生木のクリスマスツリーを飾ってみよう!

生木のクリスマスツリーを飾ってみよう!

日本ではなかなか体験できない!?生木のクリスマスツリーの購入手順をご紹介。

更新日: 2016年12月12日

クリスマスシーズン到来!

ハロウィンが終わると、一足早くショッピングモールやお店ではクリスマスツリーが飾られ始めていました。それと同時に、町を運転していると、白いテントがポツリポツリ登場、リスマスツリーの販売所が商品となる木を運び入れ、準備を始めていました。

そして、サンクスギビングをお祝いするターキーを食べ、ブラックフライデーのショッピングイベントが終わると、各家庭でもいよいよクリスマスツリーの準備がスタート、聞くところによると、どうやら毎年アメリカではなんと2,500~3,000万本の生木が販売されてるそうです。

その数の多さを聞くと「そんなに木を切って、森林伐採は大丈夫!?」と心配されると思いますが、実はそれらのクリスマスツリー用の木は専門の農家の方々が育ててるとのこと。オレゴン州、ノースカロライナ州、ミシガン州、ペンシルベニア州、ウィスコンシン州、ワシントン州を筆頭に約15,000軒の専門農家がおよそ3億5,000万本もの木を生産しているそうです。

平均のクリスマスツリーの高さは、6~7フィートで長いものは15年の歳月をかけ育て、平均は7年で出荷されるそうです。そして、スーパーや大型ホームセンターの駐車場等に白いテントが登場しクリスマスまで毎週フレッシュな木々が運び込まれ、販売されます。

クリスマスツリーを購入してみました

今回、筆者が購入するため訪れたのは、Home Depotの駐車場。
サンクスギビング明けの日曜の午後だったせいか、多くの人々で賑わっていました。
ツリー以外にもこんなにかわいいクリスマスにまつわる商品がいくつか置いてありました。

それでは早速、クリスマスツリーを購入するまでの流れをご紹介します。

まずは木の高さと種類をサンプルを見ながら選びます。クリスマスツリーはもみの木と思っていましたが、実はいくつも種類があり、特徴や購入者の好みがあるようです。

高さと種類を決めた後に、該当のコーナーから木を選ぶのですが、紐で巻かれて大量に置いてあるので、どれにしたら良いか迷ってしまうほど。

周囲を見ていると、紐をほどき、枝を広げ、枝が左右対象か、葉が隙間なく十分に全体的にあるかなど、自宅で飾った時をイメージさせながら、意見交換をしているようでした。筆者も見様見真似で木を選び、次は会計の列へ。その木をネジで留め、立たせ、水を入れることができるクリスマスツリー専用の専用容器も購入。

そして、レシートと購入した木を台車で押しながら次の列へ。その先には、チェーンソーを持った作業員がいて、どうやら幹を少し切り落としてもらい、水の吸い込みを良くするための作業を行っていました。

さらに、車に乗せ家まで運びやすいように、木をネットに入れてもらい購入完了。

そして、アメリカに来て初めて見た時にびっくりした、このシーズンならではで、よく見かける光景、“車の上に大きなクリスマスツリー”になるわけです。

クリスマスツリーにも種類がある!?

クリスマスツリーにもいくつかの種類があると先にお伝えしましたが、筆者が訪れた場所では、Douglas fir、Noble firという種類が人気で、高さも5フィートからラインナップされていました。

Douglas firはお値段もお手頃で、形が三角錐、葉がとても多く匂いも良いそうです。

もう一つのNoble firは葉が多くても枝と枝の間にスペースがあり、枝も強いので、重くて大きなオーナメントを飾る場合に、見栄えもよく、おススメです。
同じ高さの木でもDouglas firと比べお値段は約$15アップ。

どれも背が高い木々なのでなかなかの重労働ですが、飾り付けをイメージしながら、楽しいクリスマス準備の光景でした。
家で飾ったツリーはフレッシュなツリーならではの香りもクリスマスまで楽しめます。

クリスマスツリーの後片付け

クリスマスツリーは飾るだけでは終わりません。そう、後片付けです。

ホリデーシーズンの大役を果たしたツリーは、数多くのリサイクルプログラムがあり、ゴミ回収の際に無料で回収をしてくれるプログラムもあります。着飾ったオーナメントや電球を取り外し、年末から年始にかけての指定の日時に置いておくと持って行ってくれます。約一ヶ月にわたり、ホリデーシーズンを楽しませてくれるフレッシュツリー、アメリカならではで是非おススメです。


日本では、なかなか飾る事が少ない生木のクリスマスツリー。せっかくアメリカにいるので1度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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