い愛情から軍隊に参加したがらない傾向があったからです。

そこで、クラウディウス政権は全ての婚姻を禁止し、この問題を解決しようとしました。しかし、これを不当な行為としたキリスト教司祭のヴァレンティヌス(バレンタイン)は、密かに若者達の結婚を承認し続けました。

それを知ったクラウディウス2世はヴァレンティヌスを処刑、その日が2月14日だったことから、彼の死後200年ほど経過した西暦498年、彼の栄誉を讃え、ゲラシウス教皇により2月14日が聖バレンタインデーに制定されたと言います。

「バレンタインデー」が「愛」と関係があるのは、このような背景があったからなのですね。今でこそ広くイベントとして定着しているバレンタインの起源が、こんな悲劇的な逸話だというのがとても意外です。

男性も頑張るのがアメリカ流?!

せっかくなので、アメリカ赴任中のバレンタインは、アメリカ風に過ごしてみるのも良さそうです。男性の場合は、奥様や恋人に、女性の場合は、旦那様や恋人にメッセージを添えたカードをプレゼントしてみてはいかがでしょう?もしくは、お二人で特別な時間を過ごす、というのも素敵ですね。

日本では、男性は専らチョコレートを受け取る側ですが、アメリカではむしろ男性の方が愛情表現に積極的です。 いつもと違うバレンタインデーを演出してみてはどうでしょう。

ところで、日本には義理チョコという独特な習慣もあります。この由来は不明ですが、日本人ならではの、周囲を慮る心遣いから派生したのでしょうか。

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