日米単位の違いあれこれ

日米単位の違いあれこれ

アメリカ生活でよく使う単位についてポイントをまとめました。

更新日: 2024年01月01日

アメリカ生活を始めて、日米のギャップを感じる場面は人それぞれあると思いますが、まず戸惑うのが「日米の単位の違い」ではないでしょうか。

日本では、世界標準である「メートル法」が使われますが、アメリカでは「ヤード・ポンド法」が物を計る基準になっています。

Wikipediaによると、「ヤード・ポンド法」を採用しているのはなんと全世界でアメリカ、ミャンマー、リベリアのみだそうです。さらに、リベリアとミャンマーは世界基準に合わせて「メートル法」に移行中とのことで、「ヤード・ポンド法」を使っているのはついに全世界でアメリカのみになってしまうようです。

そんな独自路線をかたくなに貫くのがアメリカ。そんなアメリカで暮らし始めた身としては「壕にいれば壕に従え」という事ですこしづつ慣れていくしかないですね。

という事で、今回は特によく使う単位をまとめてみました。

それぞれ覚えやすいようにポイントを書いてみましたのでご参考にされて下さい。

長さ・距離の単位

USA JAPAN
1インチ(inch/in.) 2.54センチメートル
1フィート (Feet/ft.) =12インチ 30.48センチメートル
1ヤード(Yard/yd.)=3フィート 0.91メートル
1マイル(mile/mi) 1.6キロメートル
2inchは大体5cm、3mileは5kmと覚えると楽です。また、身長もフィートで測りますので、155cmの人はちょうど5 feet位、160cmの人は5 feet 2 inch (5’2”と書きます)と、5cmきざみで2 inchづつ増えていく計算になります。

重さの単位

USA JAPAN
1オンス(ounce/oz.) 28.3グラム
1ポンド(Pound/ld.)=16オンス 453グラム
重さはオンスとポンドで表します。1ポンドは大体450グラムです。 スーパーなどに行くと良く「$5/lb」 といった表示を見ますが、これは1ポンド当たり5ドルという意味で量り売りの食品に使われます。

また、ステーキレストランなどのメニューではお肉の量をオンスで表示してあるので、8 oz.は226グラム、12oz.は約340グラム程度と換算するとボリュームがイメージできますね。

温度の単位

(気温)
USA JAPAN
5ファーレンハイト(華氏/°F) -15セルシウス(摂氏/°C))
14 -10
23 -5
32 0
41 5
50 10
68 20
86 30
104 40
華氏(°F)と摂氏(°C)はなかなか混乱する単位のひとつです。なぜなら、換算式がとても複雑なのです。気温の場合は °F÷2-15が大体℃になるという計算の仕方も聞きますが、感覚がつかめるまで時間がかかりそうですね。

冬場などで「Single」というと華氏で一桁台まで気温が下がるという意味になり、上の表で見ると外出にはかなり勇気のいるレベルの寒さという事がわかります。

ちなみに体温ですと、摂氏の平熱は大体36.5°C~36.8°Cといわれていますので、華氏に換算すると97.7°F~98.2°F位が平熱。華氏100°Fを超えるとなると熱がかなり高くなっている状態です。

量の単位

USA JAPAN
1オンス(ounce/oz.) 29.5ミリリットル
1パイント(pint)=16オンス 473ミリリットル
1クォート(quart/qt)=2パイント 946ミリリットル
1ガロン (gallon/gal) =4クォート 3.78リットル
容量を測る単位もオンスですが正確には「fluid ounce」とよばれ、略号で「fl oz」と表示されます。 水1オンス(fl oz)の重さはほぼ1オンス(oz)です。また、お鍋を買うときなどの容量はクォートで表示される事が多いですが、1クォートは大体1リットルと覚えておくと作れるお料理の量もイメージしやすいですね。
いかがでしたでしょうか。 今回ご紹介した単位の覚え方はあくまで目安ですので、皆さんの覚えやすい方法を是非探してみてください。また、最近はスマートフォンでもコンバーターのAppが沢山出ていますので、使いやすい物をダウンロードすることをおススメします!

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